殺人や放火などの重大事件で心神喪失や耗弱のため刑罰を科されなかった「触法精神障害者」を専門的に入院させる「医療観察法病棟」が、吉野ケ里町の国立病院機構「肥前精神医療センター」(平野誠院長)に、来年1月にも完成する。本館南側に既に着工しており、同病棟の建設は県内で初めて。開設後は、触法精神障害者に専門治療を施し社会復帰を支援していく。
この病棟は、2005年に施行された心神喪失者医療観察法に基づく入院施設で、同センターを含めると、全国に16カ所(九州4カ所)ある。
同センターの病棟は、敷地約1ヘクタールに「ロ」の字形の鉄骨平屋建て(延べ床約2700平方メートル)で、強化ガラス窓の病室33床や浴室などを備える。周囲は振動・赤外線センサーが付いた2重フェンスで取り囲み、監視カメラ18台を設置する。
職員は専任医師4人、看護師46人、警備員3人などを配置。同センターでは、改修した一般病棟で触法精神障害者を既に受け入れており、現在の33人は完成後に新病棟へ移る。
これまで地元住民との会合が重ねられ、昨年8月に同センターと吉野ケ里町が新病棟運営に関する覚書を交わしていた。同センターの山崎一雄事務部長は「新病棟はセキュリティー面も大幅に向上し、地域住民も安心できる施設になる」とし、「触法精神障害者の更生に寄与していきたい」と話している。
この病棟は、2005年に施行された心神喪失者医療観察法に基づく入院施設で、同センターを含めると、全国に16カ所(九州4カ所)ある。
同センターの病棟は、敷地約1ヘクタールに「ロ」の字形の鉄骨平屋建て(延べ床約2700平方メートル)で、強化ガラス窓の病室33床や浴室などを備える。周囲は振動・赤外線センサーが付いた2重フェンスで取り囲み、監視カメラ18台を設置する。
職員は専任医師4人、看護師46人、警備員3人などを配置。同センターでは、改修した一般病棟で触法精神障害者を既に受け入れており、現在の33人は完成後に新病棟へ移る。
これまで地元住民との会合が重ねられ、昨年8月に同センターと吉野ケ里町が新病棟運営に関する覚書を交わしていた。同センターの山崎一雄事務部長は「新病棟はセキュリティー面も大幅に向上し、地域住民も安心できる施設になる」とし、「触法精神障害者の更生に寄与していきたい」と話している。