五輪組織委が日本看護協会に対して「約500人の看護師を大会スタッフとして動員しろ」と要請していたことを、25日に「しんぶん赤旗」がスクープした。このスクープは時事通信も取り上げ、翌日テレビでも紹介するほどインパクトがあった。新型コロナの感染拡大を受けて看護師不足が懸念されているが、そこにワクチン接種も重なり、間違いなく医療体制は逼迫状況にある。そんな医療崩壊が迫っている中でも、医師や看護師を五輪に投入してほしいというまさに狂気の沙汰ともいえる無謀な要請である。しかも、要請書によると5日以上、制服貸与、交通費貸与等で選手村等でのボランティアの可能性もある。国民の命より、五輪の方を優先していると感じるのは自分だけであろうか?
ここに至っても、菅首相も都知事も組織委も、全国で医療崩壊を起こし、国民の命を危険に晒しても五輪開催の方針を変えようとしないのは万死に値する。医療従事者はおろか国民の大半がまだワクチン接種できていない現状でも、五輪選手にはワクチン接種を優先し、毎日PCR検査を行って、安心・安全な大会を目指すというから開いた口がふさがらない。国民の命より五輪ファーストは勘弁してほしい。どうして、誰も日本政府の暴走を止められないのであろうか?太平洋戦争の軍部と同じ構図のような気がしてならない。
一月万冊(4/26)命のためにも五輪中止!: https://youtu.be/zT9SVWfIiH8
リテラの記事(4/26)国民の命より五輪ファースト: https://lite-ra.com/2021/04/post-5865.html
日本共産党のチャンネル(4/26): https://youtu.be/2l_a8CWmha0
朝日新聞デジタル(4/30): https://www.asahi.com/articles/ASP4Z669QP4ZULFA00S.html
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