ゴエモンのつぶやき

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広尾の障害者事業所「ゆうゆう舎」 地元食材使ってパン作り 25日に販売開始

2013年04月17日 02時50分55秒 | 障害者の自立
 【広尾】障害者の支援活動を行う町内のNPO法人「のーまひろお」が運営する多機能型事業所「ゆうゆう舎」は25日から、地元の食材を使ったパンの製造販売を始める。関係者を招いた試食会で、参加者の反応は上々だった。

 ゆうゆう舎では、町内の知的障害者や精神障害者が手工芸や木工作業などを通じて、就労訓練を行っている。

 パンの製造を始めることになったのは、2年ほど前に町内のパン店が1軒廃業して、焼きたてパンを購入しづらくなったのがきっかけ。パン製造販売は、障害者が地域社会に参加する狙いがある。

 2011年から準備を始め、十勝管内のパン工房の指導などを受け、昨年11月から試作を繰り返してきた。

 町コミュニティセンターで10日に開かれた試食会には、十勝産の小麦や卵、バター、小豆、コンブなどの食材を使った菓子パンや調理パンなど15種類が並び、町職員や商工会関係者など約100人が試食した。試食した人たちは「本格的な焼きたてパンでおいしい」などと感想を語っていた。

 「ゆうゆう舎」の小林美穂所長は「パン作りを通じて障害者が地域に貢献し、生き生きと仕事ができるようになれば」と話している。

 パンは25日午前11時半から、役場ロビーなどで販売する予定。問い合わせは「ゆうゆう舎」(電)01558・2・2717へ。

北海道新聞-(04/16 16:00)

那覇市長モデルにちぎり絵制作 障害者センターの8人

2013年04月17日 02時46分55秒 | 障害者の自立
 那覇市障害者福祉センターに通う仲間8人が翁長雄志那覇市長を題材にちぎり絵を制作し、那覇市役所で11日、翁長市長に作品を贈呈した。8人は身体や視覚に障がいがあるが、スタッフの協力を得て3カ月かけて作品を完成させた。翁長市長は「大変感激している。皆さんの激励を胸に秘め、街づくりに頑張りたい。作品は市役所に張って多くの人に見てもらいたい」と喜んだ。
 8人は週に1度、同センターのアート教室で作品を制作している。題材は那覇市長選挙の時に目に付いた翁長市長のポスターを基にし「それゆけ! 那覇市のリーダー」を題名にした。作品は3月の那覇市障がい者美術展に出品し、佳作を受賞した。
 名嘉永治さん(47)は翁長市長に「ずっと市長を続けるんですか。次も頑張ってほしい」と声を掛け、「大成功」と満足した様子だった。
 制作には名嘉さんのほか、謝花茂夫さん、伊志嶺澄江さん、村松あすかさん、真栄里かおりさん、山城一子さん、山野絹子さん、宮城洋子さんが参加した。


翁長市長のちぎり絵を市長に贈呈した市障害者福祉センターのメンバーら=11日、那覇市役所

琉球新報-2013年4月16日

障害者が限界集落支援 県、三好でモデル事業

2013年04月17日 02時07分27秒 | 障害者の自立
 徳島県は、障害者が限界集落の高齢者宅に手作りの弁当などを届けながら、お年寄りの安否確認をするモデル事業を三好市池田町箸蔵地区で30日から始める。全国初の取り組みで、効果を検証した上で他の地区に広げる方針。

 社会福祉法人・池田博愛会が運営する就労支援施設「セルプ箸蔵」で働く知的障害者8人が、お年寄りから電話で注文を受け、施設で作っている弁当やパンをはじめ、三好市の商店街で購入した日用品を配達する。その際、高齢者の安否確認を行い、雑談するなどコミュニケーションも図る。

 箸蔵地区の10集落には高齢者の一人暮らし、または高齢者だけの世帯が約100世帯ある。こうしたお年寄りの生活をサポートするとともに、障害者の生きがいづくりにつなげるのが目的。

 配達には、冷蔵庫や陳列棚を備えたワゴン車「何でもお届け!いろどり屋」号を使う。池田博愛会が県の補助金約400万円で購入した。

 セルプ箸蔵の峰本修司課長は「買い物難民と呼ばれるお年寄りに一人でも多く喜んでもらえるよう心掛け、サービスに取り組んでいきたい」と話す。池田町の池田博愛会・博愛の里で30日、オープニングセレモニーを行う。

 県は、障害者授産施設から優先的に物品を調達するよう努めることを定めた障害者優先調達推進法が4月に施行されたのに合わせ、モデル事業に取り組むことにした。


【写真説明】高齢者世帯に弁当などを届ける「何でもお届け!いろどり屋」号=三好市池田町の「セルプ箸蔵」

徳島新聞-2013/4/16 10:21

障害者福祉 法改正で拡充

2013年04月17日 01時39分26秒 | 障害者の自立
今月から、障害者福祉の法律が変わったようだけど、福祉サービスの中身が変わったの?

