ゴエモンのつぶやき

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子ども追い刃物振るう男 職員、住民必死に防御 宇佐・こども園侵入

2017年04月02日 03時16分26秒 | 障害者の自立

 赤いフルフェースのヘルメットをかぶった男は、刃物を振り回して子どもたちを追い掛け回した。31日に大分県宇佐市の「四日市こども園」で学童保育中に起きた事件。職員2人が次々と切り付けられ、男児も殴られた。子どもたちは四方に逃げ惑い、普段は笑い声であふれる園庭に悲鳴が響いた。

 「不審者、不審者」。午後3時20分ごろ、園に一斉放送が響いた。男が刃物を持ち、今にも窓ガラスを割ろうとしている。職員の一人が「落ち着いて」と話し掛け、注意を引く間に子どもを非常口から逃がした。

 向かいの障害者福祉施設「ほろんの郷四日市」には血だらけの職員2人が飛び込んできた。「助けてください」。障害者施設の職員3人がほうきを手に園へ向かう。そこで見たのは刃物を振り回す男の姿だった。

 男は園を出て障害者施設の敷地にも侵入してきた。自転車に乗ろうとしたが、職員から車輪に棒を突っ込まれて転倒。取り押さえられそうになると刃物を突き付けるように威嚇し、塀を乗り越えて逃げたという。

 「相模原の事件が頭をよぎった。怖かったが、利用者を守ろうと必死だった」。障害者施設の副責任者の男性(55)が緊迫した状況を語った。

 子どもたちは園を飛び出し、障害者施設や果樹園に逃げ込んだ。約100メートル離れた酒店にも20人ほどが駆け込んできた。「先生が切られた」「怖い、怖い」。身を震わせる子、恐怖で立てない子。酒店の女性(87)は「恐ろしくて夢中でシャッターを閉めた」と声を震わせた。

 現場は静かな住宅街。地元の自治会長(70)によると、数日前に不審な男が夜中にうろつく姿を住民が目撃していたという。

 果樹園の従業員の男性は午後4時ごろ、こども園から約300メートル離れた宇佐道路の四日市インターチェンジ付近で4、5人の警察官に覆いかぶさられている男の姿を目撃した。県警は銃刀法違反容疑で無職射場健太容疑者(32)=宇佐市四日市=を現行犯逮捕した。パトカー十数台が集まり、住宅街は騒然。男性は「顔見知りも多い場所。こんな事件が起きるなんて」と驚いた様子で話した。

子ども追い刃物振るう男 職員、住民必死に防御 宇佐・こども園侵入 

刃物などを持った男が侵入した「四日市こども園」の周辺で規制線を張る県警捜査員ら

=2017/04/01付 西日本新聞朝刊=


事故に遭い、仕事も失い、引きこもりになったミャンマー人女性

2017年04月02日 03時00分16秒 | 障害者の自立

NGO「難民を助ける会」の障がい者職業訓練校が救う

「ただでさえ貧しいのに、事故に遭ってからは職も失い、本当に人生のどん底だった」。そう語りながら左足の生々しい傷跡を見せるのは、ミャンマー・エーヤワディー管区出身のノーノートゥさん(22歳)。そんな彼女にどん底から抜け出すきっかけを与えたのが、日本のNGO「難民を助ける会(ARR Japan)」がミャンマー・ヤンゴン市内で運営する「障がい者のための職業訓練校」だ。

■学校にも行ったことなかった

この職業訓練校では、ミャンマー全土から障がい者が集まって3カ月半の寮生活を送りながら、「理容美容」「裁縫」「PC」の3つのコースのいずれかに分かれ、仕事をするのに役立つスキルを習得する。授業料・寮費はすべて無料。就職率は84%と高い。ARR Japanによると、ミャンマーの障がい者の就職率は15%以下という。

ノーノートゥさんは2013年12月、エーヤワディー管区内で乗っていたトラクターのブレーキが突如効かなくなり、道から転落した。トラクターから投げ飛ばされ、左足に大けがを負った。2度の手術を受けた。

彼女は実は事故に遭う前、精米工場の中でコメを運ぶ仕事をしていた。足が不自由になったため辞めた。「学校にも行ったことがないし」と自信を失い、家で引きこもるようになった。

手術代の大半はミャンマーの公的機関から借りた。ただそれ以外の診療代は自腹だ。今も1カ月に1度、病院に通っているが、その費用は約6000チャット(約500円)。手術代の返済と診療代に加え、きょうだい4人の生活費ものしかかり、ノーノートゥさんの家庭の家計は楽ではない。左足の中には鉄製のプレートが入ったままだ。松葉杖を手離せない毎日を送っている。

■障がいが人生を考えるきっかけに

ノーノートゥさんは事故から2年後の2017年1月、ARR Japanの「障がい者のための職業訓練校」に入った。初めは裁縫コースで学びたいと申し込んだ。しかし彼女は足が不自由で足踏み式ミシンの踏み台を踏めなかったのと、簡単な計算ができなかったため、理容美容コースに振り分けられた。

「特に不満はなかったわ。とにかくなにか1つスキルを身につけ、仕事に早く就いて家族のためにお金を稼ぎたかった」。手厚い先生のサポートのもと、彼女は散髪、髪のセット、メイクなど、基礎的なスキルを短い間で身につけた。

スキルだけでなく、ひきこもりも治った。寮で出会った友だちのほとんどは、ポリオ(全身の筋肉の運動障害)の後遺症に苦しむ生徒たち。「幼い頃から障がいをもつ人や、重い障がいをもつ人と一緒に暮らしているうちに、言葉は悪いが、自分はまだ恵まれていると安心した。私は歩こうと思ったら歩ける。くよくよしている場合じゃない」と希望をもった。

