ゴエモンのつぶやき

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収入保障保険、家族守る 割安に長期の安心確保

2012年11月05日 02時24分12秒 | 障害者の自立
 死亡保険金を遺族が年金方式で受け取る「収入保障保険」。保険料が安いにもかかわらず、長期の保障を確保できる点が人気を集めている。ただ、定期の生命保険と違い、保険期間の経過に伴い受け取る保険金の総額が減っていく。収入保障保険の仕組みと注意点などを点検した。

 「以前契約していた生命保険と同じ内容の保障を確保できたうえ、保険料が大幅に下がった」。東京都の会社員、佐藤武司さん(仮名、40)は驚く。保険代理店で勧められた収入保障保険に加入したところ、月額の保険料が約5000円と、これまで入っていた生命保険(月約1万1000円)の半分以下になった。

■給料のように毎月

 契約した収入保障保険は、佐藤さんが死亡するか高度障害の状態になった場合、毎月15万円、年間180万円の保険金を家族が受け取る。保険期間は退職を想定する65歳までの25年。現時点で総額4500万円分の保障を手に入れた。

 以前に入っていた生命保険は保険金額こそ4500万円だが、期間は10年。しかも、50歳代で契約を更新すれば保険料は2倍以上に跳ね上がる見込みだった。

 収入保障保険は稼ぎ手である加入者が亡くなったとき、給料のように保険金が支払われて遺族の収入が保障される。契約者は長期の保障が必要な20歳代後半から40歳代前半が多い。佐藤さんのように割安な保険料に特徴がある。



 商品性を比べてみよう。死亡保障の定期保険は「10年間」などと保険期間を決めて加入し、その期間内に亡くなると保険金が支払われる。40歳で加入したら、加入直後でも満了間際の50歳で亡くなっても保険金額は変わらない。縦軸に保険金額、横軸に保険期間をとって表すと四角形になる(図A―1)。

 収入保障保険は加入直後の40歳で亡くなったら、家族が受け取る保険金の総額は年間180万円の25年分で4500万円となる。だが、50歳で亡くなれば残りの15年分、2700万円に減る。形で示せば右肩下がりの三角形だ(図A―2)。

 どの時点で亡くなっても、保険期間内に遺族が毎月15万円を受け取れるが、保険金の総額は年々減っていく。収入保障保険が保険料を安くできる理由がここにある。

 収入保障保険は保険金総額で見れば定期保険よりも劣る印象を受けるかもしれない。だが、ファイナンシャルプランナー(FP)の八ツ井慶子氏は「一般的に遺族が必要とする生活資金は子供の成長などに伴い年々少なくなるので合理的な商品」と指摘する。

 定期保険に比べて実際どのくらい保険料が安くなるのだろうか。NKSJひまわり生命保険の商品で比べてみる。

 35歳男性が60歳まで保障する保険に入るケースを想定しよう。まず、死亡保険金6000万円の定期保険に25年間加入すれば、月額保険料は2万160円になる。

 これに対して収入保障保険「家族のお守り」に月額の受取額20万円(総額6000万円)で加入すれば、月額保険料は6860円に下がる。「年齢にもよるが、収入保障保険の保険料は定期保険の3分の1程度」。営業企画部の黒川芳郎リーダーは話す。

■非喫煙者には割引

 家族のお守りでは2つの基準による割引制度を設けている。1年以上たばこを吸わない人向けの「非喫煙者割引」と、BMI(体格指数)などの数値が一定範囲にある人を対象とした「健康体割引」だ。

 35歳男性で標準の月額保険料が6860円の場合、「健康体」なら6700円、「非喫煙者」は5520円。両方をクリアした「非喫煙者健康体」なら4780円に下がる。非喫煙者かどうかは代理店で専用の器具を使って唾液を採り、専門機関で検査する。健康体割引を受けるには健康診断の結果などを提出する必要がある。

 三井住友海上あいおい生命保険の「&LIFE(アンドライフ)収入保障保険」は2つの割引に加え、優良運転者に交付される「ゴールド免許」を保有しているといった条件などを満たすと「セーフティードライバー(SD)」割引が受けられる。

 さらに、死亡や高度障害だけでなく、約款に定められた特定障害状態や要介護状態になった場合に年金が毎月受け取れる「総合収入保障保険」も用意。保険料は通常の収入保障保険に比べて約2割上がるが、「がんや脳卒中、心筋梗塞などにも対応し、総合型に加入する人が多い」(営業推進部の吉岡哲課長)。



