風化していく戦跡、記憶をとどめ、語り継ぐことの意義は高い。
戦争を知らない世代が2007年に約7割となっているそうな。
いまだに、かつての戦争の真相は、よくわからないが、戦争の悲惨さは、
体験していなくても、感じることはできる。
感じることの出来る世代が、継承して伝えていく努力が必要とされているのではないかと思う。
目達原(めたばる)飛行場跡
「特攻として出発する前日、ピアノを弾いた若者」
のドキュメンタリが『月光の夏』という映画になっている。
2年くらい前だったかテレビでこの映画のことを知った。
まだ、映画をみてはいないが、この本で紹介されている、
文を目にして、鼻がつんとなった。
映画は、野崎昭如氏の「火垂の墓」を見たときのようになりそうで、見る勇気が出ない。
月光を弾きて往きたる特攻の 思い語るか古きピアノよ(上野歌子)
太平洋戦争
忘れじの戦跡を歩く
戦跡保存会 編
講談社+α文庫