ゴエモンのつぶやき

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iPadで紹介 鳥栖商高が電子書籍を制作

2012年11月18日 03時07分35秒 | 障害者の自立
 来年5月開業予定の「九州国際重粒子線がん治療センター」(サガハイマット)を紹介する電子書籍を、鳥栖商業高の情報処理部が制作した。タブレット型端末「iPad」の画面上で施設概要や治療の流れなど、アニメーションを採り入れながら分かりやすく説明。部員たちは完成した書籍を工藤祥センター長に贈った。

 3年生9人が5月から半年かけて完成させた。同部は昨年の高校生の商業研究大会でスマートフォン用アプリを開発して全国最優秀賞となった実績があり、29、30日に徳島県で開かれる全国大会で今回の作品などを発表する。

 全28ページで従来のX線と、重粒子線治療の違いをアニメーションで説明したり、難しい言葉は用語集とリンクさせたりと、電子書籍ならではの特長を生かした。色覚障害者にも対応できるよう配色にも気を配った。

 開発の中心となった東野諒子さん(17)は「人命にかかわる一大プロジェクトで責任の重さを感じた。できるだけ多くの人に利用してほしい」と話す。同校で行われた贈呈式では、サガハイマットの工藤センター長から感謝状が贈られた。部員たちの作品はサガハイマットのウェブサイトで配布しており、PDF形式でも入手することができる。


作成した電子書籍を工藤祥センター長(左)に披露する平田彩部長(中央)=鳥栖商高

佐賀新聞- 2012年11月17日更新

デマンド交通って何? /京都

2012年11月18日 03時04分24秒 | 障害者の自立
 ◇過疎地などでの住民送迎車 西陣でNPO、来春本格運行へ

 なるほドリ 「西陣デマンド交通の会」(京都市上京区)というNPO(特定非営利活動法人)が今月5日から試験運行を始めたって聞いたよ。デマンド交通って何?

 記者 電車やバスなどの公共交通が不便な過疎地などで、住民を乗り合いタクシーやバスで目的地まで送迎する仕組みのことです。02年1月に福島県小高町(現・南相馬市)で始まったのを皮切りに全国に広がり、高齢者や障害者10+件、妊婦ら交通弱者の足として機能しています。タクシーの便利さをバス並みの料金で享受できることが特徴です。

 Q 西陣デマンド交通の会は仁和学区(東西は千本通から天神川、南北は中立売通から下立売通)が対象区域だと聞いたよ。過疎地じゃないけど?

 A そうですね。でも、鉄道の駅は徒歩圏内にはなく、バス停も大通りにしかない交通が案外不便な地域なんです。現在、学区内に住む65歳以上の高齢者は3184人で高齢化率は31・4%に達しています。そうした交通弱者が病院や商店街に行く足が確保できないという問題があるそうです。そこで昨年秋、商店主や病院、大学教授らがNPOを設立し、準備を進めてきました。市内では珍しい取り組みです。

 Q 試験運行の反応はどうなの?

 A タクシー会社に運行を委託している9人乗りのワゴン車が、月曜と金曜の週2回、予約に応じて午前7時から午後1時まで走っています。実際に乗車した高齢女性は「バス停が遠く、外出がおっくうだったが、こういう交通があるとうれしい」と喜んでいました。同じ方向の人が乗るため、目的地に行くのにタクシーより時間はかかりますが、車内では世間話に花が咲き、和気あいあいとした雰囲気になります。

 Q 本格的な実施はいつからなの?

 A 2、3カ月かけて試験運行してニーズを調査した後、来春に本格運行を始める方針です。試験運行中の乗車料金は無料ですが、本格運行では会員制にし、利用者から年会費を徴収する予定だそうです。

 予約や問い合わせはNPO事務局(075・467・0428)までお願いします。<回答・野口由紀>

毎日新聞 2012年11月17日 地方版

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2012年11月18日 02時59分49秒 | 障害者の自立
 鳥栖市の知的障害者更生施設「県立九千部学園」(古賀千加子園長、53人)で、恒例の木版画カレンダー作りが進んでいる。来年のえと「巳」をデザインした表紙に、毎月メルヘン調の図柄が並ぶ。今月末には装丁を終え、実習先の企業などにプレゼントする。

