家のすぐ近くにある小学校が長らく改築工事をやっていたが、最近、完全竣工した。相当長い間、改築に時間がかかったが、遅れた要因は工事中に昔の遺跡が出土したことである。学校の設立は1874年というから長い歴史を持つこともあり、改築中に歴史的遺物がいろいろ出てきたが、その保存等でそれなりの手続きが必要であったようである。出土品については、何年か前に一度、近隣住民に対し、公開するイベントもあった。土器のような先史時代のものから江戸時代のものまで多種多様なものが出土していた。
昨年には建物が竣工したようであるが、周辺の工事がすべて完了したのは今年になってからである。旧東海道品川宿に位置していることもあり、外観は学校らしくなく、江戸情緒を生かした雰囲気を持つ建物となっている。回りの雰囲気を壊すことなく旧東海道品川宿のまちづくりと一体となっている感じで歓迎される。入口を見るかぎり、学校とは思えない雰囲気である。
品川宿では、江戸時代の雰囲気を取り戻そうと、旧東海道を石畳みにしたり、お店のシャッターに浮世絵を描いたり、街道沿いに松の木を植えたり、お休み処を整備したり、歴史的史跡を保存したり、地元の人達が様々なまちづくりに力を入れている。江戸時代から続いているお店や神社・仏閣も多く、見どころも多いので、ウォーキングで品川宿めぐりをしている人も少なくない。江戸時代に参勤交代に使われた旧東海道なので、歩いていると江戸時代の風景が目に浮かぶようである。
写真は、旧東海道に面した校門
品川宿の神社・仏閣 : https://youtu.be/KSYZ023NGUs
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