1月31日に遅れに遅れていた新潟をベースとする新規航空会社トキエアの初便が就航した。新潟空港発札幌丘珠空港行で、機材は、72人乗りのATR72-600というターボプロップ双発機である。当面2機で、新潟-札幌(丘珠)間を1日2便、週4日運航するようである。冬場の寒い時期の運航開始で、天候不良等も心配されたが、初便は無事71人を乗せて札幌に到着したようである。ニュースによると新潟県知事を迎えて、初便セレモニーも行なわれたようである。新規参入航空会社としては、2017年のエアアジア・ジャパン以来6年振り、独立系航空会社としては、フジドリーム以来15年振りである。新潟-仙台線、神戸線や新潟-佐渡島も検討されているようである。
個人的には、1998年のスカイマークの初便以来、11社の国内線新規参入航空会社のすべての初便に搭乗してきたので、今回も搭乗計画を立てたが、小型機であるため、発売開始1分で満席となり、残念ながら予約を取ることができなかった。今までも、初便搭乗は、人気があり、予約を取ること自体が至難の業となっているので、やむを得ないところである。予約が取れたとしても、東京から新潟までの新幹線代と札幌から東京までの飛行機代に宿泊ホテル代も考えると、物凄い高額の旅行となるので、自分の体調や資金や冬場の天候不良も考えると、無理しなくてよかったと考えている。ひとまず就航が開始されたので、おめでたいところであるが、新潟=札幌間の需要がそんなにあるのであろうかという印象がある。航空事業はもともと儲かる産業ではないし、昨今はLCCの参入で航空運賃が物凄く下がっているので、経営的には心配材料だらけである。日本に参入したLCCは各社とも経営的に苦しい道を歩み、生き残りのための再編が繰り返されている。今回のトキエアは、小型機運航なので、すぐに厳しい経営環境に直面すると懸念される。いかに地方の需要を取り込めるかが生き残るカギとなりそうである。
Yahooニュース: https://news.yahoo.co.jp/articles/565621e70f54906e86d40b837f83f12ef94c54af
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