来年5月開業予定の「九州国際重粒子線がん治療センター」(サガハイマット)を紹介する電子書籍を、鳥栖商業高の情報処理部が制作した。タブレット型端末「iPad」の画面上で施設概要や治療の流れなど、アニメーションを採り入れながら分かりやすく説明。部員たちは完成した書籍を工藤祥センター長に贈った。
3年生9人が5月から半年かけて完成させた。同部は昨年の高校生の商業研究大会でスマートフォン用アプリを開発して全国最優秀賞となった実績があり、29、30日に徳島県で開かれる全国大会で今回の作品などを発表する。
全28ページで従来のX線と、重粒子線治療の違いをアニメーションで説明したり、難しい言葉は用語集とリンクさせたりと、電子書籍ならではの特長を生かした。色覚障害者にも対応できるよう配色にも気を配った。
開発の中心となった東野諒子さん(17)は「人命にかかわる一大プロジェクトで責任の重さを感じた。できるだけ多くの人に利用してほしい」と話す。同校で行われた贈呈式では、サガハイマットの工藤センター長から感謝状が贈られた。部員たちの作品はサガハイマットのウェブサイトで配布しており、PDF形式でも入手することができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b0/89456cc291390bd23aa32ebeb8c13db5.jpg)
作成した電子書籍を工藤祥センター長(左)に披露する平田彩部長(中央)=鳥栖商高
佐賀新聞- 2012年11月17日更新
3年生9人が5月から半年かけて完成させた。同部は昨年の高校生の商業研究大会でスマートフォン用アプリを開発して全国最優秀賞となった実績があり、29、30日に徳島県で開かれる全国大会で今回の作品などを発表する。
全28ページで従来のX線と、重粒子線治療の違いをアニメーションで説明したり、難しい言葉は用語集とリンクさせたりと、電子書籍ならではの特長を生かした。色覚障害者にも対応できるよう配色にも気を配った。
開発の中心となった東野諒子さん(17)は「人命にかかわる一大プロジェクトで責任の重さを感じた。できるだけ多くの人に利用してほしい」と話す。同校で行われた贈呈式では、サガハイマットの工藤センター長から感謝状が贈られた。部員たちの作品はサガハイマットのウェブサイトで配布しており、PDF形式でも入手することができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/51/b0/89456cc291390bd23aa32ebeb8c13db5.jpg)
作成した電子書籍を工藤祥センター長(左)に披露する平田彩部長(中央)=鳥栖商高
佐賀新聞- 2012年11月17日更新