イボタロウムシ
前に投降したイボタロウムシの付いているマルバアオダモの茎です。今回upしたのはこれでイボタ蝋を作ろうと思い立ったからです。
茎からイボタロウムシの蝋物質を取り外します。
ここで気が付いたのですが抜け殻のカスが芥子粒のように残っていることです。これは若しかすると真っ白な蝋は無理かも??
7cm×5cm程の大きさが集まりました。本来名前が付いたのはイボタノキに多く発生するからイボタロウムシと付いたようです。で、漢字表記を見るとキラキラネーム真っ青のこんな漢字です「水蝋樹」これでイボタノキって読むんですよ。どう間違っても読めませんけど・・・さらに蝋を取って出来た蝋は「水蝋蝋」イボタロウとなります。
100均で灰汁取りの網を買ってきました。ここにイボタロウムシの抜け殻(蝋部分)を入れて上から80℃くらいのお湯を掛けます。すると水を張ったボールに落ちて直ぐに固まります。この行為を行って初めて、漢字表記に妙に納得した次第です。まさに水蝋なんですよ。しかし問題が2つ、1つ目は灰汁越しでは目が粗い。2つ目、抜け殻が網を通り越すこと。次回チャレンジするなら成虫が抜ける前にイボタロウムシを採ってこないといけない事です。
水の上に落ちた蝋部分を掬い取ってこの状態です。凡そ親指の爪くらいの大きさですがまだ水分を含んでいるがゆえに大きいのでしょう。ロウソクにしたら爪に火を点すくらいにしか生りませんが、それなら日常やって居る事ですから、わざわざイボタロウを取らなくっても・・・でも挑戦できるなら再挑戦してみたいものです。