 オリックス生命保険の「Keep(キープ)」は割引制度がない。ただ、ひまわり生命やあいおい生命で割引対象にならない人の保険料が安い点に特徴がある。各社の商品概要を表Bにまとめた。

 保険金は一時金で受け取ることもできるが、年金として受け取る合計額よりも減額される点に気をつけよう。保険料が安い半面、期間満了直前に亡くなった時は保険金額が少ないことも頭に入れておこう。保険会社は期間満了直前の死亡でもある程度まとまった保険金を受け取れるよう「最低(支払)保証期間」を設定。1年、2年、5年などを用意している。

 保険コンサルタントの後田亨氏は「商品を選ぶ際は自分の収入や家族の生活費などを総合的に考えて、インターネットでの比較はもちろん、代理店などからもアドバイスを受けた方がいい」と指摘する。

[日本経済新聞朝刊 2012年10月31日付]





「Barbie」歪んだ欲望が作り出した残酷な童話

2012年11月05日 02時19分05秒 | 障害者の自立
死角に入っている人権、悲劇の変奏曲

養子縁組に見せかけた臓器密売の実体を扱い話題となった映画「Barbie」には、三つの歪んだ欲望が存在する。まず、姪たちをアメリカ人男性に渡そうとする叔父(イ・チョニ)の欲望だ。暇さえあれば知的障害者の兄を虐待し、お金のために姪たちを臓器売買の対象になる養子に出す冷血な叔父は、俗に言うならず者だ。

また、別の欲望は自分の娘を救うために、娘と同じ年頃の女の子の心臓を狙うアメリカ人男性の話を描いている。娘バービーの台詞から韓国で妻を失ったと推定されるアメリカ人男性は、韓国を憎悪する。妻を事故で亡くし、さらに二人の娘に執着するアメリカ人男性は、他人の娘が死んでも自分の娘だけ助かればそれでいいと思っている。

そして、すべての欲望の集結であり、自身の運命を自ら最悪の悲劇に追い込むスンジャ(キム・アロン)の欲望がある。だが、彼女はまだまともに花を咲かせたこともない幼い子供に過ぎない。小学生にもかかわらず、非常にずる賢く、成功のためなら何でもするスンジャは、バービーの美しい容貌を羨ましく思い、バービーが住んでいるアメリカに行くことを夢見る。

スンジャがそこまでしてアメリカに行きたがる理由は、今いる場所よりもよい人生が待っているとの希望があるためだ。知的障害者の父、チンピラの叔父の下で姉のスニョン(キム・セロン)が携帯ストラップを作ってかろうじて稼ぐ小銭では、これからこの状況から抜け出すことも、バービーのように綺麗になることもできない。そのため、スンジャは姉の代わりに自分をアメリカに送ってほしいと叔父にねだる。そこに行けば自分が本当に死ぬことになるという事実を知らないまま……。

映画「Barbie」に登場する平和な海辺のイメージは、イ・サンウ監督の全作とは違って叙情的で美しく見える。だが、その中に隠されている人間の醜い欲望の影は、見る人に息苦しさを感じさせる。

「Barbie」で悪の枢軸を担当している叔父とスンジャの歪んだ欲望は、暗澹たる現実が作り出した悲劇だ。怖いほどずる賢いスンジャは、生まれつきそうだったわけでなく、荒い世の中で生き残るための苦闘に近い。体も弱いのにどうにか生きていこうとあくせくするスンジャの無理に作った笑顔に、鳥肌が立つよりは、悲しい感情がこみ上げてくるのはその様な理由からだ。

今やっと10歳、12歳になっただけなのに、すでに世の中のあらゆる悪いことを経験したスニョン、スンジャ姉妹は、無防備状態だ。彼女たちの命を狙う猟犬が随所にいるが、彼女たちを保護する丈夫な垣根はない。

それでもスニョン、スンジャはなんとか生きていこうとする。自分より父と妹のことを先に考えるスニョン、もっぱら自分のことだけ考えるスンジャは、それぞれ生きていこうとする目的は違うが、より良い人生に向かう格別な意志を持っている少女だ。

