障害者への差別について考えるフォーラム「誰もが暮らしやすいまちづくり」が22日、仙台市青葉区で開かれた。難治性の皮膚筋炎などを患う作家の大野更紗(さらさ)さんが講演し、昨年成立した障害者差別解消法について解説。「障害者本人が声を上げ、困っていることを社会に伝えることが大事だ」などと訴えた。
同市で障害者差別禁止条例の制定を目指す障害者らで作る「条例の会仙台」が主催し、市民ら約100人が参加した。
差別解消法は社会や企業に対し、過重負担にならない範囲で、個々の障害特性に合わせた支援を行う「合理的配慮」を求めている。大野さんは、障害の種類に応じて一律に支援するのではなく、一人一人のニーズに配慮することの必要性を強調。「本人が声を上げないと周囲は分からない。どんな支援が必要か最初から意見が一致することはないが、議論せずして『共生』は実現しない」と呼びかけた。
障害者同士の対談や差別体験の発表もあり、参加者が「障害者を特別扱いせず、対等な立場で関わってほしい」などと訴えた。
毎日新聞 2014年06月23日 地方版
同市で障害者差別禁止条例の制定を目指す障害者らで作る「条例の会仙台」が主催し、市民ら約100人が参加した。
差別解消法は社会や企業に対し、過重負担にならない範囲で、個々の障害特性に合わせた支援を行う「合理的配慮」を求めている。大野さんは、障害の種類に応じて一律に支援するのではなく、一人一人のニーズに配慮することの必要性を強調。「本人が声を上げないと周囲は分からない。どんな支援が必要か最初から意見が一致することはないが、議論せずして『共生』は実現しない」と呼びかけた。
障害者同士の対談や差別体験の発表もあり、参加者が「障害者を特別扱いせず、対等な立場で関わってほしい」などと訴えた。
毎日新聞 2014年06月23日 地方版