もうチョットで日曜画家 (元海上自衛官の独白)

技量上がらぬ故の腹いせにせず。更にヘイトに堕せずをモットーに。

維新の安定成長に期待

2023年08月01日 | 野党

 7月30日に行われた仙台市議選で維新が新人5人の全員当選を果たした。

 維新の勢力伸長は先の参院選で関東にも及んでいたが、今回の市議選で勢力は遂に白河の関を超えたと報じられている。
 自分も、前々回の市議選で結党間もない維新公認候補に投票し候補者は当選したものの、在職数ヵ月で不祥事のために維新除名・議員失職の事態を経験している。その原因は、偏に急速な勢力拡大に応じ得る人材を持たなかったことにあるようで、擁立候補の多くが政策に賛同して結集したものではなく、単に維新人気を利用せんがための輩であったとされている。
 この辺の状態を、馬場代表は7月26日の講演で「バラバラのメンバー。誰が何を考えているのか判らない「珍獣ランド」だった」と自虐し、自民党幹部は「候補の頭数を揃えるために選考が甘かったのだろう」と分析している。
 来るべき総選挙で維新は全選挙区での候補者擁立を呼号し、公募候補者についても厳格な志向・身体検査を行っているとされるので、単なる維新人気便乗型の不良候補は根絶されていると期待したい。
 また、執行部が「政策での一本勝負」を指示し、野党の従来戦術である対立候補の個人攻撃は行わないことを徹底しているとされるのも好感が持てる。現に立民泉代表の金城湯池である京都3区の候補者も泉批判を一切行っていないとされている。

 維新が直ちに政権を握ることには外交・行政経験と人材の面から一抹の不安を持つものの、更なる健闘と伸長を期待するのは、公明に代わって連立に加わることであり、河野太郎議員・萩生田光一議員を始めとする向背定かでない、腰の座らない自民党議員を淘汰する可能性に期待するからである。
 万が一にも、維新が政権を握ったとしても、民主党政権の様な体たらくにはならないだろうと思う反面、政治を輔弼すべき官界でも前川喜平氏を次官に昇進させた公僕の変質が窺えることから、民主党政権以上の混乱・停滞は覚悟する必要があるようにも思っている。


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