だが、非情な世の中はスニョン、スンジャ姉妹が幸せに生きていけるよう味方になってはくれない。極端に厳しい環境から抜け出し、よりよい世界に移動しようとするスンジャの夢は、逆に彼女を死に追い込むだけだ。

いくらあくせくしても、より力やお金のある者の欲望によって残酷に踏みにじられてしまう少女の欲望。ますます固定化し、階級移動が難しくなっている今の現実を赤裸々に見せる残酷な童話が悲しさを感じさせる。

元記事配信日時 : 2012年11月01日13時35分::2012年11月04日10時22分 Kstyle-

横浜で盲導犬パレード 補助犬法、成立から10年

2012年11月05日 02時15分38秒 | 障害者の自立
 日本で初めて盲導犬が登場した横浜港近くの山下公園や元町商店街で4日、活動への理解を深めてもらおうと36頭の盲導犬がパレードした。ホテルなど民間施設が盲導犬の同伴を断ることを禁じた身体障害者補助犬法の成立10周年を記念するイベントの一環。

 パートナーの視覚障害者も参加し、新潟市の赤塚セツさん(67)は「全国チェーンの飲食店でも入店を断られることがある。盲導犬なしでは私たちが歩けないことを理解してほしい」と訴えた。

 日本初の盲導犬は1938年に横浜港へ下り立った盲目の米国人大学生が連れてきたシェパードとされる。街をさっそうと歩く姿が関心を呼び、日本でも盲導犬育成の機運が高まったという。

 日本盲導犬協会によると、国内で活躍する犬は約千頭。井上幸彦理事長(75)は「盲導犬を連れた人がいつでも行きたい場所に行けるのが当たり前の社会になってほしい」と呼び掛けた。

日本経済新聞- 2012/11/4 21:48 〔共同〕


「求人多い」介護系講座人気

2012年11月05日 02時06分18秒 | 障害者の自立
 東広島地域職業訓練センター(東広島市八本松町)の介護系講座が人気だ。研修3カ月で五つの資格が取得できるのが魅力という。介護のニーズは多様化し、求人数も安定。転職希望者や主婦で満員の状態が続く。

 広島県立高等技術専門校から受託する「介護福祉サービス科」。開講した2009年度に取得できる資格はホームヘルパー2級と視覚障害者のガイドヘルパーの二つだった。

 10年度以降、講座内容の幅を広げ、毎年一つ取得可能な資格を増やした。身体に重度の障害がある人を助けるガイドヘルパーや重い視覚障害者を支える同行援護者などを加え、今は五つだ。

 回数も増やした。10年度までは年1回だったが、11年度から2回開いている。毎回定員20人に30人程度の応募があるという。門義明所長(63)は「仕事は多様化している。柔軟に対応できる人材を育てたい」と力を込める。テキスト代1万4950円。本年度は10月に1回目が修了。次回は12月5日に開講する。

 受講生は元派遣社員や主婦、元保育士とさまざま。製造業の元派遣社員の男性(25)=呉市=は「介護の仕事には将来性がある」と動機を語る。

 合同面接会もあり、就職率は約9割。市内の有料老人ホーム、ドエル東志和の小山ひとみ施設長は「やる気のある人を採用できる貴重な場」と期待する。


【写真説明】老人ホームの職員(左の2人)と面接する受講生

中国新聞- '12/11/4

共生社会への理解を深めよう

2012年11月05日 02時00分59秒 | 障害者の自立
富山型デイサービスなど高齢者や障害者、子どもがともに生活し支えあう共生社会への理解を深めてもらおうと4日、富山市でフォーラムが開かれました。

このフォーラムは県が主催したもので、はじめに石井知事が講演しました。

富山県は去年12月に国から「とやま地域共生型福祉推進特区」に指定されていて、石井知事は「介護報酬体系の見直しなどを引き続き国と協議していく」と話しました。

また、パネルディスカッションでは富山型デイサービスや共生型グループホームを運営する人たちが「障害児や高齢者が共に過ごすことで笑顔が増え、お互いを高めあっている」と共生社会の重要性を語りました。

一方で、行政の縦割りの問題や地域住民の理解が得られないといった課題も挙げられ、集まった人たちは時折うなずきながら議論に聞き入っていました。


共生社会の重要性や課題が挙げられた

北日本放送- 2012 年 11 月 04 日 18:24 現在