ゴエモンのつぶやき

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取り調べ可視化、範囲を拡大へ 知的障害者も対象

2012年02月24日 02時19分41秒 | 障害者の自立
 警察庁は、容疑者の取り調べ過程の録音・録画(可視化)について、現在試行中の内容を一部広げることを決めた。自白事件だけでなく否認事件も対象にし、録音・録画する場面を増やす。供述の任意性や信用性が裁判で問題になりやすい知的障害のある容疑者の取り調べでも録音・録画を始める。

 4月からの実施を目指す。録音・録画するのは従来通り裁判員裁判対象事件だが、知的障害者の場合は罪種を限定しない。全過程の可視化について警察庁は「事件の真相解明に支障をきたしかねない」と導入に慎重だが、「最終的な可視化のあり方を考える際の材料をさらに増やしたい」(幹部)として今後も可視化の範囲を広げる意向だ。

 国家公安委員長主催の「捜査手法、取り調べの高度化を図るための研究会」(座長・前田雅英首都大学東京教授)が23日にまとめた最終報告を踏まえて決めた。研究会は「治安水準を落とさずに可視化を実現するにはどうするか」を2010年2月から今月まで23回にわたり議論してきた。

朝日新聞 - 2012年2月23日14時1分

笑顔咲かせる栄の名品に 障害者とアーティストがコラボ バッグなど9種

2012年02月24日 02時14分48秒 | 障害者の自立

 横浜市栄区を代表するお土産を作ろうと、区内8カ所の作業所に通う障害者と、地元のアーティストが協力し、バッグやペットボトルケースなど9種類の商品を開発。販売を開始した。この取り組みは「作る人も、贈られた人も笑顔に」という願いを込め「さかえegao(えがお)プロジェクト」と、名付けられた。 (荒井六貴)


 障害者に就労の場を提供する作業所「かつら工房」(同区鍛冶ケ谷二)がプロジェクトのまとめ役で、昨年から本格的に着手した。


 同工房の施設長大平由子さんは「これまで、自分たちがいい商品を作ったと思っても、なかなか売れなかった。売れないと、長続きしなくなる」と話す。今回、魅力的な商品を作るため、プロのアーティストの力を借りることにし、栄区や隣接する戸塚区在住の八人が応じてくれることになった。


 協力するアーティストは、染織家の栗原俊子さんや工芸作家石黒陽子さん、デザイナー高橋寛行さんらでジャンルは広い。八人は作業所に通い、障害者と打ち合わせをしながら、デザインを決めてきた。


 栄区から三十万円の助成を受けているが、アーティストの活動は、ほとんどが手弁当だという。


 大平さんは「栄区には特産品があまりないので、贈り物にも利用してほしい。アーティストにも、デザイン料を払えるようにしたい」と期待する。


 商品は六種類を組み合わせた「さかえdeピクニック」(二千五百円)と、三種類の「さかえdeつかいたい」(千五百円)があり、単品でも購入可能。


 ホームページや「かつら工房」=電045(891)5190=で注文を受け付ける。


地元アーティストと障害者の協力で誕生した「さかえegaoプロジェクト」の商品=横浜市栄区で

東京新聞 - 2012年2月23日


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2012年02月24日 02時11分18秒 | 障害者の自立
 佐賀県立太良高校(佐賀県太良町)が特別枠を設けて受け入れた不登校経験者らが、順調に高校生活を送っている。公立の全日制普通高校では珍しい取り組みで、県外から視察が相次いでいる。

 県によると、2007年、県内の不登校経験者の6割、発達障害者の3割が高校に進学していなかった。県は「学ぶチャンスを広げたい」と、昨春、過疎化で地元の生徒が減った同高に特別枠を設けた。

 特別枠は、不登校経験者と高校中退者、発達障害者が対象。同高の募集定員80人のうち40人をあて、30人が入学した。不登校経験者が約6割で、高校中退者と発達障害者が約2割ずつという。



