ゴエモンのつぶやき

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障害者悪用、窃盗容疑で4人再逮捕 兵庫県警

2018年11月17日 16時11分00秒 | 障害者の自立

 盗んだゴルフ用品をインターネット上で転売するため、障害者を作業に従事させていた事件で、兵庫県警捜査3課は15日、窃盗の疑いで、神戸市中央区相生町の会社経営、蓮本憲太郎容疑者(42)と同市長田区萩乃町の古物商、白石皓之(こうじ)容疑者(30)ら男4人を再逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 再逮捕容疑は、共謀し5月14日未明、兵庫県西宮市弓場町の駐車場で車のガラスを割り、ゴルフクラブなど8点(計約6万1千円相当)を盗んだとしている。

 これまでの調べでは、蓮本容疑者が運営する長田区の障害者就労支援事業所で、障害者にゴルフ用品の清掃や発送作業をさせ、ネットオークションで転売していた。

 県警は10月下旬、同容疑で4人を逮捕。盗品を保管していた倉庫から約1千点を押収した。

2018.11.15      

 


障害者就労支援で農業者と連携 加古川に新施設オープン

2018年11月17日 15時45分46秒 | 障害者の自立

 農業者と協力し、障害者の就労支援に取り組む農福連携の福祉施設「笑の里」が16日、兵庫県加古川市西神吉町宮前にオープンする。障害者が農作業や野菜の加工、販売などに携わり、工賃を受け取って自立への足掛かりにする。関係者は「仕事のやりがいや技術を学び、できれば農業の担い手になって」と願いを込める。

 障害児通所支援事業に取り組む一般社団法人「よかさぽ」(西神吉町宮前)が、就労継続支援B型事業所として運営する。建物は2階建てで延べ約140平方メートル。キッチンや食堂、作業室を備える。スタッフは5人。

 同町宮前の農業者らでつくる農事組合法人「みやまえ営農」が協力し、農作業の技術指導をする。

 施設の障害者らは、みやまえ営農で米、サツマイモ、キャベツ、スイートコーンなどの生産を手伝い、対価として農作物を受け取る。また、形が規格外で市場には出せない野菜を購入し、加工して販売したり、調理してランチを一般客に提供したりする。

 施設の隣に約千平方メートルの畑があり、季節の野菜を植える予定。直売も視野に入れているという。よかさぽ代表の阿部博美さん(58)=加古川市=は「工賃は収益で賄う。夢があっても作業を覚えられない障害者が多いが、自分の得意分野を施設でゆっくり伸ばしてほしい」と期待している。

 みやまえ営農代表理事の佐伯真究さん(71)も「多くの農家が後継者不足に悩んでいる。農業への興味を育み、障害者の就労に結びつけたい」と話している。

 農福連携についてはJA兵庫南も注目しており、9月に障害者を対象にした農業体験会を稲美町で開催している。

 笑の里では定員20人で利用者を募集している。午前9時~午後3時。ランチ営業はスタッフが16日から始める(午前11時~午後2時)。笑の里TEL090・3282・1350

2018/11/16       神戸新聞NEXT

 

「笑の里」で野菜を販売する阿部博美さん(中央)と佐伯真究さん(左)ら=加古川市西神吉町宮前

16日にオープンする「笑の里」=加古川市西神吉町宮前

 


引きこもり、障害者らの“家” 17日、神埼にオープン

2018年11月17日 15時36分23秒 | 障害者の自立

「気軽に利用して」 

 引きこもりの若者や障害者らが気軽に利用できる居場所として、「みんなのおうち ほわ~っと」が17日、神埼市千代田町にオープンする。障害のある子どもを育てた母親や、NPO法人ワーカーズコープ「佐賀夢根っこ」が連携して運営し、「何か困ったときに、行ってみようという気持ちになってもらえる場所にしたい」と意気込む。

 障害児の放課後等デイサービスなどを手掛ける「佐賀夢根っこ」が、障害者や引きこもりの若者が就労できる環境、定年退職後に働き続ける意欲のある高齢者が輝ける場所づくりを思い立ち、関係者に呼び掛けて運営委員会(7人)を立ち上げた。

 空き家を活用し、9部屋にカフェスペースなどを準備。午前10時~午後4時まで、市内外を問わず誰でも利用できる。

 運営委員会の長谷川純恵会長=吉野ヶ里町=は、「気兼ねなく立ち寄れる場所があれば気持ちが元気になる」とダウン症の長女(31)がいる自身の経験を糧にサポート役に徹する。

 17日午前11時からは開所式があり、正午からはみんなの食堂交流会が開かれる。定休日は日、月曜日。軽食を楽しむことができるカフェや洋裁教室、織物教室なども実施していく。問い合わせは「みんなのおうち」、電話0952(37)1615。

神埼市に開所する地域共生福祉拠点「みんなの家」。運営メンバーは「誰でも来て下さい」と呼び掛ける=神埼市千代田町

11/16         佐賀新聞


障害者がつくる「最高のワイン」 足利「ココ・ファーム・ワイナリー」あす・あさって収穫祭

2018年11月17日 15時12分37秒 | 障害者の自立

 足利市田島町の知的障害者支援施設「こころみ学園」のワイン醸造所「ココ・ファーム・ワイナリー」で17、18の両日、毎年恒例の収穫祭が開かれる。ワイン造りへの第一歩を踏み出したブドウ畑の開墾から今年で60年。支援者や愛好家に感謝を込めて盛大に行われる。(梅村武史)

 祭りの会場となるブドウ畑は平均斜度三八度の山の急斜面。一九五八年、当時市内の中学校で知的障害児学級の担任だった川田昇さん(二〇一〇年に八十九歳で逝去)が生徒らと二年かけて開墾した場所だ。

 保護者らの出資で設立されたワイナリーが八四年に醸造認可を受け、ワイン造りが始まった。除草剤は使わず、一房一房に傘をかけ、鳥やイノシシを追い払い、虫を取り除く。現在十七~九十六歳までの約百四十人が手間暇掛けてブドウを育てている。こころみ学園の名前の由来は「人が本当に人間らしく生きられる施設に。それをこころみる」という川田園長の思いからきている。

 「ココワイン」の評価を一気に高めたのは八九年、醸造責任者に就任した米国人ブルース・ガットラブさん。川田園長と交わした唯一の約束は「哀れみの一本ではなく最高の一本を」。障害者がつくるワインだからという妥協を排除し、世界の要人にも供されるワインに成長した。

 収穫祭会場では、今年収穫されたブドウから造った収穫祭限定の「できたてワイン」をはじめ、二〇〇〇年九州・沖縄サミットで晩さん会の乾杯に使われたスパークリングワイン「NOVO」、〇八年北海道洞爺湖サミットの総理夫人主催夕食会に登場した赤ワイン「風のルージュ」、一七年英国メイ首相歓迎夕食会で提供されたスパークリングワイン「北ののぼ」も楽しむことができる。

 川田さんの長女でワイナリーの池上知恵子専務(68)は「ココワインを愛し、支えてくれた方々に感謝しています。大いに楽しんでほしい。五百年、千年と続くワイン造りをめざして頑張っていきます」と話していた。

 両日とも午前十時~午後三時。参加費三千円。雨天決行。午前八時半から東武足利市駅、JR足利駅から臨時シャトルバス(片道五百円)が出る。収穫祭に関する電話ガイドは=電0284(42)1807=へ。

開墾から60年を迎えた収穫祭会場のブドウ畑について語る池上知恵子専務

2018年11月16日         東京新聞