ゴエモンのつぶやき

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食堂「アミアミ」:開所式 障害者就労、社会へのステップに−−県洲本総合庁舎 /兵庫

2012年11月25日 02時46分22秒 | 障害者の自立
 障害のある人が働く食堂「アミアミ」が県洲本総合庁舎(洲本市塩屋2)の洲本職員福利センター1階に今月、オープンした。23日には開所式が開かれ、食堂を運営するNPO法人「淡路障害者連絡会」(大島清司理事長)の関係者など約40人が門出を祝った。

 同センターの食堂を委託運営していた民間業者が撤退するのを契機に、同連絡会が障害者が働く場を提供しようと、昨年秋からNPO法人化の準備を進めてきた。10月に認可を受け、今月の営業開始にこぎつけた。

 現在は22〜28歳の障害者5人(男性1人、女性4人)が支援スタッフ6人のサポートを受けながら、調理や接客に取り組んでいる。障害の度合いや体調に応じて働けるシステムも取り入れた。営業時間は平日の午前8時半〜午後4時で、メニューも日替わりランチ▽カレーライス▽オムライス▽きつねうどん▽コーヒー▽トースト−−など豊富だ。

 開所式では、施設管理者の湊百江さんがスタッフを紹介。大島理事長は「食堂の名前の『アミアミ』はフランス語で『手をつなぐ』という意味。みんなで手をつないで半歩でも一歩でも前に進み、この場所を社会に出て行くステップにしてほしい」と話した。

毎日新聞 2012年11月24日〔淡路版〕

障害者文化祭盛況の開幕

2012年11月25日 02時44分18秒 | 障害者の自立
 佐賀市の市文化会館と県総合体育館で23日に始まった「第12回全国障害者芸術・文化祭さが大会」(愛称=バラエティ・アート・フェスタさが2012)。会場には、障害者による絵画や書、陶芸などの芸術作品が並び、初日から大勢の人でにぎわった。大会は25日まで。

 ◆開会セレモニーなど

 市文化会館では、開会セレモニーが行われ、アイドルグループ・AKB48の片山陽加さんとHKT48の指原莉乃さんが開会を宣言。実行委会長の古川知事が「多くの人が障害者の芸術文化に関心を持つきっかけになることを期待したい」とあいさつした。障害者を招待したライブもあり、両グループのメンバーがヒット曲などを披露した。

 総合体育館の一角には、「AKB48美術部」が描いた絵画などを展示。両グループのメンバーは、作品を飾っているパネルにサインやメッセージを書き込んだ。

 ◆競技体験

 総合体育館では、ロンドンパラリンピックで金メダルに輝いた日本代表女子選手が参加し、ゴールボールの競技体験があった。

 ゴールボールは、1チーム3人で競う球技。目隠しをして、鈴が入ったボールを相手ゴールに転がして攻防を繰り広げる。

 参加者は、攻撃や防御の方法について指導を受けた後、即席のチームを結成して対戦。音を頼りにゴールを守った人もいれば、タイミングを逸して取り損ねる人もいた。県立盲学校教員の豆田淳司さん(38)は「ボールが来る方向は分かったが、距離がつかめなかった。機会があれば学校でも取り入れてみたい」と話した。

 ◆芸術作品の展示会

 市文化会館では、障害者の作家32人の芸術作品を集めた「アール・ブリュット展」が開幕。絵画や陶土の細工、オブジェが並ぶ。唐津くんちをモチーフにした紙粘土人形や、紙とテープで仕上げたアニメの人形などユニークな作品も目を引く。

 総合体育館でも、特別支援学校の生徒らが仕上げた絵や書、木工細工を展示中。パステル画を出品した女性(41)は「たくさんの人に見てもらえてうれしい」と喜んでいた。

 24日午前10時からは、NHK大河ドラマ「平清盛」の題字の作者でダウン症の書家・金澤翔子さんによる書道パフォーマンスが予定されている。

    ◇

 佐賀市文化会館では、障害者と健常者が同時に鑑賞できるように工夫した「バリアフリーさが映画祭」も25日まで開かれている。

(2012年11月24日 読売新聞)

字幕で聞く三陸鉄道、聴覚障害者ら上映

2012年11月25日 01時24分59秒 | 障害者の自立
 【斎藤博美】震災前の三陸鉄道沿線を描いたドキュメンタリー映画に日本語字幕が付いて25日、横浜市で上映される。鉄道好きの聴覚障害者らが実行委員会を作って字幕上映にこぎつけた。経費を除いた収益は、三陸鉄道と三陸の人々への義援金になる。


 上映されるのは「おらほの鉄道~三鉄沿線奮闘記」(2008年)。日本映画学校(現日本映画大学)に在籍していた鈴木宏子さん(25)の卒業制作だ。岩手県山田町出身の鈴木さんが、約7カ月かけて、沿線の人々や風景を撮影した。


 聴覚障害者で、鉄道好きな会社員という共通点を持ち友人同士の熊谷徹さん(48)=横須賀市=と海老塚一浩さん(46)=横浜市神奈川区=は、この映画を多くの聴覚障害者に楽しんでもらうため、自分たちで字幕を付けて上映会をしようと計画。実行委員会を立ち上げると、友人ら約20人が集まり、準備に駆け回った。


 この結果、上映会だけでなく、鈴木監督や三鉄幹部、復旧を描いた漫画家らのトークショーも開かれることになった。


 日本語字幕を作ったのは横浜市の字幕製作サークル「まじっく」。台本がないので全編の文字おこしから始め、列車の発車や走行などの音まで文字にした。方言や地名など聞き取りにくい部分も多く、方言辞典で調べたり、鈴木監督に確認したりして作業を進めた。


 熊谷さんは「資金集めの苦労もあったが、大勢の力で実現できた」。海老塚さんは「映画を通して三陸鉄道が愛された理由を知ってほしい」と話す。


 鈴木監督は「日本語字幕がつき、本当に映画が完成したんだと実感しました」と話している。


 横浜市西区の西公会堂で午後1時開演。トークショーは手話通訳とパソコン文字通訳がつく。1500円。中学生以下800円。問い合わせは実行委員会にメール(sanriku.yokohama@gmail.com)かファクス(045・435・3577)で。

朝日新聞-2012年11月24日