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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220621/k10013681681000.html サル痘 「国際的な緊急事態」か注視 わかってきたこと 6/21
2022年6月21日 20時29分 サル痘
欧米を中心に報告が相次ぐ「サル痘(さるとう)」。
感染が確認された人は2000人を超えました。
日本国内では確認されていませんが、今後入ってくるおそれはあります。
WHO=世界保健機関は今月23日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断することにしています。
サル痘は、新型コロナと同じような警戒が必要な感染症なのか。
私たちはどう対応していけばいいのか。
わかってきたことをまとめました。
(6月21日現在)
感染が確認された人は2000人を超えました。
日本国内では確認されていませんが、今後入ってくるおそれはあります。
WHO=世界保健機関は今月23日に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にあたるかどうか判断することにしています。
サル痘は、新型コロナと同じような警戒が必要な感染症なのか。
私たちはどう対応していけばいいのか。
わかってきたことをまとめました。
(6月21日現在)
“過去にない異常なふるまい” WHO 緊急事態に該当するか検討へ
「ウイルスが過去にない異常なふるまいをしているのは明らかだ。より多くの国に影響を及ぼしており、協調した対応が必要だ」WHOのテドロス事務局長は今月14日の会見で危機感を示しました。
そのうえで、今月23日に緊急の委員会を開くと発表し、今回の感染の広がりが「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかを検討することを明らかにしました。「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」は、「国際保健規則」に定められた手続きで、「他の国々に公衆衛生上の危険をもたらすと認められ、緊急に国際的な調整が必要な事態が発生したとき」に宣言が出されます。
英語では「Public Health Emergency of International Concern」というもので、頭文字をとってPHEIC(フェイク)と呼ばれ、過去6回、出されています。今回、WHOは各国の専門家を集めてサル痘がPHEICの対象になるか議論します。
サル痘は、中央アフリカなどでは散発的にみられる感染症でしたが、いま、ヨーロッパなどに定着することが懸念されています。
各国の感染状況は
サル痘の感染が確認された患者は増加し、WHOによりますと2022年1月1日から6月15日までに42か国で2103人の患者が確認されたということです。
また、ナイジェリアでは1人が死亡したとしています。