心は、青春!

「青春とは、人生の青年期ではなく、向上心を持ち努力を続ける心の在り方!」と言うサムエル・ウルマンの詩に感銘を受け命名。

EOS1Ds-MkⅡのRAWデータとjpgデータ印象

2007-07-29 06:00:04 | 写真
今日は、参議院議員の投票日少しどよんだ感じの朝である。

蝉の羽音がしているので鳴き出す準備をしているのであろうか。次々と地中より現れ脱皮をしているのかも知れない。
本当にうるさくなるので静かな内に投稿しよう!
    一昨年家内が撮った庭の杏に留まる蝉の軍団!


24日にお客様から、一寸古いけどとEOS1Ds-MkⅡのRAWデータとjpgデータが届いた。(今秋にはいよいよMk3と言う噂もあるが現時点では紛れもなく世界最高画質であろう。)この機種のRAWデータとjpgデータを15名ほどの記念写真に使いたいのでとテストプリントの依頼である。

本来はキャノンの純正ソフトで現像するのが最上なのかも知れないが他社との比較などと言うことも考慮して、今回はフォトショップCS2で現像をした。

実際の使用は20×24インチ(50.8×61cm)となるため原寸での比較テストとした。

jpgデータは単独では滑らかな階調と充分なシャドーディテールを醸し出してくれた。
RAWデータを調整して現像、調整して現像と繰り返してデジタルデータを銀塩ペーパーへレーザー光で露光するラムダという機械でプリントをした。

やはり、RAWデータ恐るべし!!
レンズは24~105ミリ、F4とのことだったがこれのピントは特にシャープである。このことと相まってか、6×6cm最高の銀塩カメラと最上のフィルムによるネガスキャンデジタルプリントを越えるシャープさを出してきた。絞りは、F11、焦点距離は60ミリということであったのでレンズにとってもウエルバランスの状態であったのだろうか。 この組み合わせに関していえば、ピントは6×6cm銀塩カメラを追い越したといっても過言ではないだろう。

問題は、顔色の再現。かなり忠実に顔色を再現するためか、顔色がばらばらである。銀塩フィルムでは日本人の顔色を特に重視した製品を使っていたので皆さんが綺麗に再現できた。今回のテストも2年半前、1年半前と同じ印象を持った。

RAWデータは、スーツの色の違いが明快に再現できたこととjpgデータには見られるシャドーノイズの低減にかなり有用と思える。
重箱の隅を突っつくような仕事の中から、次へ繋がる提言が出来ればと各種プリントを30日お届けする予定である。(私見を添えて)