五台山カヌークラブ通信

自然豊かな高知で、カヌーに親しむ!

食べる練習

2013-03-14 20:41:45 | 日記
スポーツにおいて体が大きすぎることにより競技成績に影響を与える種目は、特定の競技を除いてはない。むしろ、体が大きいことで優位にたてたりするものの方が多い。カヌースプリントも小さいよりも大きい方が手のリーチが長くなることで、当然有利である。身長が低く、手がやたらと長い人は少ないし、ゴムゴムの実を食べたワンピースのルフィのように、手が伸びることはないから、体格による差は大きい。
と言う訳で、バランス良く栄養を摂取し、食べる量が多い選手は強い。小学生時代は好き嫌いも多く、食事に費やす時間を減らしてでも遊びたい時期。しかし、身長や体重も必要な時期に必要な量だけ栄養を摂取しなければ発育しない。逆に、年齢を重ねると、必要のない脂肪が下腹部周辺に溜まる。情けない腹になる。
何はともあれ、食べる子は必ず良い成績を残す。好き嫌いをなくし、しっかり必要な時期に栄養摂取をし体力を向上させ、練習によって競技成績をあげる。嫌いな物を食べ、多くの量を食べる、「食べる練習」を心掛ける。
目安として、「もう食べれん、無理」と言ってから、茶碗3杯。必ず強くなる。強くならなければ、一つに監督が悪い。自虐

やる気を阻害するもの

2013-03-14 00:42:06 | 日記
帰ってからすぐに宿題をしない、いつも提出期限当日のギリギリまで書類を出さない。私自身にもよくあることだ。人間は往往にして、嫌なことを後回しにしてしまう傾向がある。○○が忙しくて~できない。結果からして、全ては言い訳にすぎない。
では、忙しさの基準を決めるのは誰か?他ならぬ自己である。つまり「できない」、「忙しくて無理」と高い壁を作ってしまうのも我である。現在、乗り越えられない状況下にあると思ってしまうと、それ以上成果は望めない。

やる気を阻害するもの。それは疑いもなく、弱い自己の意志である。ストイックに行動し、自分が感じる「無理の壁」をとことん低く意識できるようになろう。

やらなければならないこと、先延ばししてしまう傾向にある人たちに贈る言葉。自分も含めて。

「明日やろう!は、馬鹿野郎」

物を大切にする

2013-03-12 22:34:37 | 日記
どんなスポーツにおいても、道具は必要です。サッカーではボール、卓球ではラケットであったり、ソフトボールではグローブであったり。カヌーで言えば、パドル、艇、ライフジャケットってところでしょうか。カヌークラブにおいても「パドルをまたがない」、「艇をまたがない、傷つけない」、「ライフジャケットを無造作に扱わない」などルールを決めています。理由はいくつかありますが、一つとして、カヌーは水上スポーツで、練習中に沈(ちん:転覆すること)することもあり、ふざけて活動すると危険を伴います。そんな時、まず自分の安全を守ってくれるのが、浮力のあるライフジャケットや艇、パドルです。自分の命を守ってくれる道具を大切に扱うことは当然のことです。
二つ目に、自分の競技成績を左右する道具に対して敬意を払うことで、物に対する感謝の意識が生まれ、それが人に対する感謝や、チームメイトへの感謝へと発展するからです。もちろん競技に使う道具のみならず、日常生活で物を大切にする意識が、自ずと謙虚な姿勢へと繋がります。
ところで、先日の練習で靴の踵を踏んでいる部員がいました。まずは、「靴が泣いているから、踵を踏まれん」と優しく注意しました。踵を踏めば楽に靴は履けるかも知れませんが、それでは自律できません。楽なことばかりを追い求めると、自分を追い込むことができず、練習も手を抜いてしまいます。結果、競技成績があがりません。まずは小さいことの積み重ねが必要です。
カヌークラブの保護者の皆様方、家庭でもしっかりご指導、ご協力の程よろしくお願いいたします。

