1994年に名古屋空港で中華航空機が墜落し、乗員・乗客264人が死亡した事故から26日で27年を迎えたという記事が目にとまった。当時、東京で勤務していたが、1989~1991年に名古屋に勤務していた経験があったため、急遽、事故処理対応の応援にかけつけることになった。当時、中華航空のチェックイン等の地上業務を関連会社が受託していたため、お客様対応の応援体制が必要となり、現地の事情に詳しい者が動員されたものである。
現地に行くとまさに大混乱状態であったが、近くの体育館に設けられた遺体安置所に遺族を案内する仕事の手伝いをすることになった。体育館には黒焦げになった遺体が並べられ、そこに身元確認のため、遺族の方々を案内するという業務だったので、大変つらい仕事ではあった。その光景は今でも目に焼き付いているが、やはり東京から応援に来ていた知り合いの中華航空のスタッフに比べたら、まだ気が楽であった。それにしても事故の悲惨さを目の当たりにした貴重な体験であった。
あれから、もう27年という新聞記事を読んで、時の流れを痛感する。まさに、Time flies.である。コロナの関連で、慰霊の式典が2年連続で中止となったと報じられているが、心が痛む思いである。最近、羽田に着陸する飛行機が我が家の上空を飛び交う日が増えているが、事故だけは絶対あってはならないと祈るばかりである。
朝日新聞デジタルの記事:
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