卒業するのは2017年4月。訓練校に入る前と比べると「自分の障がいに対する考えが変わった。学歴もなく、障がいをもつ私は珍しい存在ではないのだ、と他の生徒を知って感じた」と本音をこぼす。今では外出することにも抵抗を感じない。他人の視線も気にならなくなった。

「学ぶ喜びを初めて知った。今の人生に満足せず、もっと上を目指したい」と語るノーノートゥさん。この訓練校は、基本コースの修了生を対象に上級コースも開講しているが、彼女は卒業後に上級コースに進みたいと目を輝かす。「障がいをもつ前は、ただ毎日起きて、工場に行って、働いて、夜遅くに帰ってきて‥‥という毎日だった。障がいをもったことで、自分の将来を真剣に考えるようになった。スキルをもっと磨き、自分のサロンを地元でオープンしたい」

      

理容美容コースの授業風景。マネキンを使うとお金がかかるため、写真のように生徒やゲストの髪を切ることもある

ミャンマー・ヤンゴンでARR Japanが運営する「障がい者のための職業訓練校」に通うノーノートゥさん(22歳)。今は理容美容の上級コースに入れるかどうか合否を待っているところだ

2017-04-01   特定非営利活動法人開発メディア


NPO法人5億円私的流用か

2017年04月02日 02時49分42秒 | 障害者の自立

 障がい者らの就労支援を行う兵庫県のNPO法人「西宮障害者雇用支援センター協会」が大阪国税局の税務調査を受け、重加算税を含め約2億8000万円を追徴課税されたことがわかりました。

 協会は西宮市や県などから河川敷や公共施設の清掃業務などを請負い、障がい者ら約70人が働いているということですが、関係者によりますと、去年までの約6年間に障がい者らの人件費として計上していた約5億円が、実際には理事長の父親に渡っていたということで、課税対象にあたる「給与」と認定されました。私的流用されたとみられています。

03/31 20:29   毎日放送


陸上の辻らに奨学金=パラ選手強化へ支援-日本財団

2017年04月02日 02時38分42秒 | 障害者の自立

 日本財団が創設した障害者スポーツ向け奨学金制度で、2017年度の授与式が31日、東京都世田谷区の日体大世田谷キャンパスで行われた。20年東京パラリンピックを見据えた強化策の一環。支給される18人を代表し、昨年のリオデジャネイロ・パラリンピック陸上女子銅メダリストの辻沙絵が「今後それぞれの種目でメダリストになれるよう、共生社会の実現に向けて一生懸命頑張っていく」とあいさつした。
 奨学金は1人年間500万円程度で、学費や生活費、遠征費などに使える。日本財団の笹川陽平会長は「人々に夢と希望を与え、人生かく生きるべきという見本を示してほしい」と語った。
 奨学金は日体大と同校のグループ校に在学し、世界レベルの活躍が期待できる身体障害や知的障害のある学生が支給対象。選手が将来的に指導者になるための教育にも力を入れている同校グループの取り組みが評価され、選ばれた。辻は今春、日体大を卒業して日体大大学院に進学。

日本財団が創設した障害者スポーツ向け奨学金の授与式であいさつするリオデジャネイロ・パラリンピック陸上女子銅メダリストの辻沙絵=31日、東京都世田谷区の日体大

日本財団が創設した障害者スポーツ向け奨学金の授与式であいさつするリオデジャネイロ・パラリンピック陸上女子銅メダリストの辻沙絵

 (2017/03/31-時事通信


席を立っても声を出してもOK「ぼくと魔法の言葉たち」で日本初「フレンドリー上映」

2017年04月02日 02時27分04秒 | 障害者の自立

自閉症の少年の成長を追ったドキュメンタリー映画

[映画.com ニュース] 自閉症の少年の成長を追ったドキュメンタリー映画「ぼくと魔法の言葉たち」(ロジャー・ロス・ウィリアムズ監督)が4月8日から公開。東京・シネスイッチ銀座では、上映中に席を立っても声を出してもOKな「フレンドリー上映」を実施する。

映画は、2歳のときに自閉症で言葉を失った少年オーウェン・サスカインドが、両親と兄の愛情と献身的なサポートのもと、ディズニー・アニメーションを通して言葉を取り戻し、外の世界を理解していく姿を映し出す。第89回アカデミー賞では長編ドキュメンタリー賞にノミネート、このほど文部科学省の特別選定作品に認定された。

日本の映画館で初の試みとなる「フレンドリー上映」は、試写会で本作に共感した保護者や発達障害支援関係者からの「多くの子育て中の方々に見てほしい」「発達障害のこと、そして発達障害家庭のことをもっともっと知ってもらいたい」という要望に応えた企画で、障がい者や小さな子どもたちも一緒に気兼ねなく楽しめる。毎週火曜日の2回目の上映回で実施される。

シネスイッチ銀座では「フレンドリー上映」のほか、マタニティマーク持参で同行者1人まで1000円で鑑賞できる“ママ割”や、視覚障害者用の音声ガイド付き上映も実施。劇場内には、絵画や物語の創作に励み、過去に個展を3度開催したオーウェンの作品も展示される。また、4月2日の「世界自閉症啓発デー」には、同劇場を癒しのテーマカラーであるブルーに彩る予定だ。

ぼくと魔法の言葉たち」は4月8日から全国で順次公開。

 
自閉症の少年の成長を追ったドキュメンタリー映画
 
2017年4月1日   エイガドットコム