ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

長崎大病院・歯科医師ら、福島で避難高齢者の嚥下ケア支援 被災地医療・介護職のスキルアップ援助 /長崎

2012年11月04日 02時29分17秒 | 障害者の自立
 長崎大学病院(長崎市)の歯科医師らが、福島第1原発事故で多くの避難者が出ている福島県沿岸部で、高齢者の嚥下(えんげ)ケアを支援している。避難生活を送る高齢者らは、口の細菌が肺に入って発症する誤嚥(ごえん)性肺炎のリスクが高まり、口腔(こうくう)ケアが重要になっているためで、同病院の専門家が被災地の医療・介護職のスキルアップを助けている。

 支援に取り組んでいるのは、同病院の嚥下ケアの専門機関「口腔ケア摂食嚥下リハビリテーションセンター」の歯科医師、小山善哉さん(51)ら。福島県の相双地域(2市7町3村)の保健福祉事務所と協力、現地の医療・介護職ら約150人を対象に9月から研修会を開催。嚥下のメカニズムやリハビリ、食事のサポートなどを解説している。また、来年3月までに嚥下ケアについて分かりやすく解説したハンドブックを作成する。

 同病院の歯科チームは昨年4〜5月、歯科医師らが南相馬市などを訪れ、高齢者や在宅療養者の治療や口腔ケアをした。放射線被害を恐れて子供がいる働き手の世代が街を離れ、自力での移動が難しい人が取り残され、医療・介護サービスが途絶えるという厳しい状況だったという。医院を津波で流され、あり合わせの機材で避難所で診療している歯科医師もいた。

 現在は、地元の歯科衛生士らが仮設住宅などを巡回しているが、高齢や病気で食べ物がうまく飲み込めない嚥下障害の訴えは多い。阪神大震災では震災関連死で最も多かったのは誤嚥性肺炎だったと言われており、嚥下ケアの知識や技術の普及が課題となっている。今年3月、現地の保健福祉事務所から要請があり、支援を検討。今年度の国立大学協会の「震災復興・日本再生支援事業」に採択された。

 長崎大歯学部の林善彦・学部長は「大きな事業ではないかもしれないが、少しでもお役に立ちたい」。小山さんは「現地では医療・介護職が一生懸命頑張っている。私たちの知識や技術が助けになれば」と話した。

毎日新聞 2012年11月03日〔長崎版〕

そう病治療薬、中毒の恐れ=半数で血中濃度測定せず-厚労省など注意呼び掛け

2012年11月04日 02時23分00秒 | 障害者の自立
 そう病や双極性障害(そううつ病)の治療に広く使われる炭酸リチウムについて、医薬品医療機器総合機構(PMDA)が調査したところ、患者に処方された2309例のうち52%の1200例で、一度も血液中のリチウム濃度測定が行われていない可能性があることが分かった。
 適正な濃度が保たれないと、リチウム中毒に陥る可能性があり、PMDAは薬の量を決めるまでは週に1回、その後も2~3カ月に1回をめどに血中濃度を測るよう呼び掛けている。
 PMDAは、日本医療データセンターから提供を受けた2005年1月~10年12月の診療報酬明細書を調査。炭酸リチウムの薬が処方された1200例で、血液検査の記録がなかった。
 中毒の初期症状は、発熱、おう吐、錯乱など。食事や水分量が不足すると起きやすく、他の薬が影響することもある。
 PMDAによると、双極性障害の40代の男性は1年2カ月投薬を受けた後、歯痛のため非ステロイド性の鎮痛剤を併用した際にふらつきが始まり、リチウム中毒となって入院した。
 厚生労働省の担当者は「血中の濃度測定は薬事法上の義務はないが、薬の添付文書で検査するよう書いてある」と説明。「適切に測定し、調整してもらえればリチウム中毒は予防できる。医師は注意を守ってほしい」としている。

時事通信-(2012/11/03-15:25)

車いす踏切事故 通行人の命が軽すぎる

2012年11月04日 02時17分20秒 | 障害者の自立

 東京都内で先週、車いすの男性(56)が踏切で電車にひかれて亡くなった。警視庁は事故と自殺の両面で調べているが、悲劇は防げなかったのか。交通弱者を守る視点が欠けていないか再考すべきだ。