 同高は15人学級を2クラス設置し、中学校の学習内容を学び直す「ベーシック数学」や「ベーシック英語」を開講。電子黒板に図表や写真を映して授業を進めたり、ドリル学習に携帯ゲーム機を利用したりして、生徒の学ぶ意欲を引き出している。

 また、太良町内の老人施設やバラ園で働く「体験学習」など、多くの体験活動を実施。生徒たちは、地域の大人に見守られながら、少しずつ自信をつけ始めているという。

 中学時代に1年間不登校が続いた男子生徒(16)は「授業が楽しい。入学してから一度もさぼっていない」と、生き生きとした表情で話す。

 一方、新生活になじめず、通信制高校などへ転校していった生徒も出た。白水敏光校長(56)は「少しでも多くの生徒のやる気が続くよう、さらに工夫していきたい」と語る。県教委の神代芳男・教育政策課長(50)は「成果が上がるように県も支援していきたい」と話している。


生物の授業で教諭が電子黒板を利用して分かりやすく説明する(1月26日、佐賀県太良町の県立太良高校で)

(2012年2月23日 読売新聞)

公職選挙法違反:知的障害者・地裁無罪判決 「裁判はつらかった」 妹が控訴阻止の思いで会見 /佐賀

2012年02月24日 02時09分35秒 | 障害者の自立
 知的障害のある男性(59)が選挙ポスターを破ったとして公職選挙法違反に問われ、佐賀地裁で無罪判決が言い渡された21日の裁判。男性の妹はこれまで取材を断っていたが、控訴の可能性を弁護人に指摘され、再び裁判が開かれるのを防ぎたいと決意して22日に記者会見を開いた。「妹としてこれ以上兄につらい思いをさせたくなかった」と話し、裁判が始まってから2年余りの思いを訴えた。

 記者会見で妹は1枚の意見書を一語ずつゆっくりと読み上げ「検察庁には『もう裁判所に来なくていい』と言った裁判長の言葉を重く受け止めて」と声を強め、検察側の控訴断念を求めた。

 また「法廷で苦しそうにしている兄を見たくなかった。なぜ裁判にかけられているのか理解していない兄を裁判所に連れて行くのもつらかった」と、当時の心境を吐露。「周囲の視線を気にしながら、おびえたような生活をしなければならなかった。兄が処罰されるのはおかしいと思いつつも、静かに暮らしたかった」と、家族の複雑な胸中を明かした。

 裁判が行われていた間、妹は弁護人に「もう裁判を投げ出すことはできないのか」と漏らすこともあったという。記者会見に同席した出口聡一郎弁護士は「男性に前科がつけば、今後何かあった時に簡易鑑定も難しくなるなど更に危険な状況になる。何とか無罪を勝ち取りたかった」と振り返った。

毎日新聞 2012年2月23日 地方版

「兄を裁判から解放して」と控訴断念訴え

2012年02月24日 02時06分44秒 | 障害者の自立
知的障害者無罪で妹ら

 衆院選の立候補者のポスターを破ったとして、公職選挙法違反に問われた知的障害がある佐賀市の男性(59)に対し、佐賀地裁が21日に無罪を言い渡したことを受け、男性の妹(50歳代)らが22日、同市内で記者会見し、「兄を裁判から解放してあげて下さい」と検察側の控訴断念を訴えた。

 男性の公判に付き添った妹は、判決時に裁判長から「もう佐賀の裁判所に来なくていいですよ」と言われた男性が、何度も「来なくていいの?」と確認していた場面を挙げ、「兄にとって裁判がとてもつらいものだったと改めて感じた」と語った。

 公判が約2年間に及んだ点に関しては、「周囲の視線を気にしながら、おびえたような生活をしなければならなかった」と振り返った。

 また、男性の弁護士も「裁判を続けることが正義か、社会にとって意味があるのかを真摯(しんし)に考えてほしい」と強調し、佐賀地検への控訴断念の申し入れを検討している考えを明らかにした。

(2012年2月23日 読売新聞)