県内で10月に開かれた第50回技能五輪全国大会と第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)で入賞した県選手が14日、長野市のホテルで阿部守一知事に受賞を報告した。報告会に先立ち金賞受賞者が知事と懇談し、「大会出場の経験を今後に生かしたい」などと抱負を語った。
松本、諏訪両市で開かれた技能五輪には県内から過去最多の121人が出場し、金賞8人を含む53人が入賞。同じく過去最多の23人が出場したアビリンピックは長野市で開かれ、金賞3人を含む14人が入賞した。報告会には63人が出席した。
技能五輪の左官職種金賞となった中沢左官(佐久市)の中沢大貴さん(21)は「(来年の)国際大会出場に向け一生懸命頑張りたい」。アビリンピックの電子回路接続種目金賞となったエプソンミズベ(諏訪市)の向山雅士さん(33)は「大会のことを知った障害のある人が、一人でも多く社会復帰しようと思ってくれたらうれしい」と話した。
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阿部知事に受賞を報告する2大会の入賞者たち
信濃毎日新聞-11月15日(木)