現在、健康保険証を廃止して、マイナンバーカードに一本化する「マイナ保険証」をめぐり、政府方針の問題点がマスコミでも大きく取り上げられて、議論を呼んでいる。ついに、申請・交付の方針を転換し、安全性を担保していたはずの「暗証番号」を設定しなくても、マイナ保険証として利用できる措置を打ち出した。ますます、現行の保険証を廃止する意味が分からなくなってくる。
また、2024年末を目途に、運転免許証もマイナンバーカードと一体化する方針が打ち出されており、これまた議論を呼んでいる。希望者のみとの報道もあるが、運転免許証での本人確認廃止という政府方針は猛反発を受けている。もし万一、本人確認のマイナンバーカード一本化なんかを実施したらとんでもないことになる。マイナンバーカードを紛失し、再申請する場合、どうやって本人確認をするのであろうか?マイナンバーカードに一本化してしまったら、紛失時の本人確認ができなくなってしまうので、一本化はどうみてもあり得ない。マイナンバーカードが様々な機能を持つと持ち歩く頻度も増えるので、紛失する可能性も大きくなる。紛失したらどうしたらいいのか?どうやって本人確認するのであろうか?政府は、マイナンバーカード一本化方針を根本から見直すべきである。河野大臣も岸田政権も、マイナンバーカードでこける可能性も出てきた気もする。
日刊ゲンダイデジタル(7/5): https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/325546
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