ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者に優しい政治を

2009年08月13日 00時57分10秒 | 障害者の自立
詩人 四方健二



 先月21日、衆議院が解散された。各政党、候補予定者は、選挙に向けて奔走していることだろう。しかし、衆議院解散のあおりを受け、いくつもの法案が廃案になったことを忘れないでいてほしい。

  廃案になった法案の一つに、障害者自立支援法改正法案がある。この法案には、現行の障害者自立支援法に基づく当事者負担を緩める内容も含まれていた。

  障害者自立支援法の下では、受けたサービスに対し、当事者である障害者が費用の1割を負担しなくてはいけない。

  障害者が生きていくには、なんらかの支援が必要とされる。重度の障害者となれば、あらゆる面での支援や介護が欠かせない。こうした支援や介護など、全てのサービスに自己負担が課せられているのだ。1割負担であっても、その額は大変重いものになっている。

  私は入院生活を送っている。収入といえるものは月8万円の障害者年金のみ。負担額を引かれると、2万円しか残らない。この金額では、家族からの持ち出しがなければ生活は成り立たない。

  朗読交流会など、私の活動においても、それは影を落としつつある。活動費に年金を充てられないとなれば、その資金までをも家族に依存しなければならない。心苦しい限りだ。

  自立支援法では障害者の就職についても唱えてはいるのだが、それが進んでいる様子は見えない。現実には、重度障害者の就職はほぼ皆無だといえるだろう。授産施設の場合、得られる賃金よりも施設利用費が勝るという事態までもが起きている。

  障害者自立支援法は、聞こえこそいいものの、その実は魅力的な字面とは正反対の内容になっていると言っても過言ではない。

  国の支援が乏しくなることは、障害者にとって死活問題だ。次の政権がどのようなものになるかは分からないが、政治が失った優しさを取り戻してほしいと切に願う。


理解求め手話サークルと討論--神戸 /兵庫

2009年08月13日 00時55分35秒 | 障害者の自立
 聴覚障害者の若者たちが障害への理解を促すキャンペーンをしながら関西各地を徒歩で回る企画「WITH(ウィズ)2009」が10日から始まった。11日は、実行委員の若者たちが神戸市中央区の市青少年会館で学生手話サークル「それいゆ」のメンバーらとディスカッションした。

 それいゆのメンバーは多くが健聴者。障害者と健聴者それぞれの視点から、「聴覚障害者と結婚できるか」「飲み会でのコミュニケーション方法」などを討論した。

 メンバーらは28日まで大阪大や京都府立ろう学校などを訪ね討論。厚労省への要望書をまとめ、ヒッチハイクで提出に行く予定という

シーメンス補聴器、障害者自立支援法対応補聴器「LITE PLUS」2器種を発売

2009年08月13日 00時54分58秒 | 障害者の自立
 シーメンスヒヤリングインスツルメンツ(通称:シーメンス補聴器)は、障害者自立支援法対応補聴器「LITE PLUS」2器種を8月11日から発売した。

 正式名称「障害者自立支援法による補装具費支給制度」とは、身体障害者の聴覚障害のいずれかの等級に該当した場合に、所定の手続きによって補聴器費が支給される制度で、2007年度のこの制度による補聴器出荷台数は、約4万2000台だった(日本補聴器工業会2009/05/20 資料:厚生労働省福祉行政報告から抜粋)。しかしながら、対応補聴器は、求めやすい価格である反面、高性能とはいえず、聴覚障害を持つ人が必要とする補聴器を提供できていなかったと指摘する。

 シーメンス補聴器は、障害者自立支援法のノーマライゼーションの理念に立ち返り、できるだけ性能のよい補聴器を提供するため、今回新製品を発売するに至ったとのこと。今回発売する「LITE PLUS」は、障害者自立支援法対応補聴器として業界で初めて、雑音抑制機能およびハウリングキャンセラーを搭載。またチャンネル数も4chと従来の2倍(同社従来比)に設定し、よりよい聞こえを実現している。

 「LITE PLUS」は、日本全国の補聴器専門店および眼鏡取扱店などで販売を予定している。

[小売価格]
耳かけ型 LITE PLUS P 高度難聴用耳かけ型基準価格:4万3900円
耳かけ型 LITE PLUS HP 重度難聴用耳かけ型基準:6万7300円
(平成21年度基準価格)
[発売日]8月11日(火)

シーメンス補聴器=http://www.siemens-hi.co.jp/

朗読ボランティアで厚労大臣賞…室蘭の斎田さん

2009年08月13日 00時51分53秒 | 障害者の自立
 朗読録音のボランティア活動に長年携わってきた人を対象とした「第39回朗読録音奉仕者全国表彰」(鉄道弘済会、日本盲人福祉委員会主催、読売光と愛の事業団など後援)で、室蘭市水元町の斎田登志子さん(66)が、厚生労働大臣賞を受賞した。

 同賞は、過去5年間の全国表彰者(毎年7人前後)の中から、特に聞きやすく正確な朗読をする人に贈られる。斎田さんは昨年、全国表彰を受けていた。

 斎田さんは、闘病中だった夫の清一さんの介護をしていた1986年、友人に「自宅で出来るボランティアがある」と勧められ、室蘭朗読奉仕者の会に入会した。

 それ以来、毎日午前中は、視力障害者のための図書テープ製作に取り組んでいる。製作するテープは、視力障害者のリクエストや自身の好みで歴史文学が多いという。毎月1冊分を目標に作業を進め、これまでの朗読録音時間は2000時間以上になる。「作者が伝えたいことをくみ取り、正確な発音、発声をするほか、聴く人が、文章や文字をイメージできる“間”をとるようにしている」という。

 斎田さんは「朗読録音奉仕に取り組む後進の励みにもつながればうれしい」と話している。


墓掃除任せて 利用者ら初仕事 長岡京 障害者施設が新事業

2009年08月13日 00時49分49秒 | 障害者の自立
 京都府長岡京市井ノ内の障害者福祉施設「乙訓若竹苑」が、就労継続支援(B型)事業の一環として、寺院や個人のお墓の清掃作業を始めた。利用者らはこのほど、近くの光明寺の協力で、霊園での初仕事に汗を流した。

 乙訓若竹苑では、就労継続支援(B型)事業で、利用者が木工製品などの自主製品作りや企業からの受注作業を通じ、自立訓練に励んでいる。工賃アップや活動の場拡大を目指し、新たな分野に参入することにした。

 スタッフが、光明寺に霊園の清掃を任せてもらえないか相談したところ、寺側が「地域の障害者の方々に役立てるなら」と快諾して仕事を発注。墓参客が集まるお盆を前に、利用者らが、檀家(だんか)から申し込みがあったお墓の清掃に取り組んだ。

 利用者らは、85基の墓石を3日間かけて洗ったり、雑草取りや供花・線香の掃除を実施。初めての経験にも「いい仕事です」と手応えを感じとった。

 今後、乙訓2市1町のお墓や庭の掃除などを請け負っていくといい、きれいになった様子を写真に収めてメールで送付するサービスなども取り入れる。若竹苑は「お客さんにとって大切な場所を掃除させていただくだけに、しっかり務めていきたい」としている。