 事故は十月二十六日の夜遅くに、豊島区内の西武池袋線東長崎駅近くであった。手動式の車いすに乗った男性をはねたのは同駅を通過した上り電車だった。


 現場の踏切は住宅街にある。幅四メートル足らずの生活道路と上下線のレールが交差している。渡り切るまでの長さは十一メートルほどだ。男性は初めに差し掛かった上り線路上で巻き込まれた。


 首をかしげたくなるのは警視庁が発表した運転士の証言だ。


 当初は「車いすが立ち往生しているように見えた」と話しているとされた。一夜明けると、それが「車いすは逃げるそぶりがないように見えた」と一変した。


 トラブルがあったのなら不慮の事故になる。脱出を試みる動きがなかったのなら自殺の可能性が出てくる。どちらに転ぶかで責任の在りかや濃淡が左右され得る。


 故人や遺族の名誉にもかかわるだろう。警視庁には厳正な捜査を尽くしてもらいたい。


 踏切で車いすの人が犠牲になる事故は少なくない。


 今年二月には愛知県犬山市内の名鉄小牧線の踏切であった。小さな前輪がレール沿いの溝にはまり、身動きが取れなくなった男性(69)が電車にはねられ落命した。


 道路の交通量が多かったり、電車が速く走ったりする踏切には大抵、障害物をセンサーで捉えて運転士に伝える装置が備えられている。線路の急カーブで見通しが悪い今度の事故現場にもある。


 しかし、検知を目指すのは立ち往生しているような車だけだ。車いすやベビーカー、自転車、バイク、人などは対象ではない。


 電車の安全対策の主眼は乗客を守ることだからだ。重大事故に発展しかねない車との衝突さえ避けられれば、ほかの通行人の安全は警報機や遮断機で保てる。根底にはそんな考え方があるのだろう。


 踏切を通るのは車や元気な人ばかりではない。障害者や高齢者、子ども、妊婦らも行き交う。歩道橋や地下道を造ったり、線路を高架にしたりと進歩は見られるが、ペースがのろい。


 鉄道会社は理由のいかんを問わず、電車が止まる事態を招いた相手に損害賠償を求めたがる。むしろその前に、交通弱者の安全対策にもっと知恵を絞るべきだ。

東京新聞- 2012年11月3日

県営住宅:大林組グループ落札 全国初、民間資本で運営 津波避難機能も /徳島

2012年11月04日 02時13分28秒 | 障害者の自立
 県は2日、全国初となる民間の資本やノウハウで建設、運営する県営住宅について、大林組グループが55億4600万円で落札したと発表した。同グループの提案によると、県が先月公表した津波の浸水区域内にある2団地に津波避難ビル機能を設けるほか、各団地に周辺住民も利用できる介護サービス施設や診療所なども設ける。県議会の承認を経て、13年度中の着工、14年度の入居を目指す。

 県は老朽化し、耐震性が低い徳島市内の12カ所の県営住宅(計645戸)を廃止し、新たに、名東(東)▽万代町▽津田松原−−の3カ所(計300戸)に集約する。

 民間事業者が施設を建設するだけでなく、完成後の施設の運営や維持管理も任せ、入居20年後に県に無償譲渡する「BOT方式」を採用し、6月に公募開始。この日開かれた事業者選定委員会で、入札に参加した6グループの中から大林組を代表企業とするグループを落札者に決定した。

 提案によると、3団地はいずれも地上8階建て。施設ごとに介護サービス付きの高齢者向け住宅や訪問介護事業所、障害者生活支援センターなどを設け、万代町団地には無床診療所も設置する。

 また地震・津波対策として十分な耐震性を確保。県想定の浸水区域内にある万代町団地と津田松原団地は、津波発生時に周辺住民が屋上に避難できるようにし、備蓄庫なども整備する。

毎日新聞 2012年11月03日 地方版

商店街を彩る黄色の実 北区・カリンの街路樹

2012年11月04日 02時04分53秒 | 障害者の自立
 東京都北区のJR赤羽駅に近い赤羽東口京浜通り商店街に立ち並ぶカリンの街路樹が黄色の実を付け、通行人の目を楽しませている。

 街路樹はイチョウや桜が一般的で、カリンは珍しい。平成15年に、景観整備の一環として区と地域住民は話し合い、花や果実を楽しむことができるカリンを植樹した。

 区は11月中旬に実を収穫し、周辺の障害者団体などに配る予定。


たわわに実った街路樹のカリン=東京都北区

MSN産経ニュース-2012.11.3 17:30