朝のコップ一杯の水があなたを大きく変える!一日をシャキッとさせる水のとり方とは!?【原因不明の腰痛は自律神経が9割】
2022/04/02 22:30
(ラブすぽ)
体がよみがえる『水のチカラ』
●さわやかな気分を体の内側から
人間は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくといわれています。朝起きたとき、喉はそれほどかわいていないけれども、体はプチ脱水状態に。それに気がつかず動き始めると、体の調子が悪いなぁと感じるだけでなく、自律神経にも良くありません。こうした朝のリズムは夜まで影響を与えるため、心因性腰痛の改善のためにも、起き抜けの行動は大事です。
一日をシャキッとさせ、脱水症状を防ぐために行うべき行動は、ズバリ『1杯の白湯や水を飲む』ことです。たった1杯の水は、胃の負担が小さく吸収も良いです。内臓が動き出すことで、交感神経が働き出します。その結果1日の起床後、早めの活動が可能になります。そして、その習慣を続けることで便通や肌トラブル、睡眠にまで好影響が期待できます。水のとり方のルールは2つ。
まず、コップ1杯の水は一気に飲まないこと。たくさんの水分を一気に入れるのは、胃に刺激が強いので、ゆっくりと内臓をいたわりながら起こしていくイメージで飲むといいでしょう。2つめは、冷たい水はNG。常温やぬるめの白湯のほうが胃の負担が小さく、吸収も良いです。1日で1〜2L程度の水を取るように心がけましょう。朝だけでなく、日中もこまめに水分を補給する癖をつけると隠れ脱水状態を防ぎ、自律神経が整うきっかけを作ることができます。
一杯の水があなたを大きく変える
【出典】『原因不明の腰痛は自律神経が9割』
著:小林弘幸/順天堂大学医学部教授 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
順天堂大学医学部教授。日本スポーツ協会公認スポーツドクター。スポーツ庁参与。順天堂大学医学部卒業、同大学院医学研究科を修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、現職。自律神経研究の第一人者として、トップアスリートや文化人のコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。『医者が考案した「長生きみそ汁」』(アスコム)、『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい』(幻冬舎)など、著書も多数。