NHKnews
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20220922/1000085043.html 都専門家“新規感染者数減も比率横ばい 増加に転じるか警戒”
09月22日 17時03分
新型コロナウイルスの感染状況と医療提供体制を分析・評価する東京都のモニタリング会議が開かれ、新規感染者数は減少している一方、減少の比率は横ばいになっているとして、専門家は増加に転じることへの警戒を呼びかけました。
都は22日モニタリング会議を開き、都内の感染状況と医療提供体制についていずれも4段階のうち上から2番目の警戒レベルを維持しました。
新規感染者数の7日間平均は、21日時点でおよそ6800人と7週連続で減少しています。
都は22日モニタリング会議を開き、都内の感染状況と医療提供体制についていずれも4段階のうち上から2番目の警戒レベルを維持しました。
新規感染者数の7日間平均は、21日時点でおよそ6800人と7週連続で減少しています。
前の週のおよそ78%で、今月に入り減少の比率は横ばいで推移していて専門家は「今後、新規感染者数が十分に下がりきらないまま増加に転じることに警戒が必要だ」と指摘しました。
新規感染者数を年代別にみると10代以下の割合が29.1%と4週間連続で上昇しているということです。
また、会議では、ワクチン接種によって得られた免疫が時間の経過で弱まっている人が今月以降、増えてきているとの分析結果が報告されました。
専門家は「今後、有効な免疫を保持する人の割合が減少し、人々の行動がさらに活発化する可能性がある。ワクチンの追加接種を迅速に推進していくことが重要だ」と述べました。
モニタリング会議のあと、小池知事は記者団に対し、都民の都内での旅行費用を助成する事業、いわゆる“都民割”の「もっとTokyo」について、来月末まで1か月延長することを明らかにしました。
この事業は宿泊を伴う6000円以上の旅行に対し、1人1泊あたり5000円を、3000円以上の日帰り旅行では1人1回あたり2500円を助成するもので、都は、感染状況を踏まえ今月1日から今月末まで実施するとしていました。