ゴエモンのつぶやき

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技能五輪・アビリンピック出場者、知事に受賞報告

2012年11月16日 02時27分47秒 | 障害者の自立

 県内で10月に開かれた第50回技能五輪全国大会と第33回全国障害者技能競技大会(アビリンピック)で入賞した県選手が14日、長野市のホテルで阿部守一知事に受賞を報告した。報告会に先立ち金賞受賞者が知事と懇談し、「大会出場の経験を今後に生かしたい」などと抱負を語った。

 松本、諏訪両市で開かれた技能五輪には県内から過去最多の121人が出場し、金賞8人を含む53人が入賞。同じく過去最多の23人が出場したアビリンピックは長野市で開かれ、金賞3人を含む14人が入賞した。報告会には63人が出席した。

 技能五輪の左官職種金賞となった中沢左官(佐久市)の中沢大貴さん(21)は「(来年の)国際大会出場に向け一生懸命頑張りたい」。アビリンピックの電子回路接続種目金賞となったエプソンミズベ(諏訪市)の向山雅士さん(33)は「大会のことを知った障害のある人が、一人でも多く社会復帰しようと思ってくれたらうれしい」と話した。


阿部知事に受賞を報告する2大会の入賞者たち

信濃毎日新聞-11月15日(木)

全国障害者スポーツ大会:立ち幅跳びの神谷さん、知事に優勝報告 /宮崎

2012年11月16日 02時24分24秒 | 障害者の自立
 全国障害者スポーツ大会の立ち幅跳び(知的区分)で、大会新記録を出して優勝した宮崎市のみやざき中央支援学校高等部2年、神谷美織さん(16)が14日、陸上部監督の奥松美恵子教諭らと県庁を訪問。河野俊嗣知事に結果報告をした。

 神谷さんは大会記録を3センチ更新する2メートル25の自己ベストで優勝。「初めての全国大会でものすごく緊張しましたが、新記録を出せてよかった」と喜びを語った。奥松教諭は「雨の日でもコツコツ練習を続ける努力の選手です」と語り、大会での奮闘を伝えた。

 河野知事は「記録が破られないよう、次の大会でも頑張ってください」と激励した。

 大会は先月13〜15日に岐阜県であった。県障害者スポーツ協会によると、県内からは26人が45種目に出場し、金12、銀8、銅9個のメダルを獲得。大会記録を出したのは神谷さんだけだった。

毎日新聞 2012年11月15日 地方版

県内企業 障害者雇用率 ワースト返上

2012年11月16日 02時21分23秒 | 障害者の自立
◇1.62%に改善、全国39位


 埼玉労働局は14日、6月1日時点の県内企業の障害者雇用率(全従業員に対する障害者の割合)が前年より0・11ポイント改善し、1・62%だったと発表した。雇用率は昨年、47都道府県で最低だったが、今年は39位に上昇。特に精神障害者の就労が進んだという。


 労働局によると、県内に本社がある従業員56人以上の企業で働く障害者(6月1日時点)は前年比9・1%増の約9100人。法定雇用率を上回る企業は2330社中1022社で、前年比4・9ポイント上がり43・9%だった。


 雇用率の低さに危機感を抱いた労働局や県は企業への指導を強化。未達成企業を個別に訪れ、法令を守るよう働きかけるなどしてきた。今後は、いったん就職した障害者の離職を防ぐことにも力を入れるという。


 この結果、雇用される障害者数は、身体障害5%増▽知的障害15%増▽精神障害33%増、となった。「企業の理解が進み、精神障害者の就労意欲も高まった」(小野寺徳子・労働局職業安定部長)という。


◇障害者の法定雇用率


 障害者雇用促進法で従業員の一定率以上を障害者とするよう定められている。現在は、従業員56人以上の企業=1・8%▽国や地方公共団体等=2・1%▽都道府県等の教育委員会=2・0%だが、来年4月、15年ぶりにそれぞれ0・2ポイント引き上げられ、従業員50~55人の企業が新たに対象となる。


朝日新聞-2012年11月15日

知的障害者、明るい作風で…川崎で上映

2012年11月16日 02時20分03秒 | 障害者の自立
 知的障害者の現実をユニークな視点で表現した自主制作映画「39(サンキュー)窃盗団」が17日から、川崎市麻生区の市アートセンターで上映される。監督・脚本は、同区の日本映画学校(現・日本映画大学)出身の映画プロデューサー押田興将こうすけさん(43)。実弟でダウン症の清剛きよたかさん(35)を主役に起用、もうひとりの弟の大ひろしさん(37)を介添え役に配し、重いテーマを明るい作風に仕上げた。


 「サンキュー」は、心神喪失者の行為は罰しない、心神耗弱者の行為は刑を軽減する――と定めた刑法39条を指す。軽い知的障害のあるヒロシ(大)はオレオレ詐欺の現金を引き出す「出し子」をやらされ、刑務所を出たり入ったりしている。ある日ボスが、「お前の(ダウン症の)兄貴(キヨタカ=清剛)は39条があるから刑務所に入らなくてもいいんだ」と盗みをそそのかす。同級生も加わった知的障害者3人で繰り広げる泥棒行脚を、兄弟愛を軸にほのぼのと描いている。


 興将さんは横浜市出身。8人きょうだいの長男で11歳の時、3歳の清剛さんに障害があることを知った。学校で暴力をふるうなど荒れていた自分に対し、清剛さんはじっとしているだけで周囲から愛されたという。高校中退後、日本映画学校(当時は専門学校)に入った。人間への鋭い観察眼で描く「重喜劇」と呼ばれるスタイルを確立した名匠・今村昌平監督(故人)と出会い、薫陶を受けた。「自分の人間観に向き合うために弟のことを映画にしなくては」と決心した。


 構想に15年を費やし、様々な事件の裁判を傍聴した。知的障害者は、裁判官の質問の意味が理解できないまま、「はい」と答えることが多く、39条は適用されず有罪になるケースをいくつも見てきたという。作品では、彼らの立場を描きながら「障害とは何か」を問いかけている。


 自主制作だが、ベンガルさんら著名な俳優も出演。撮影は2009年6月から川崎市、福島、栃木、山形県などで1年間行われた。清剛さんは不機嫌になり動かなくなることもあったが、大好きなコーラを飲むと元気を取り戻し、主役を演じきった。興将さんは「幼い頃から変わらずチャーミングな清剛の姿を見てもらえれば」と話している。


 上映は12月21日まで。副音声ガイド、日本語字幕、託児サービスもある。チケットは一般1500円、学生1300円、シニア1000円、高校生以下800円。問い合わせは、川崎市アートセンター(044・955・0107)へ。

(2012年11月15日 読売新聞)