東奥日報社は8、9の両日、青森県の多彩な食の魅力を紹介する「うまい森 青いもりフェア」(県観光連盟共催)を青森市の県観光物産館アスパムで開く。4月のテーマは「水と技が生む銘酒」。清澄な水と県産米を使い、蔵人が伝統の技で仕込んだ県内の地酒が集まる。フェアは両日とも午前9時半~午後3時の開催。
「酒のなかむら」をはじめ、青森市内の酒販店7軒でつくる「ななの会」が七戸町の醸造元・盛田庄兵衛に依頼し、限定販売する独自ブランドの純米吟醸「七力」などが登場する。青森県産の酒造好適米「華想い」を100%使用した七力は、芳醇(ほうじゅん)なうま味と爽やかな後味が特長。同店の中村寿子さん(67)は「地産地消を目指したおいしい酒」と話す。同じく市内酒販店グループのみが扱う純米吟醸「津軽半島」や特別純米酒「縄文明水」も販売される。
フェアには、県内各地から30企業・団体が出店。障害者サポートセンター「くるみの里」(八戸市)が、地酒関連の商品として用意する「陸奥八仙」の酒粕(かす)を原料にした酒まんじゅう、どら焼き=同下=を販売する。
フェア人気グルメも多数出店
このほか、会場には「道の駅 かそせいか焼き村」(深浦町)の紅ザケずしや、パン屋といとい(弘前市)の田舎パンなど、これまでのフェアで来場者に好評だった多くの商品が集まる。