札幌市豊平区の会社員広井拓さん(35)が、9月7日から韓国・ソウルで開かれる世界障害者バドミントン選手権大会の日本代表に道内から1人選ばれた。14年前の交通事故で左足が不自由になったが中学、高校での経験を生かして数年前に競技を再開。メダル獲得を目指し練習に励んでいる。
事故に遭ったのは24歳の時。オートバイで通勤途中に車と接触、「気絶して一瞬意識が戻ったら足が逆方向に折れていた」。左ひざの関節を失い、曲がらなくなった。
高校卒業後遠ざかっていたバドミントンとの再会は30歳になってから。「コートも狭いし、(障害があっても)できるのでは」と始めた。
左打ちで、健常者なら左ひざを曲げて打ち返すネット前の動きなどに苦労したが、試行錯誤を重ね、右足でブレーキをかけ、曲がらない左足を踏み出す独特のフットワークを習得。昨年11月の日本障害者選手権ダブルス立位下肢3クラスで初優勝。シングルスも同2位に入り、20人が派遣される世界選手権代表に初めて選ばれた。
現在、昼は市内の日本ミルクコミュニティ北海道ロジスティクスセンターで働き、週4回夜間の学校開放などで練習。22日からは東京での代表強化合宿に参加する。
今回は個人の単複と団体に出場予定で「メダルを取って、来年のアジアパラリンピックにも出場したい」と意気込んでいる
事故に遭ったのは24歳の時。オートバイで通勤途中に車と接触、「気絶して一瞬意識が戻ったら足が逆方向に折れていた」。左ひざの関節を失い、曲がらなくなった。
高校卒業後遠ざかっていたバドミントンとの再会は30歳になってから。「コートも狭いし、(障害があっても)できるのでは」と始めた。
左打ちで、健常者なら左ひざを曲げて打ち返すネット前の動きなどに苦労したが、試行錯誤を重ね、右足でブレーキをかけ、曲がらない左足を踏み出す独特のフットワークを習得。昨年11月の日本障害者選手権ダブルス立位下肢3クラスで初優勝。シングルスも同2位に入り、20人が派遣される世界選手権代表に初めて選ばれた。
現在、昼は市内の日本ミルクコミュニティ北海道ロジスティクスセンターで働き、週4回夜間の学校開放などで練習。22日からは東京での代表強化合宿に参加する。
今回は個人の単複と団体に出場予定で「メダルを取って、来年のアジアパラリンピックにも出場したい」と意気込んでいる