重い現実が初めて数値で示された。
高齢者数が最多に近づく2040年度に、社会保障給付費が現行の1・6倍の190兆円に達する、との推計を政府が公表した。
人口は1億1千万人に減り、15〜64歳の生産年齢層がいまより1500万人少なくなる中、財源の税金と社会保険料を30兆円ずつ増やさなければならない。
20年後の社会状況にどう対応するのか。与野党は早急に議論を始めるべきだ。
少子高齢化に伴う医療費や介護費の増大には、かねて警鐘が鳴らされていた。
だからこそ、当時政権にあった旧民主党と、自民党、公明党の3党は「社会保障と税の一体改革」に合意し、2012年に関連法を成立させた。
約束を破ったのは安倍晋三首相だ。消費税再増税の時期を、デフレからの脱却を危うくするとして2度も延期。5兆円余の増収が当てにできなくなった。
昨年秋は、その増税分の使途変更を衆院解散の理由に挙げて“政争の具”にしてしまった。
教育費無償化に充て「社会保障を全世代型に転換する」と首相は言う。それでは、医療や介護、年金、生活保護、障害者らへの手当…。制度全体の安定をどう図るのか。一向に全体像が見えない。
今回の推計を受け、政府の経済財政諮問会議から、19〜21年度の社会保障費の抑制を求める意見が挙がっている。
再増税の延期もあって、既に16〜18年度で給付費は大幅に圧縮された。しわ寄せは、低年金で暮らす高齢者や生活保護受給者に及び、必要な人に保障が行き渡らない事態が生じている。
逆進性の高い消費税に財源を絞ることに無理がある。所得税の累進性や資産課税の強化をはじめ、税制全体の見直しが欠かせない。サービスの自己負担を収入や財産に応じた仕組みに徹底するなど痛みを伴う改定も避けられない。
全国で介護職員が大幅に不足するとの予測も示された。外国人の受け入れを含め、人員確保にもめどを付ける必要がある。
あきれたことに、官邸筋からは「来年の参院選が終わるまで議論は難しい」との声が聞かれる。
暮らしに直結する問題だ。国民にこそ率直に状況を説明しなければ、理解も協力も得られない。難題から目を背けず、国民の声を丁寧に聴き、超党派で設計図を練り上げてほしい。
残された時間は少ない。
(5月23日) 信濃毎日新聞
旧優生保護法(1948~96年)に基づいて障害者への強制不妊手術が行われた問題で、鹿児島県は、68~82年度に78件の手術があったことを示す「定期監査調書」など2種44点の公的資料が見つかったと発表した。
定期監査調書には前年度に実施された優生保護審査会や不妊手術の件数が記されており、手術は68~82年度で78件。83年度以降は「0」となっている。
同県では旧厚生省の衛生年報から54~79年に178件の手術があったことが明らかになっている。しかし、いずれの資料にも氏名や診断名などの個人情報がないため照合できず、県は「定期監査調書の78件が衛生年報の178件の一部なのか別なのか、現時点では判断できない。資料の保全や調査を進めたい」としている。
毎日新聞 2018年5月22日
4月22日、徳島ヴォルティスのホーム讃岐戦で、スタジアム前に現れた車「あわぎん号」。トラックの荷台には助手席側と後部に扉と階段があります。

助手席側の扉から中をのぞくとATMが1台あり、後部は銀行の窓口のようなカウンターが見えます。

ATMを使ってみました。ステップを上がると、一人が立つには十分ですが、二人は窮屈…というスペースが。ATMは店舗にあるのと同じタイプです。

後部の窓口はこんな感じ。こぢんまりした銀行のようです。



この車ってどんなときに活躍するんでしょう?阿波銀行に取材しました。
◆あわぎん号はどんな車?
大規模災害の発生時に、被災地に派遣して、銀行業務ができるように2016年4月に導入しました。ATM1台と、車両後部の事務室には窓口端末1台を設置。また、自家発電と、非常用通信としてWi-Fiの設備もあります
◆どんなことができるんですか?
災害時の出動では、ATMは時間外手数料なしで使用できます。また、事務室では、カードを持っていなくても本人と口座を確認した上で現金を引き出せるように対応する予定です。(※訓練やイベントでは、通常のATMと同様に休日・時間外の場合は手数料がかかります)
◆どんなところで見ることができますか?
自治体の要請を受けて徳島県内各地の防災訓練に出ることが多く、行員のマニュアル確認も同時に行っています。導入後すぐの2016年5月には、視覚障害者向けのATM体験会を実施。その際、「ステップが見にくい」という意見があったので、分かりやすいように各段に黒いシールを貼る対応をしました。
また、徳島ヴォルティスのホームゲームでは、3年連続でマッチデーに出張し、実際に使ってもらっているほか、昨年10月には三好市で開かれたラフティング世界大会でも展示。訓練やイベントでは、通常のATMと同様に、休日・時間外の場合は手数料がかかります。現状では、年に数回の防災訓練、イベント展示で見ることができます。

