大事な豆
私の日常、3日に1回は休肝日となっている。休肝日の夜は酒の1滴も飲まずに、ご飯や麺類を主食にし普通の食事をしている。普通なので夕食にワクワク、ウキウキすることはあまり無い。その代り晩酌する日はワクワク、ウキウキしている。
「何を食おう、何を作ろう」でワクワクするし、
「ワインにするか、日本酒にするか、ウィスキーにするか」でもワクワクする。
酒の肴にはたいてい決まったものがあり、それはほぼ毎回登場する。晩酌の始まりはビールか発泡酒の類となるが、それを飲む前に少々腹に入れるものがある。すきっ腹にアルコールは体に悪いと若い頃先輩に教わって、それを守っているわけだが、最初に腹に入れるのは豆腐、豆腐は奴豆腐や島豆腐のこともあるが、たいていは厚揚げ。
豆腐は腹を満たしてくれるので主食の代わりになる。だけでなく、酒の肴としても一級品。日本酒に合い、泡盛に合う、厚揚げならワインにもウィスキーにも合う。休肝日の日はゆし豆腐(おぼろ豆腐のようなもの)をおかずにすることもある。豆腐は私の食卓に欠かせないものとなっている。
豆腐の原料である大豆はどうかというと、大豆の未熟果であるエダマメは大いに世話になっているが、ダイズを料理して食うなんてことは滅多にない。料理上手だった母もダイズそのものの料理は無かったと思う。でも、私は作ってみた。味は・・・フツー。
ダイズ(大豆):果菜
マメ科の一年草 東アジア原産 方言名:トーフマーミ、ウウチザー
現在は世界の多くで栽培され、五穀の一つであり、最も重要なマメ科の作物となっている。日本でも古くから栽培され、豆は蛋白質豊富で食用となり、味噌・醤油・豆腐・納豆などの原料になり、豆から採れる油は食用になり、工業用としても利用される。
葉はマメ科に多い三出複葉、マメ科に多い蝶形の花を束状につけ、長さ5センチほどの莢果となる。品種が多くあり、各地で土地に合った品種が栽培されている。
シマダイズ(島大豆):果菜
マメ科の一年草 東アジア原産 方言名:トーフマーミ、ウウチザー
古い時代に全国に広がったダイズ、沖縄にも「下大豆」などの在来品種があったようだが、それらは小粒であることが特徴とのこと。島豆腐や味噌作りに利用されたとのこと。昔は盛んに栽培されたようだが、現在ではほとんど作られていないとのこと。
記:2018.8.4 ガジ丸 →沖縄の飲食目次