前橋地裁で開かれている強盗致傷事件の裁判員裁判で、聴覚障害者の男性が裁判員に選任されたことが31日、分かった。男性は手話通訳者を介して審理に参加している。これまで補充裁判員に聴覚障害者が選任されたケースはあったが、審理に参加したのは全国初とみられる。
31日は第2回公判があり、被告人質問や証人尋問が行われた。法廷には社会福祉法人から派遣された手話通訳者4人が配置され、約15分ごとに交代した。男性は机を挟んで向かい側に座った手話通訳者を見ながら、時折うなずいたり、メモを取ったりしていた。裁判官は被告や証人に対し、発言の際は曖昧な表現を使わず、質問の後に一呼吸置いてから発言することなどを求めた。
時事通信(2012/01/31-18:59)
31日は第2回公判があり、被告人質問や証人尋問が行われた。法廷には社会福祉法人から派遣された手話通訳者4人が配置され、約15分ごとに交代した。男性は机を挟んで向かい側に座った手話通訳者を見ながら、時折うなずいたり、メモを取ったりしていた。裁判官は被告や証人に対し、発言の際は曖昧な表現を使わず、質問の後に一呼吸置いてから発言することなどを求めた。
時事通信(2012/01/31-18:59)