130種の難病患者も対象に


 障害がある人への福祉サービスを定めた「障害者自立支援法」が改正され、「障害者総合支援法」と名前を変えて今月から一部施行された。大きく変わったのは、障害者福祉の対象に難病患者を加えたことだ。

 難病は、パーキンソン病や筋萎縮性側索硬化症など、治療法が確立していない疾患のこと。病状が良くなったり悪くなったりを繰り返し、症状が重い時は自立した生活を続けることが難しくなる。

 難病患者にはこれまで、ホームヘルパーを派遣する難病患者等居宅生活支援事業があった。ただ、実施するかは市町村に任され、実施率は4割程度。住む場所によって利用できない人が多かった。

 今回の制度変更で、政府が指定する130疾患に該当する難病患者は、身体・知的・精神障害者らと同じように、各種の支援サービスを受けられるようになった。ホームヘルパーのほか、短期入所、外出の支援なども利用できる。病状が悪化してやむなく勤め先を辞めた後、再就職できずに困窮する難病患者も多かったが、同法で、就労の支援も受けられる。

 サービスを受ける際は、医師の診断書などを持参し、市町村の福祉担当課で申請する。「非該当」を含め7段階ある障害程度区分のどれに当てはまるか認定を受け、近くの福祉事業者と契約すればサービスを利用できる。市町村にとっては、難病の知識を持つ職員、ヘルパーなどの育成が今後の課題となる。

 このほか、視覚・聴覚障害者に対するコミュニケーションの支援も強化された。視覚と聴覚に障害がある盲ろう者に対し、指でたたいて伝える指点字を行う通訳者や、手話通訳者、要約筆記者などの育成が、都道府県の必須事業になった。

 法律が全面的に施行される来年4月からは、入浴や食事、外出など様々な支援を長時間かけて行う重度訪問介護のサービスを、知的・精神障害者も利用できるようになる。

 今は軽度障害の人を対象としているグループホームも、障害の重い人の受け入れが可能になる。重度障害者が増えるなか、生活を支えるサービスの拡充が期待される。



(2013年4月16日 読売新聞)



障害者に「普通の生活を」

2013年04月17日 01時35分25秒 | 障害者の自立
ノーマライゼーション 映画上映会重ね訴え 

 運動機能や会話に障害が出る難病を患いながら、障害をテーマにした映画の上映会の開催を続けている男性がいる。映画を通して、障害者が普通の生活を送れる社会をつくる「ノーマライゼーション」の理念を広げたいと活動している。(大沢帝治)

 この男性は、文京区の田中誠一郎さん(63)。田中さんが患う病気は、「脊髄小脳変性症」と呼ばれる難病で、小脳や脊髄の神経が徐々に失われ、歩行困難になったり、言語障害が出たりする。詳しい原因や治療法は分かっておらず、実在した女性患者の闘病記が「1リットルの涙」のタイトルでドラマや映画にもなった。

 田中さんが体の異変に気づいたのは、ボイラー技士だった35歳のときだ。仕事前の準備体操で体が思うように動かない。検査を何度受けても原因がわからず、医師に当たったこともあった。

 病名がわかったのは3か月後。3年ほどで字を書くのも困難になり、仕事を失った。17年前からは車いす生活に。舌がもつれるため、電話で話していると相手に酒に酔っていると誤解されることもしばしばだった。

 「なぜ自分が……」と悩み苦しんだ。だが、15年ほど前に雑誌で紹介されていたノーマライゼーションという言葉に出会い「これだ」と直感し、こう強く思った。

 「このまま人生を終えたくない。同じ苦しみを抱える人の力になりたい。障害者が普通の生活を送れる社会をつくろう」

 この理念に共感してもらうきっかけにしてもらおうと、これまでに障害を題材にした映画の上映会などを50回近く開催してきた。次第に、活動に力を貸してくれる仲間もできた。

 田中さんは「ノーマライゼーションとは、障害者だけでなく弱い立場の人たちに配慮するということ。広く社会に通じる問題として、訴えていきたい」と話している。


「ノーマライゼーションを広めていくのが自分の使命」と話す田中さん

(2013年4月16日 読売新聞)