ティツィアーノの「フローラ」を眺めていた。
他の画家にも「フローラ」と題する作品があるが「フローラと聞けば洗剤」の知識しかないので、検索してみた。
Wikipediaによると《フローラはローマ神話に登場する花と春と豊穣を司る女神。ギリシア神話においてはクローリスという名の下級女神(精霊)が西風の神であるゼピュロスによってイタリアに連れて来られ、以後花の女神になったといわれており、これが後にフローラと同一視された》とされ、ローマ神話も《ローマには独自の神話があったが、紀元前6世紀から ギリシアの影響を受けて、ローマ古来の神々をギリシア神話の神々と同一視する「ギリシア語への翻訳」が行われ、ローマ神話はギリシア神話と密接な関係(ほぼ同一?)を持つようになった》と、それぞれ解説されている。
成る程!!、フローラは”花と春と豊穣を司る女神”であれば、画家の感興を呼び起こすし、洗剤(柔軟剤)のイメージにも相応しいものと納得できた。
ティッツアーノ「フローラ」(ウフィツィ美術館蔵)
メルツィ「フローラ」(エルミタージュ美術館蔵)
ベックリン「フローラ」(フォルクヴァンク美術館蔵)
ケラー「フローラ」(個人蔵)
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