【広尾】障害者の支援活動を行う町内のNPO法人「のーまひろお」が運営する多機能型事業所「ゆうゆう舎」は25日から、地元の食材を使ったパンの製造販売を始める。関係者を招いた試食会で、参加者の反応は上々だった。
ゆうゆう舎では、町内の知的障害者や精神障害者が手工芸や木工作業などを通じて、就労訓練を行っている。
パンの製造を始めることになったのは、2年ほど前に町内のパン店が1軒廃業して、焼きたてパンを購入しづらくなったのがきっかけ。パン製造販売は、障害者が地域社会に参加する狙いがある。
2011年から準備を始め、十勝管内のパン工房の指導などを受け、昨年11月から試作を繰り返してきた。
町コミュニティセンターで10日に開かれた試食会には、十勝産の小麦や卵、バター、小豆、コンブなどの食材を使った菓子パンや調理パンなど15種類が並び、町職員や商工会関係者など約100人が試食した。試食した人たちは「本格的な焼きたてパンでおいしい」などと感想を語っていた。
「ゆうゆう舎」の小林美穂所長は「パン作りを通じて障害者が地域に貢献し、生き生きと仕事ができるようになれば」と話している。
パンは25日午前11時半から、役場ロビーなどで販売する予定。問い合わせは「ゆうゆう舎」(電)01558・2・2717へ。
北海道新聞-(04/16 16:00)
ゆうゆう舎では、町内の知的障害者や精神障害者が手工芸や木工作業などを通じて、就労訓練を行っている。
パンの製造を始めることになったのは、2年ほど前に町内のパン店が1軒廃業して、焼きたてパンを購入しづらくなったのがきっかけ。パン製造販売は、障害者が地域社会に参加する狙いがある。
2011年から準備を始め、十勝管内のパン工房の指導などを受け、昨年11月から試作を繰り返してきた。
町コミュニティセンターで10日に開かれた試食会には、十勝産の小麦や卵、バター、小豆、コンブなどの食材を使った菓子パンや調理パンなど15種類が並び、町職員や商工会関係者など約100人が試食した。試食した人たちは「本格的な焼きたてパンでおいしい」などと感想を語っていた。
「ゆうゆう舎」の小林美穂所長は「パン作りを通じて障害者が地域に貢献し、生き生きと仕事ができるようになれば」と話している。
パンは25日午前11時半から、役場ロビーなどで販売する予定。問い合わせは「ゆうゆう舎」(電)01558・2・2717へ。
北海道新聞-(04/16 16:00)