和を以て貴しとなす

2013-03-10 17:18:31 | 日記
本日は浦ノ内での陸上練習でした。午後13時より高知県カヌー協会総会のため、9時から11時までの2時間の練習をしました。練習メニューは、ラダートレーニング、ハンドボール投げ、インディアカでした。ラダートレーニングはいろいろな跳び方(ステップ)を3セット行いました。速さばかりに意識が集中してしまう子どもや、跳ぶこと(ステップ)ばかりに気がとられてしまい姿勢を崩してしまう者もいました。リズムよく跳ぶことの重要性を説くのですが、なかなかアドバイスが届きません。「焦らず、リズムよく」が基本です。根気強く指導していきます。
ハンドボール投げは6人を3人3人の2グループに分け、野球のキャッチボールのように全体でパスを30回×3セット(利き手2、利き手でないほう1)やりました。これも、ただがむしゃらにボールを投げるのではなく、相手が取りやすい所に投げることを意識させましたが・・・。
そして、一番苦労したのがインディアカでした。まずは打ち方を3年生、4年生の2グループに分け、約20分間練習させましたが、コツをつかんで打てるようになるまでは、今日のところできませんでした。もっとも、「20分では?」という意見はごもっともですが、指導する側として試合をやるためには、「パスぐらいはできないと」と思いやらせましたが。やってる子どもたちは、喜んではやってましたが。そして、無理やり試合をしましたが、ミスをする友だちを責める者が出てくるは、逆に、当の本人がミスをすれば、当然・・・。嫌な雰囲気が漂っていました。よく言えば、単純に勝ちたいという気持ちがストレートに表れた結果だとは思いますが。
そこで終わりのミーティングでは、自分も失敗することが当然あるのだから、人のミスを責めるのではなく、逆に励ましてあげることの必要性を話しました。それが、チームワークであることを!

まさに「和を以て貴しとなす」。
聖徳太子の十七条憲法の第一条です。みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良いということ。それを時間をかけて指導していくのが、監督の役割なんでしょうね~。私が一番頑張らないといけないんですよね。

「いつやるか? 今でしょう!」

2013-03-09 22:00:27 | 日記
本日はマラソン練習でした。マラソン練習は休日の朝7時30に集合して準備体操、ウォーミングアップを開始します。しかし、本日2名が遅刻してきました。到着したのが、7時31分でしたが・・・
カヌークラブでは集合時間に遅れた場合は連帯責任で、全員でスクワット30回としています。学校が休みで、ゆっくり寝たい気持ちはわかりますが。スプリントカヌーはコンマ何秒を競うタイムスポーツであり、時間にルーズなことは自己に対して甘いことが原因で、より時間を意識し、チームとして連帯感をもってほしいことから、罰として課してます。今後は遅刻した者に対する個人口撃にならないよう、理由をしっかり伝え、分からせていきたいです。きっと競技成績をあげることよりも、人として大事なことに繋がると思います。
ところで、本日の題名、「いつやるか? 今でしょう!」は、東進ハイスクール・東進衛星予備校、国語科講師、林修氏の名言。車のCMでは、「でも」や「しかし」は車の買い時を邪魔する。じゃあ「いつ買うか? 今でしょう!」となってます。何気無いフレーズですが耳に残る上、心にも響く言葉です。人間、嫌なことをついつい先延ばししてしまいます。まだ締め切りに余裕があるから、「今やらなくても」と考え、ギリギリまで何もせず、結局は自分の首を絞めてしまう。「たら、れば」は前述の遅刻と同じで、自分の甘さによる言い訳です。

「いつやるか? 今でしょう!」好きな言葉です。
ちなみに、高知県出身で代々木ゼミナールの英語科、超人気講師の西谷昇ニ氏がよく使う名言もお気に入りの一つなので紹介しておきます。
「負けたら終わりじゃない。やめたら終わりだ」
もともとは、70年代ニクソン・ショックと呼ばれる金どドルとの交換停止を表明した、アメリカ大統領リチャード=ニクソンの言葉だろうと思われます。これも挫けそうになった時に背中をそっと押してくれる言葉です。

ついでに、SEMO(シーモ)のcontinue(コンティニュー)と言う楽曲も前向きになれる曲です。現曲はエドワード=エルガーの行進曲「威風堂々」。

There is no royal road to learning.(学問に王道なし)