 自立に向けた就労技術の体験として毎年、1年生が担当。9月から作業を開始し、13人の生徒で表紙と12カ月分のデザインと版木作りを分担した。

 現在は、すでに刷り上がった絵に日付部分を重ね刷りする工程。日曜日を赤字に、祝祭日を黒字に赤の枠で囲むなど工夫してあり、生徒たちは一枚一枚ずれないよう、慎重に根気のいる作業に励んでいる。300部を印刷予定。問い合わせは電話0942(82)3424。


担当した月のカレンダーを持つ生徒たち=鳥栖市の九千部学園

佐賀新聞- 2012年11月17日更新

12年末・この国を選ぶ:衆院解散(その2止) 裏切られた期待

2012年11月18日 02時56分32秒 | 障害者の自立
 ◇官僚「振り回された」

 09年に「脱官僚」を掲げて誕生した民主党政権。当時の官僚からは「サンドバッグになるのか」と弱気な発言も聞かれたが、この3年間で政権は「官僚主導」に戻ったとの批判もある。衆院解散を受け、改めて東京・霞が関の表情を追った。

 「省庁の枠を超え、自民党にできなかった予算配分を実現してくれると期待したが、何も変わらなかった」。国土交通省の幹部は言う。政権発足直後の国交相や副国交相、政務官は「『俺たちが変える』と肩肘を張っていた」。政治家だけが深夜まで省内に残り、官僚は「相手にされないから先に帰った」こともあったという。「信用されなかったことが一番ショックだった。良かった点は思い浮かばない」

 防衛省の制服組幹部は「脱官僚、政治主導といってもパフォーマンス。知識も経験もないから、防衛大綱や中期防衛力整備計画の策定でも、財務官僚の描いた経費削減のシナリオを押しつけられた」と振り返った。財務省などと調整する背広組から「どうせ政治が決めるんだから様子見したほうがいい」と声が上がるなど「防衛官僚が萎縮して指示待ちになってしまっていた」と悔やむ。

 3年余りで、9代8人も法相が交代した法務省では、幹部らが「振り回された」。ある幹部は「民主党はポピュリズムに走りすぎた。我が省はコストや効率性だけで割り切れない、治安確保に関連した分野もあるが、それを理解してもらえず『無駄』とされた。こうしたツケが回ってくる時が怖い」と話した。

 別の幹部は「法案提出の際も、自民党なら根回しを経て物事が進んでいくのに、行き当たりばったりでバラバラという印象。組織としての体をなしていなかった」と評した。

 一方、厚生労働省の所管では障害者虐待防止法や障害者総合支援法が次々と成立した。

 民主党はマニフェストで障害者自立支援法の「廃止」を掲げていたのに、これを改正する形で総合支援法を制定した点には障害者10+件団体から批判も上がった。だが、ある幹部は「民主党の新しい風と、従来の路線を調整する過程で起こったこと。政権交代の高揚感を経て現実と向き合い、自公との溝を埋めて法案をまとめた。民主党政権が悪かったとは思わない」と擁護した。

毎日新聞 2012年11月17日 東京朝刊

配食サービスに役立てて 電気自動車贈呈

2012年11月18日 02時51分05秒 | 障害者の自立
 高齢者や障害者に配食サービスを行っている佐賀市の至誠身体障害生活介護支援センター(山口龍太郎理事長)に14日、みずほ教育福祉財団(東京)から小型電気自動車1台が贈られた。

 贈られたのはデリバリー用リヤボックスやほろ付きの1人乗り。同財団の羽鳥光秋福祉事業部長から目録を受け取った山口理事長は「配食サービス利用者の需要に一層応えられる」とお礼を述べた。

 同財団は10年前から毎年、高齢者向け配食サービスなどを行う全国の10団体に小型電気自動車を贈っている。


みずほ教育福祉財団の羽鳥光秋福祉事業部長(左)から、小型電気自動車の目録を受け取る至誠身体障害生活介護支援センターの山口龍太郎理事長=佐賀市の至誠身体障害生活介護支援センター

佐賀新聞-2012年11月17日更新