1月18日に朝日新聞東京本社にあるホールにて、ワールドマスターズゲームズ2021関西のシンポジウムが開催され、抽選に当たったので、小雪が舞い散る中、出かけてきた。聞きなれないタイトルかも知れないが、2019年の「ラグビーワールドカップ2019」、2020年の「東京2020オリンピック・パラリンピック」そして2021年の「ワールドマスターズゲームズ2021関西」と、3年連続して大きな国際スポーツ大会が日本で開催されるのである。ほとんどの人がまだ知らないのではないかと思うが、この2019-2021をGolden Sports Yearsと名付けており、ワールドマスターズ大会は、その締めとなっているのである。
ワールドマスターズゲームズとは、1985年に第1回大会がトロントで開催され、4年に一度開催される概ね30歳以上なら誰でも参加できる世界最大級のスポーツ大会である。関西大会は、節目の10回大会で、2021年5月14~30日に、35競技59種目が実施される。関西となっているが、会場は広域で種目によって福井、滋賀、京都、大阪、兵庫、奈良、和歌山、鳥取、徳島の各府県で開催されるという。コンセプトは、「世界」x「年齢」x「スポーツ」x「する」で「見る」スポーツから「する」スポーツを謳っており、生涯スポーツの国際オープン大会と言える。世界各国から2万人(日本から3万人)の選手が参加することを目標にしているとのことである。かってのトップアスリートも参加するので、とても面白い交流もできるという。もちろん障害者対象の競技もある。
シンポジウムは、自らも大会に参加している神戸大学大学院の長ヶ原誠教授の基調講演の後、パラスキーで有名な大日方邦子さん、フィギュアスケートで有名な八木沼純子さん、水泳で有名な松田丈志さんによるパネルディスカッションも開催され、聴衆を魅了していた。まだ、東京地区では、あまり知られていないような気がするので、このようなシンポジウムとかテレビはじめマスコミ露出を積極的にやっていく必要がありそうである。
なぜこの大会のことに関心があるかというと、現役時代に、陸上競技のマスターズ大会(30歳以上100歳台まで)に関わっていたことがあるからである。アジアのマスターズ大会に4回、世界のマスターズ大会に1回、役員としての参加経験がある。5歳刻みの年齢カテゴリー別の競技会あるが、ゼッケンに年齢が表示されるので、一種独特の雰囲気と感動がある。さらに、2009年の第7回大会を滋賀県に誘致しようという招致活動の一部をお手伝いしたこともある。結果的には誘致は失敗に終わり、オリンピック経験のあるシドニーで開催されたが、どういう大会であるかはよく理解している。2003年に滋賀県大津市で招致活動の一環として行われたシンポジウムにも役員として参加したことがあるが、当時のプレゼンターは今は亡き木原光知子さんで、ワールドマスターズゲームを主催するIMGA(International Masters Games Association)のカイ・ホルム会長(今も会長)他何人かの役員も出席していた。ドイツから来た役員はよく知っていた人だったので、東京での観光案内のお手伝いもさせてもらった。
個人的には、卓球なら参加できるかも知れないが、ボランティアとか何かお手伝いできることがあれば関わりたい気持ちもある。先着順で、30歳以上なら誰でも参加できる国際大会なので、興味ある人は参加してみてはどうでしょうか?スポーツを通じて貴重な経験ができること間違いなしである。
紹介YouTube: https://youtu.be/loxHk02pS64
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