2013-03-07 23:14:51 | 日記
このことわざをスポーツの世界に置き換えても、あてはまる。近道なんかは存在しない。
さて、トレーニング理論もいろいろな考え方がある中で、スキャモンの発育発達曲線は有名である。これは、脳の神経細胞の80%が5才頃までに、そして100%となるのが12才という研究報告である。特に12才までをゴールデンエイジとよび、この期間に多種多様なスポーツや遊びを経験することで神経系等が刺激され、中学、高校に向けての運動能力の発達に大きく影響を与えるとされている。しかし、昨今のジュニアスポーツ界を見てみると、幼少期から特定のスポーツのみを経験させることで、偏った能力しか身につけることができない子どもが増えているようである。もちろん、この考え方が決して悪いわけではない。しかし、ゴルフの石川遼選手も小学校6年までスイミングやサッカーをゴルフと並行して習っており、テニスの錦織圭選手もテニスと同時進行で、5才からサッカー、7才からは野球をしていた。今の活躍を見れば、まさにスキャモンの発育発達曲線の理論が当てはまる。もちろんこれもすべてではない。
ところで、運動動作には「押す、引く、蹴る、突く、投げる、走る、跳ぶ、漕ぐ、回す、ひねる」等約40近くの動作がある。五台山カヌークラブも今ゴールデンエイジ真っ只中の児童ばかり。できるだけ、多くの運動能力を少しでも伸ばしてあげたいと思う。インディアカをひょんなことから手に入れた。さっそく日曜日にやらそう!

いつ、何をもってスポーツにおけるゴールとするかは、人によって違う。

There is no royal road to learning.(学問に王道なし) 。スポーツも然り。

変わらなきゃ

2013-03-06 22:22:20 | 日記
伸びる人と伸びない人の違いは何かというと、「吸収しよう」という意欲の差である。小さなことでもおろそかにせず、きちっとやろうとする意識のある人は確実に伸びる。だが、「このくらいのことならいいか」とおろそかにしたり、誰も見ていない時に手を抜いたりしているような人は、結局、たいして成長できない。
『日々、生まれ変わる』~人生に大輪の花を咲かせるための“七つの力”~ より 著:我喜屋 優(がきや まさる)

著者は沖縄興南高校野球部を2010年に春夏連覇に導いた人物である。その指導が、実にシンプル(語弊がないようにしていただきたいが)で、あたりまえのことをあたりまえにやることで成果を残させている監督である。そして、何よりも勝ち負け以上に、人間教育に重点をおいて指導している所も共感できる。いや、その人間味溢れる指導方法は同じ指導者として、大変尊敬できる人物でもある。上述の文書は五台山カヌークラブの子ども達だけでなく、我々大人においても仕事する上で参考になる内容である。
外部から栄養や知識を吸収しなければ、成長できない人間にとって、視野や見聞を広めるために読書は大切である。
我喜屋氏の考えを学ぶ上では、内容的にかぶることもあるけれども『逆境を生き抜く力』もセットで読むと、より考えを深めることができる。
ところで、本日の見出し「変わらなきゃ」は、日産自動車が1995年にイチロー選手(現 ニューヨークヤンキース)を起用したCMでのキャッチコピーである。
本を読まない人は、「変わらなきゃ」!

運命の袋

2013-03-04 22:24:02 | 日記
五台山カヌークラブの陸上練習で部員から絶大な人気を誇る練習メニュー、それが「運命の袋」。
「運命の袋」からチョイスされる指令には絶対に服従しなければならないという、厳しい命令が書かれたもの。全責任は「運命の袋」に手をいれる子どもたち本人に委ねられており、引く時の顔はまさに真剣そのもの。なぜなら、天国と地獄のように内容が違う命令が書かれているからです。
辛い内容のものとしては、「ひいちゃった!残念全員でスクワット30回」や「やった~!腕立て20回だぜ~ ワイルドだろう~」や「ビーバーの大工事じゃないよ!バービ20回」なんかがあります。一方、肉体的には天国ですが、恥じらいをかなぐり捨てなければ地獄になるものとして、「へん顔して~ 。どんだけ~! それだけ。誰も笑わなかったら腹筋20回やってね」や新作として、「『女々しくて』か『フライングゲット』を歌って踊ろう。できんかったら屈伸蹴り20回」などなど。陸上練習メニューの度に「今日は運命の袋はある~」と期待する声が聞かれるほど子どもたちにとっても楽しみの練習みたいです。毎回同じ指令内容なら、子どもたちも飽きると思い中身も数枚ずつ練習の度に見直しています。カードの内容を作る側からしても、子どもたちが飽きずに、しかも喜んで練習に向かうように内容を工夫しなければならず、作る側も実は結構苦労してるんですよね。

