平塚市立太洋中学校(同市高浜台)で二十日、災害に備えた講習会があり、障害者ら要援護者を誘導して避難させる方法やけが人の応急処置などを学んだ。
同校の講習会は地域一体の防災対策として、福祉関係者らが協力して二〇〇五年から開いており、今年で十回目。企画、立ち上げから尽力してきた地元の町内福祉村運営協議会の渡辺孝会長(78)は「中学生は地域をよく知っているし、体力もある。災害時に大きな力になる。自覚を持ってほしいと願い講習会を続けている」と説明する。
全校生徒約三百四十人は学年別に分かれ、一年はけがの手当てや毛布などを利用した搬送方法、二年は心肺蘇生法を体験。三年は段差のある場所で車いすを押したり、津波を想定して車いすを持ち上げて階段を上ったり、アイマスクを着けた視覚障害者役を誘導する訓練に取り組んだ。
三年の浦田光来(みらい)さん(15)は「車いすを平らでない場所で押したり、目が見えないと階段を上ったりするのが難しい。いざというときは教えてもらったことを生かしたい」と話した。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/77/2b/4e8609a54b3828c46abbd2cc31bff0ac.jpg)
視覚障害者の誘導を体験し合う中学生たち=平塚市で
2014年6月22日 東京新聞
同校の講習会は地域一体の防災対策として、福祉関係者らが協力して二〇〇五年から開いており、今年で十回目。企画、立ち上げから尽力してきた地元の町内福祉村運営協議会の渡辺孝会長(78)は「中学生は地域をよく知っているし、体力もある。災害時に大きな力になる。自覚を持ってほしいと願い講習会を続けている」と説明する。
全校生徒約三百四十人は学年別に分かれ、一年はけがの手当てや毛布などを利用した搬送方法、二年は心肺蘇生法を体験。三年は段差のある場所で車いすを押したり、津波を想定して車いすを持ち上げて階段を上ったり、アイマスクを着けた視覚障害者役を誘導する訓練に取り組んだ。
三年の浦田光来(みらい)さん(15)は「車いすを平らでない場所で押したり、目が見えないと階段を上ったりするのが難しい。いざというときは教えてもらったことを生かしたい」と話した。
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視覚障害者の誘導を体験し合う中学生たち=平塚市で
2014年6月22日 東京新聞