走行音が「静かすぎて危険」と指摘されているハイブリッド車や電気自動車に、メロディー音や疑似エンジン音を付けることで、視覚障害者らが接近に気付くかどうかを試す体験会が5日、東京・調布で行われた。
低速走行時に人工音を付けるなどの対策を考える国土交通省の対策検討委員会が開いた。視覚障害者ら40人を対象に、研究所やメーカーが試作した「チャイム音」「メロディー音」「疑似エンジン音」など7種類の人工音を車の前方から出し、音に気付いた時に手を挙げてもらった。人工音なしでも接近を試したところ、ある車種の電気自動車では、横を通り過ぎたことに40人中、数人しか気付かなかった。
視覚障害を持つNPO法人理事、鈴木登喜雄さん(66)は「人工音は上品な音が多く、騒々しい街中で気付くか、やや疑問」と話していた。検討委では今後、人工音を出すタイミングや音の大きさなどを話し合う。
低速走行時に人工音を付けるなどの対策を考える国土交通省の対策検討委員会が開いた。視覚障害者ら40人を対象に、研究所やメーカーが試作した「チャイム音」「メロディー音」「疑似エンジン音」など7種類の人工音を車の前方から出し、音に気付いた時に手を挙げてもらった。人工音なしでも接近を試したところ、ある車種の電気自動車では、横を通り過ぎたことに40人中、数人しか気付かなかった。
視覚障害を持つNPO法人理事、鈴木登喜雄さん(66)は「人工音は上品な音が多く、騒々しい街中で気付くか、やや疑問」と話していた。検討委では今後、人工音を出すタイミングや音の大きさなどを話し合う。