あと陸上練習も4月含めて3日。「運命の袋」の活躍も残り少しです。

来年の冬には、みんな学年もひとつあがり成長するので、こんな子ども騙しのような企画じゃ馬鹿にされるかもしれないなぁ~。
「頑張れ、おじさん監督!」と自分に言い聞かせつつ・・・

花粉症

2013-03-03 09:26:01 | 日記
本日はマラソン練習。昨日のハードな練習のせいでしょうか?3人がお休みでした。
今日は走る前のミーティングで、今までの記録を見せ、初めてタイムを意識させた練習をしました。その成果でしょうか、3人中2人がベスト電気でした。4年生のHちゃんは2秒ベスト電気、4年生のKちゃんは17秒の記録更新で初めて8分台になりました。ベスト電気ではなかった3年生のAちゃんも3番目に速いタイムでした。特に、4年生のHちゃんは「足が痛い」や「今日は筋肉痛や」とよく走る前に弱音をはくことが多いですが、なぜかそう言う時に限って記録がいいです。指導者としても、弱音を吐いている時は過度に励ますこともせず、あえてとりあっていません。なぜなら、どのような状況下であっても主体は選手個人の問題であり、体調不良が大事な試合当日という中、いかに自分自身でリカバリーできるかに関わるからです。私の経験上も、まったく疲労感がない体調万全の時よりも、筋肉にやや張りがある状態のほうが記録が良かったです。
特にHちゃんは、花粉症にも悩まされており、多分走る時は苦しいのではないかと思いますが、あえてこちらも「花粉症大丈夫?」とも聞いてません。今日もみんなよく頑張りました。

ところで、昨日より五台山牧野植物園で恒例イベントの「五台山花絵巻」が始まりました。花で高知の郷土料理、皿鉢(さわち)料理を創作したりしています。年々スケールが大きくなっているイベントですし、美しい春の花を鑑賞できる行事です。同じ「五台山」という名を冠に持つ団体なので宣伝しておきます。ただ花粉症の方は、万全の体制で入園しましょう。

とにかく走りまわる

2013-03-02 18:14:12 | 日記
予定通り、池公園で午後2時間の陸上練習をこなしました。今日はウォーミングアップにラダートレーニングをやり、その後「追って、追われて」×3セット、「こおり鬼」×2セット、縄跳びの「横並び正面跳び」、「運命の袋」をやりました。あっと言う間に2時間が過ぎました。
とにかく、走りに走って今日もみんな一生懸命取り組みました。今日の反省点としてはメニューが盛り沢山過ぎてバタバタした練習となり、指導する側がもっと目的を絞って練習計画を立てれば良かったと思いました。
しかし、かなりハードな練習となったことは間違いありません。
明日は、マラソン練習のみ。S&Bちびっ子健康マラソンも2週間後にせまりました。それぞれ、各自の目標を持ち取り組みましょう!

春一番

2013-03-01 19:53:39 | 日記
3月1日は県内公立高校の卒業式。県内4991人が新しい道へと踏み出しました。今回卒業するカヌー部の生徒たちは、男女ともライバル意識を互いに持ち、競争し合った者が多かった学年でした。新しい道で、カヌーで得た経験を財産とし、活躍してほしいです。そして、また高知県のカヌーの普及・発展のために色々サポートしてほしいです。

そして、本日春一番が吹きました。気温も17℃となり暖かい一日でした。明日の練習は初めて池公園で行います。雨により公園の芝生広場がぬかるんでいなければいいですが・・・。池公園では毎週土曜日にはオーガニックマーケットも開催されています。友人も出店していますので、子どもが気に入るものがあれば、それをご褒美に競い合わせてみたいです。明日は、遊びの「こおり鬼」、「追って追われて」、縄跳び、ハンドボール、そして「運命の袋」をやる予定です。

全くカヌーに関係ない話ですが、タイトルにちなんで。
大学時代、みちのくプロレスを東京都大田区体育館だったか?見に行った時に、アントニオ猪木の入場曲で芸人の「春一番」が出てきたこともあったなぁ~。