◆今後どんな活用の可能性がありますか?
他の金融機関では、支店を廃止した地域を巡回し、店舗代わりに移動ATM車を活用している例もあります。ですが、徳島は人口比で金融機関の店舗数が全国的にも多い地域です。阿波銀行も県外店舗や支店内支店を含め99店舗あり、現状では「あわぎん号」で地域を巡回する必要性は感じていません。今後、店舗のあり方を見直したり、移動ATM車を巡回させることで利便性が向上すると考えられる場合には、過疎地等での活用も検討していきます。
5/22 徳島新聞
優秀人材を続々採用。看護師2名・理学療法士1名・介護福祉士4名
[CARE PETS(ケアペッツ)]
元東証1部上場ゲーム企業大手ゲームエンジニアの介護福祉士、元大手航空会社グランドスタッフの介護福祉士など異色の経歴が続々
「人材の採用がでいない・・・・」と悩む介護事業所が多い中、株式会社CARE PETS(本社:東京都目黒区、代表取締役:藤田英明、以下「当社」)の新規事業である「愛犬と通える高齢者デイサービスセンターわおん」では、採用コストを一切かけずに優秀な人材にご入社いただいています。
■介護業界における人材採用の現状
介護事業所を対象とした調査によると、介護職の採用単価は10万円未満が6割を超えていますが、30万円~50万円コストをかけている事業者もあり、採用単価の平均は約10万円といわれています。
超高齢社会である現在の日本において、厚生労働省は2025年には団塊の世代が75歳となり、要介護高齢者の増加により、全国で約38万人の介護人材不足に陥ると予測されています。
2025年時点で、介護人材は約253万人必要だといわれていますが、予測では215万人の介護人材しか確保できないといわれています。
2015年に打ち出された「1億総活躍社会」を掲げる内閣の緊急対策では「介護施設などを中心に約50万人の人材確保」と「介護職離職ゼロ」を目指していますが、人材が需要に追い付いていない現状です。介護は売り手市場で求人にかかっても、良い人材がとれる保証はどこにもなく、退職を繰り返している企業側にとっては難のある人材が多くいるということも現実です。
■愛犬と通えるデイサービス「わおん」の採用状況について
上記のように人材の採用に苦戦する介護事業者が多い中、当社の運営する「デイサービスセンターわおん」では、募集期間1ヶ月・採用コストゼロで、常勤の正看護師を2名、介護福祉士を4名、理学療法士を1名採用いたしました。
採用したスタッフはそれぞれに個性があり、芯のあるホスピタリティにあふれる人材で、元東証1部上場ゲーム企業大手のゲームエンジニアで介護福祉士兼ペットシッター士の資格をもつ方、元大手航空会社グランドスタッフの方など経歴も非常にユニークです。
全ての応募者が「デイサービスセンターわおん」の事業に魅力を感じ、他の求人には申し込んでおらず「わおん希望」で応募して下さった方々です。
今後、素晴らしいスタッフが一丸となって、利用者様により良いサービスを提供し、介護業界に貢献してまいります。
【愛犬と通える高齢者デイサービス「わおん」】
住所:東京都大田区大森西2-7-21
電話:03-6404-6811
施設長:有坂(看護師)
■愛犬と通えるデイサービス「わおん」について
「わおん」は当社が今年度から新たに立ち上げた新規事業です。
当社の理念である「人間福祉と動物福祉の追求」をさらに実現に近づけるために、人と動物が一緒に過ごせるペット共生型のデイサービスや、保護犬・猫と共に暮らす障害者のグループホームなどを順次OPENしています。愛犬と過ごせるほか、常駐看護師による安心の医療体制や理学療法士による高度な機能訓練など介護度や医療依存度の高い方の受け入れ態勢の整った日本初のデイサービス、日本初の障害者グループホームとなります。
当社では、本サービスのノウハウを元に、リノベーションやコンサルティングサービスを提供していく予定です。
YouTubeチャンネルはコチラ→https://www.youtube.com/watch?v=tigoAgw-rAw
URL:https://care-pets.jp/
会社名:株式会社CARE PETS(CARE PETS CO.,LTD.)
本社:東京都目黒区八雲2丁目25番7号 TEL03-6421-2311
代表者:代表取締役 藤田 英明
設立:平成28年8月5日(事業開始:平成28年3月1日)
資本金:28,000千円(平成30年3月31日現在)
事業概要:
1)動物のホームケアサービス・ペットシッター「ケアペッツ」事業
2)飼い主がシャンプーやカット、しつけを学ぶ「犬塾」事業
3)ペット共生型福祉施設「わおん」事業
4)動物訪問看護師資格発行事業
企業プレスリリース詳細へ (2018/05/22-14:01)
翔泳社はこのほど、書籍『誤学習・未学習を防ぐ! 発達の気になる子の「できた! 」が増えるトレーニング』(税別1,500円)を刊行した。
現在、「発達障害」「療育」という言葉はよく知られるようになってきたが、実際に発達が気になる子に対して、具体的に何をすればよいのかわからず困惑するケースもある。また、指示も子どもにわかりにくい声掛けをしてしまったり、間違った方法を行ってしまったりすることも見られるとのこと。
同書は、30年以上にわたって療育や障害児・障害者支援の現場に携わってきた著者が、家庭で実践できる発達が気になる子への取り組みをまとめたもの。学校などの集団生活や、社会に出たときの「困りごと」を減らして自立するため、身につけておきたいことをわかりやすく紹介している。
1章では、大人になった発達障害の人たちが、どのような場面で困っているのかも事例で紹介。それを知っておけば、子どものときからやっておきたいことが見えてくるとのこと。また、誤ったやり方で覚えてしまう「誤学習」や、知らない、経験が足りない「未学習」を防ぐためのポイントもまとめている。
そのほか、取り組みによって子どもがどう変わったか、他の家庭ではどのような支援をしているのかなど、「発達障害」と診断された子どもの親たちの声も多数紹介している。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
2018/05/23 マイナビニュース