本日(7月13日)、テレビを見ていたら、「音楽の日」2019として、TBS系列で長時間の生放送番組をやっていた。てっきり、今日が、「音楽の日」と思いきや、単に番組のタイトルであった。調べてみたら、2011年の東日本大震災に関連し、「一つになって歌の力でニッポンを元気づける」ことをコンセプトに第1回の音楽番組が始まり、その後、毎年、7月中旬頃に生放送で開催されているようで、今年は第9回とのことであった。今年のテーマは、「汗」ということで、8時間近くにわたって、100組を超えるアーティストが熱い熱唱やパフォーマンスで日本中にエールを贈っていた。長渕剛の「乾杯」の大合唱で、ピークに達していた。
とても全部通して見るほどの元気はないが、ちらちら見る限り、テーマをしっかり据えて大いに盛り上がっているように見えた。知っている曲も多く、それなりに惹きつけられるものがあるが、我々世代にはちょっとついていけない感もある。人生模様に思いを馳せながら、番組中に急に思い出したのは、AKB48の「365日の紙飛行機」という曲である。2017年の人生応援ソングで、AKB48の山本彩さんが歌っているが、歌詞が実にいい。あの秋元康さんの作詞であるが、人生を紙飛行機にたとえ、人生の妙をうまく表現しており、とても気に入っている。歌詞の内容にまったく同感するので、聴いていると胸にジーンと響く。
一番好きなところは、
「人生は紙飛行機 願いを乗せて飛んで行くよ 風の中を力の限りただ進むだけ その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ さあ心のままに365日」
人生100年時代とか言うけれど長生きすることだけが幸せであるなんていうことはない。若くして、いろいろな事情で人生を終える人がいるかも知れないが、だから不幸せということにはならない。その人の人生において、どんなことをどんなふうにやってきたかが一番大切である。まさに、「その距離を競うより、どう飛んだか、どこを飛んだのか、それが一番大切なんだ」ということである。「しあわせはいつも自分のこころがきめる」と相通じるものがある。自分なりにどうやってきたか、これからどうやっていくかが大事だと考えている。やりたいことを好きなように自由にできたら、別に長生きできなくても満足できると確信する。自分のこころが決めるのである。親鸞聖人の教えも同じではないかと勝手に解釈している。元気が出ない時、一人ぼっちを感じる時、思い通りにならない時は、歌詞を噛みしめながら、この応援ソングを聴いたり、歌ってみたい。
365日の紙飛行機:
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