ふうせんのホームページ

合唱とパソコンを趣味として、つれづれなるままに、書き連ねます。

月光

2012-12-30 09:05:18 | 日記

風化していく戦跡、記憶をとどめ、語り継ぐことの意義は高い。

戦争を知らない世代が2007年に約7割となっているそうな。

 

いまだに、かつての戦争の真相は、よくわからないが、戦争の悲惨さは、

体験していなくても、感じることはできる。

感じることの出来る世代が、継承して伝えていく努力が必要とされているのではないかと思う。

 

目達原(めたばる)飛行場跡

「特攻として出発する前日、ピアノを弾いた若者」

のドキュメンタリが『月光の夏』という映画になっている。

2年くらい前だったかテレビでこの映画のことを知った。

まだ、映画をみてはいないが、この本で紹介されている、

文を目にして、鼻がつんとなった。

映画は、野崎昭如氏の「火垂の墓」を見たときのようになりそうで、見る勇気が出ない。

 

       月光を弾きて往きたる特攻の 思い語るか古きピアノよ(上野歌子)

 

太平洋戦争

忘れじの戦跡を歩く

戦跡保存会 編

講談社+α文庫