ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

狂気

2012-12-04 22:30:24 | 日記

人ってこれほどまでに残酷になるというのは、一体なんなのだろう。

温和だったひとも、戦争や、環境によって、残忍なことを平気でするようになるらしい。

ある実験で、

普通の人をふたつのグループにわけて、

一方は、囚人、もう一方は、看守の役にして過ごさせたら、看守役は、囚人を虐待したり、

偉ぶったり、囚人は、びくびくと看守役のことを見るようになったりし、

模擬の関係を続けることが極度に困難となり、中止に追い込まれた事態に至ったことがあるといういう

実験のことを、何かで聞いたことがある。

人は、環境に順応(ヒトには限らないことかもしれない)していく遺伝子があるのかもしれない。

置かれた環境のなかで、生き抜いていく。

民を束ねていく。

平定させる。

そういう、さずかったかもしれない役割を全うさせるための、手段は、生き延びるための知恵かもしれない。

そして、そのなかには、親、兄妹、親戚などへの容赦のない仕打ちともなっていくのかもしれない。

平和が、人の心をも平和にし、他人への思いやりや気配りにも向き、皆が、住み良くなっていくというものなのかもしれない。

 

あの名将たちの狂気の謎

濱田浩一郎

中経の文庫