ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

仕事

2012-12-19 07:04:48 | 日記

職業に、まつわる貴賤はないと言われるが、心に、もたげる好み、嫌悪感は、否めない。

死にまつわる仕事、江戸時代には、士農工商とか、肉を扱う仕事、金を扱う仕事は卑しい

とされたと聞いたことがある。

人気のある、職業、リクルートで、求人が集まりやすい仕事は、大企業が多く。零細企業は

敬遠されるとか、一時期3kという言葉もはやった。

人の心に潜む、優越感や、劣等感。

他人への差別を、様々な理由を付けることで正当化しようとする。

職業への貴賤もその表れだろうと思っている。

通常は、本人の気の持ちようで、卑下する必要もなく、優越に浸ることも可能。

けれども、好みの仕事につけるか、付けないかは、本人次第とはいかない。

ひしめく就労人口。景気の上向きを望めない経済事情、そうしたなかで、仕事に就けない、ものは、

まだまだ続いている。

人が集まらないと嘆く経営者。人を減らしたいと、リストラを行う経営者。

数ではちょうどに、なるらしいが、職業は、やはり、貴賤がある。

生きていく民族

生業の推移

宮本常一

河出文庫