ゴエモンのつぶやき

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障害者虐待防止法:1カ月 通報・相談、すでに25件 県「施行が効果」 /静岡

2012年11月08日 01時08分36秒 | 障害者の自立
 虐待の発見者に通報を義務づける障害者虐待防止法が10月1日に施行されてから1カ月余りたつ6日、県は10月の1カ月間に各市町や県の窓口に寄せられた通報・相談件数は25件だったと発表した。調査が行われた10年度の市町の相談件数27件にほぼ匹敵し、県の担当者は「少しずつ法律が周知されてきているのでは」と話している。

 同法は、家庭や福祉施設、職場で虐待されている障害者や、されている可能性がある障害者を見つけた場合、すべての人に通報を義務づけている。

 10月の県の窓口への通報・相談は4件、市町への通報・相談が21件だった。虐待を発見した場所別では、家庭での虐待12件▽福祉施設5件▽職場3件▽その他5件−−だった。このうち6件が虐待ケースとして事実確認などの対応を行っている。

 県内のある自治体では、第三者から「夫が障害を持つ妻に暴力をふるい、体にあざがある」と通報があった。担当者が事実確認したところ、「いらいらしてしまった」と夫も認め現在は経過観察中。解決に向かっているという。担当者は「通報者は法律施行で通報の必要性を感じ、実行してくれた」と話す。

 県の担当者は「(通報数は)多いと思う。今後も障害者への虐待に気がついたら通報してほしい」と呼びかけている。

毎日新聞 2012年11月07日 地方版