浪漫飛行への誘(いざな)い

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スポーツの世界の国と地域

2024年02月23日 21時44分41秒 | スポーツ

 

今、プサンで開催されている世界卓球もベスト4が出揃い、日本は男子が準々決勝で中国に敗れたが、女子はルーマニアに勝ち、銅メダル以上が確定した。準決勝の相手は、香港となり、スポーツの世界ではよくある組み合わせだが、今の中国の政治体制を思うと、ちょっと違和感を覚える。香港は、昔から、一つの地域として認識されているが、今や時代は変わって、完全に中国に統合され、政治的にも自治性は全くないのに、スポーツの世界ではいまだに一つの地域として認められているのは何か変である。

英語では、国はCountry、地域はTerritory と称し、オリンピックはじめスポーツの世界では、中国とは別に、香港をTerritory として別扱いしているが、そろそろ見直すべき時期に来ているのではないかと感じる。自分が係わっていた陸上競技の世界で、地域として認められているのは、例えば、ジブラルタル(イギリスとは別に)、プエルトリコ(アメリカとは別に)、香港とマカオ(中国とは別に)他に多々あり、オリンピックもほぼ同じ概念である。スポーツといっても、サッカーやラグビーなどは、イギリスという国ではなく、スコットランド、イングランド、ウェールズという地域単位が認められているので、必ずしも一律ではないが、スポーツの世界ではほぼ共通して、香港を独立的に、一つの地域として認めてきているのである。

しかし、習近平体制では、中国は香港の自治を認めていないのだから、今となっては、一つの地域として認める必要はないと思う。香港にとっては不幸なことだが、香港の民主化は完全に弾圧されていることから、スポーツの世界でも見直されるべきであろう。今回の世界卓球で、日本は香港に完勝し、決勝は日本対中国となったが、もし決勝が中国対香港となったら、同じ中国人同士なので違和感満載となるところであった。香港の選手は、中国に対しどういう印象を持っているのであろうか?

また、台湾は中華民国という言葉は使えないので、スポーツの世界では、Chinese Taipeiという名称で独立的に参加を認められている。政治的には微妙な世界であるが、スポーツの世界では、オリンピックはじめ、この名称が一般的に使われている。香港、マカオの場合は、昔は良かったと思うが、今や時代は変わっているので、一つの中国とみなされても仕方ないのではないか?もし、それに反対するなら、中国は香港の民主的自治を認めるべきである。

 

 

 


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