7月5日のBSテレ東の「武田鉄矢の昭和は輝いていた」は裕次郎の生誕90年記念特集として彼の人生の軌跡と魅力に迫る2時間スペシャルが放映された。彼は日本人が最も愛し、生誕90年を迎えた今もなお人々の心に存在し続ける唯一無二の存在である。
番組では、裕次郎と共演した俳優の八名信夫、小野武彦氏をスタジオゲストに招き、撮影秘話や驚きの素顔も紹介された。俳優として、歌手として、そして映画のプロデュサーとしての裕次郎にあらゆる角度からスポットを当て特集してくれた。 誰もが知る名作ドラマ「大都会」「西部警察」、そして日活と東宝の共作となった傑作映画「黒部の太陽」(昭和43年)などの制作秘話や数々の名シーンもふんだんに紹介された。
また、 兄慎太郎原作の映画「太陽の季節」で端役で銀幕デビューし、次の「狂った果実」では主役を務め、女優の北原三枝(後の奧さん)と共演した。この映画では歌手としてもデビュー した。その後も映画スターとして、歌手として大活躍し、昭和38年に石原プロモーション設立し、映画の製作を始め、資金稼ぎもあって昭和41年から歌手として全国ツアーもやったそうである。
また、チェット・ベイカーというアメリカの歌手の歌声の魅力にひかれtことが甘い歌声の原点となったことやエルビス・プレスリーとの共通点なども紹介された。裕次郎の魅力は「礼儀正しさと不良っぽさ」であることのようである。個人的にはあまり映画は見ていないので、歌手として裕次郎の印象が強いが、好きな曲も多い。「銀座の恋の物語」や「夜霧よ今夜も有難う」などの有名なヒット曲の他に個人的な好きな曲をあげてみると、北海道シリ-ズとして「恋の町札幌」「ポプラと私」「北の旅人」、空港シリーズとして「青い滑走路」などで、なかにし礼の作詞による「わが人生に悔いなし」は、人生歌として感動的で、座右の銘にしている。52才の若さで旅立ってしまったが、今生きていれば、90才ということで時の流れを感じる。
「わが人生に悔いなし」: https://www.youtube.com/watch?v=gFdMJIOSwlE
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