ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

子の障害・病気悩み殺害…親の7割、65歳以上

2017年04月03日 23時51分01秒 | 障害者の自立

 子供の障害や病気に悩んだ親が、子供を手にかけてしまう殺人・心中事件が相次いでいる。

 読売新聞が2010年から先月までに起きた計50件(未遂含む)を調査・分析したところ、加害者は65歳以上が7割を占め、子供の「ひきこもり」や暴力にもかかわらず、長く周囲から支援を受けられなかった高齢の親が事件を起こしている傾向がわかった。将来への悲観や介護疲れが背景にあり、国などによる実態把握が求められる。

 警察発表や裁判資料などで、親が子供のひきこもりや心身の障害、難病などに悩んでいたことが確認できた事件は50件。被害者が18歳未満の事件は、児童虐待など動機や背景が異なるケースが多く、対象から除いた。

 50件の動機や背景(重複あり)を分析したところ、「親が亡くなった後などの子供の将来を悲観」が約6割の28件に上った。「子供からの暴力」も20件と目立った。

読売新聞     2017年04月02日


パソコン講座  障害者の中高生、就労を支援 札幌のNPO、10日から「将来像描いて」

2017年04月03日 03時11分46秒 | 障害者の自立

 障害者の就労を支援する札幌市北区のNPO「札幌チャレンジド」が4月から、障害のある中高生を対象にパソコンの技能習得のための講習を始める。加納尚明理事長は「子どもたちが将来像を描き、それをサポートするキャリアデザインセンターとして自立を促したい」と意気込む。

 「札幌チャレンジド」は2000年からパソコン講習開催などで障害者の資格取得や就職を支援してきた。道内外の企業からデータ入力やホームページデザインなどの仕事を受託し、講習会場でもあるオフィスでは約30人の障害者が働いている。

 これまでに、見学した学校関係者や保護者らから「就労のためにパソコンに慣れてほしいが、時間や教える技術がない」「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やインターネットを利用する際のマナー教育が必要」といった声が寄せられた。このため、10日から新たに、放課後などに障害のある中高生に、パソコン講習の事業を始めることにした。

 平日のみで、定員は1日10人。講習内容は、初心者向けにはタイピングやワード、エクセルなどの基本操作を教え、上級者にはプログラミングやウェブページ制作など高度な技術を覚えてもらう。

 コミュニケーション能力を培ったり、社会経験を積んでもらったりする狙いがある。同じフロアで働く障害のある大人と接し、自然と将来像を思い描ける利点もあるという。加納理事長は「パソコン講習をきっかけに、得意なことを増やして自信をつけ、いろいろなことに挑戦してほしい」と話している。

 5日まで予約制の相談・体験会を開く。問い合わせは同法人(011・769・0843)。

毎日新聞   2017年4月2日


映画通じ福祉の現場見つめて 障害児施設描いた作品など11本

2017年04月03日 03時03分45秒 | 障害者の自立

 世田谷区の市民グループ「優れたドキュメンタリー映画を観(み)る会」が十五~二十一日、同区松原の下高井戸シネマで、障害者福祉などをテーマにした映画の上映会を開く。観る会代表の飯田光代さん(64)は「障害者施設での虐待や殺傷事件は後を絶たない。映画を通して福祉の現場をあらためて見つめてほしい」と訴える。 

 今回の上映会では、戦争や労働問題などをテーマにした計十一本の映画を日替わりで各二本ずつ公開する。相模原市で昨年七月に起きた知的障害者施設「津久井やまゆり園」の障害者殺傷事件を受け、上映作品のうち四本を障害者福祉がテーマの映画にした。

 その一本、「夜明け前の子どもたち」(柳沢寿男監督、二十日午後七時半上映)は、滋賀県で一九六三年、障害者福祉の父と呼ばれる糸賀一雄氏(一九一四~六八年)が西日本で初めて設立した重症心身障害児の入所施設「びわこ学園」が舞台。障害児や施設職員の日常に迫り、職員が障害児の自立を手探りで支援する姿が描かれている。六八年に公開され、日本の福祉ドキュメンタリーの原点と言われている。

 また、韓国映画「きらめく拍手の音」(イギル・ボラ監督、十六日午前十時二十分上映)は、耳が聞こえない両親をもつ健常者の娘が監督を務め、家族への思いや愛情を注ぐ両親の間で苦悩しながらも成長していく様子を追った。

 飯田さん自身も重度知的障害の次男(29)がおり、「障害者と向き合うためのマニュアルがあっても、支える人の心と障害者の心をかよわせていくことが大切」と強調。「健常者や施設職員、これから福祉に従事したい人たちに映画を観てもらいたい」と話している。

 前売り一回券千円、五回券四千五百円。当日券は九百~千六百円。十四日は午後七時から前夜祭が開かれる。問い合わせは、下高井戸シネマ=電03(3328)1008=へ。

2017年4月2日    東京新聞


「世界を見て」雪崩犠牲の高校生、角膜を提供

2017年04月03日 02時56分52秒 | 障害者の自立

 栃木県那須町の雪崩事故で犠牲になった県立大田原高校生、高瀬淳生(あつき)さん(16)の角膜が県アイバンクに提供され、福田富一知事から感謝状が贈られたことがわかった。

 1日、同県矢板市で行われた告別式で親族が参列者に明らかにした。

 参列者によると、高瀬さんの角膜は近日中に患者2人へ移植される見込み。告別式で、高瀬さんの親族は「淳生が見ることのできなくなった世界を、(角膜の)提供を受ける2人には見てもらいたい」とあいさつしたという。

 福田知事は取材に対し、「角膜を必要としている人にはうれしいことだろうし、高瀬さんが別の形で生き続けていくことにもなる」と語った。県アイバンクは提供者と視覚障害者との間を仲介する公益財団法人。

2017年04月01日 20時48分 Copyright © The Yomiuri Shimbun

白壁倶楽部が営業再開 復興セレモニー、再開祝う

2017年04月03日 02時48分28秒 | 障害者の自立

 鳥取中部地震で被災した国の登録有形文化財で、カフェ・レストランとして活用されている倉吉市魚町の「白壁倶楽部」が1日、復旧作業を終えて約半年ぶりに営業を再開した。運営する社会福祉法人和(なごみ)や支援した日本財団の関係者、平井伸治知事、石田耕太郎市長らが出席して復興セレモニーを行い、再開を祝った。

白壁倶楽部の再開を祝いテープカットする関係者=1日、倉吉市魚町

 白壁倶楽部は1908年に建てられた旧国立第三銀行倉吉支店で、2011年から障害者福祉サービス事業所「レストラン&カフェ白壁倶楽部」として活用され、障害者の就労の場であると同時に、レトロな建物と食事が人気だった。地震で壁が崩れて建物が使えなくなり、近くの別の場所で営業していた。

 和の吉田忠男理事長は「利用者と一緒に頑張っていく」と抱負を語り、石田市長は「復興の大きなシンボルとなる。多くの人に利用していただき、倉吉を元気にしていきたい」と喜んだ。

 テープカットの後、再開を待ちわびた人たちが大勢訪れ、生演奏の中、コーヒーやドーナツを味わった。

2017年4月2日   日本海新聞