ゴエモンのつぶやき

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障害者 暮らしやすく 茨木市が条例施行半年

2018年11月08日 11時44分45秒 | 障害者の自立

 茨木市は今年4月、「茨木市障害のある人もない人も共に生きるまちづくり条例」を施行した。行政や市民、事業者が“共に生きるまち茨木”の実現を目指す。施行から半年が経過したが、障害に対する理解を深め、障害者が暮らしづらさを感じる社会的障壁を解消する取り組みを推進している。

 「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が2013年に制定され、16年4月に施行された。大阪府も同年、同様な目的の「大阪府障がいを理由とする差別の解消の推進に関する条例(大阪府障がい者差別解消条例)」を施行した。

■市民と共に

 茨木市は16年、高齢者や障害者を対象にアンケートを実施。障害者から「就労や日常生活の中で、差別のような空気を感じる」などの声が上がった。他自治体で障害を理由とした差別解消に特化した条例制定が進む中、同市は手話言語条例を盛り込んだ総合的な条例づくりを始めた。

 17年には障害のある人や市民が加わった専門部会を立ち上げ、条例の検討が始まった。今年、市制施行70周年を迎えたが、条例を作る段階で市民が入るのは初めての試みとなった。

 「条例を作っただけでは『絵に描いた餅』。条例を具体的に取り組むことが大切」と、市障害福祉課の河原勝利課長は強調。条例は「共に生きるまち茨木」を実現するため、それぞれの立場でできることに取り組むことを責務としている。

■活動の後押し

 市は、不特定多数の人が利用する飲食店などを対象に、階段の手すり設置や段差の解消工事、筆談ボードやスロープ購入などを助成する事業を進める。障害者のバリアーとなる「社会的障壁」を解消するのが狙いだ。

 10月下旬、同課の職員と茨木障害フォーラム事務局長の六條友聡さん(42)が、市内の商店街の店主らに事業を説明した。

 六條さんは、全身の筋肉が痩せ、筋力が弱くなる先天性の病気で、車いす生活を送る。市は、障害のある人と一緒に街を歩くことで、当事者の目線で気付くバリアーを見つけていく。

 市障害福祉課は市役所のバリアー解消につなげようと、毎朝の朝礼で窓口の会話で使える手話を1日1文、練習もしている。

 六條さんは「各自治体で条例を作ることは大切。活動の後押しになる」と条例施行を歓迎しながら、「すぐに何か変わるわけではない。条例があってもなくても、障害を理由とした差別や社会的障壁の解消を進める取り組みをしないといけない」と話した。

六條さん(左)と茨木市障害福祉課の職員が一緒に茨木阪急本通商店街を歩き、街にある社会的障壁を探る=10月、茨木市元町
朝礼で紹介する手話を練習する障害福祉課の職員たち=10月、茨木市役所

思いやりの一歩を 障害者差別解消へ講演会

2018年11月08日 11時26分44秒 | 障害者の自立

 障害者差別解消法への理解を広げる「福祉講演会」が、前橋市総合福祉会館で開かれた。行政や民間の関係者が登壇し、取り組みや課題を発表。来場した160人が、自分もできる思いやりやバリアフリーについて考えた。

 県障害政策課長の小林啓一さんは、差別の解消に向け、県の責務や県民らの役割を定めた条例の制定を目指していると紹介。前橋市障害福祉課長の矢嶋章光さんは、市職員の対応要領を定め、差別的な対応をしないよう意識共有を図っていると説明した。

取り組みを紹介する(左から)小林さん、矢嶋さん、飯島さん、上村さん

2018/11/07         上毛新聞ニュース


障害者雇用水増し、再発防止策に助言 県が促進検討委設置

2018年11月08日 11時06分47秒 | 障害者の自立

 障害者雇用の水増し問題で、県は6日、再発防止策などに専門的な立場から助言を行う第三者機関「障がい者雇用促進検討委員会」を設置した。

 委員は、厚生労働省の「今後の障害者雇用促進制度の在り方に関する研究会」委員だった法政大教授の真保智子さん、県障害者施策審議会の委員も務めた弁護士の内嶋順一さん、県社会福祉協議会の伊部智隆さんの3人。

 委員会は今後、水増し問題を受けて発足した県庁内の検討会がまとめる再発防止策について、随時助言を行う。障害者雇用促進の制度の在り方についても、年度内をめどに一定の結論を出す。また、障害のある当事者を委員会に招き、直接意見を聞く場も設ける。

 黒岩祐治知事は同日の定例会見で、「今までやってきたことを総合的に振り返りながら、どのように取り組めばいいか、外部の皆さんの意見を聞きながら検討していきたい」と意義を述べた。さらに「再発防止策のうち、検討委員会の結論を待たずにできるものは、速やかに取り組んでいく」と強調した。

神奈川新聞|公開:2018/11/07


青森市議当選者「思慮のなさの結果」謝罪

2018年11月08日 10時35分54秒 | 障害者の自立

不適切ツイート

 10月28日投開票の青森市議選で初当選した無所属新人の山崎翔一氏(28)が5日、青森市内で記者会見し、ツイッターの匿名アカウントで高齢者や性的少数者(LGBTなど)らへの差別的な表現を含む投稿をしていたとして謝罪した。「深く考えた投稿でなく、思慮のなさの結果。公の発言には変わりなく、おわび申し上げる」と陳謝。26日から始まる議員職については「職務を全うしたい」と述べた。

 山崎氏は8月下旬から10月下旬にかけ「片腕落として障害者雇用」「年金暮らしジジイを舐(な)めすぎ 平日の役所窓口で罵声叫んでるのだいたい爺(じい)さん」などと投稿。インドで見た光景として「デリー行きの電車に乗った時、おかまの物乞い来たな~」と性的少数者への差別的な表現で投稿もしていた。

 アカウントは私用で「友達との会話のやり取りの中のものだった」と釈明。「批判や失望の声が上がったが、応援しているとの声もあり、議員活動を通して誠意をもって対応したい」と述べた。

 山崎氏は市議選(定数35)で2124票を集め、28番目の得票で当選し、任期は4年。10月31日夜、選挙用に使っていた実名のアカウントで、問題の投稿をしていたことを明らかにしていた。【一宮俊介】

山崎翔一氏会見の主な発言

 記者会見での山崎翔一氏の主な発言は以下の通り。(言葉の表現は発言のまま)

 <それぞれの投稿の意図>

 「片腕落として障害者雇用」は、当時あった障害者の水増し雇用問題に関連して投稿したものだった。「年金暮らしジジイ」の投稿は、友達の「仕事で疲れて元気がない。年金暮らしジジイになりたい」という旨の投稿に対し、「爺さんは君より元気がある」という趣旨で返信した。

 「福沢諭吉『バッカも~ん!ワシが書かれた紙を持って、特定の店に行けばそんなことにはならずに済んだのじゃ~』」は、大学生が性的暴行をした事件に関連し、特定の店で処理すれば性暴力事件は起こらないとの趣旨だった。「おかまの物乞い」の投稿は、実体験としてトランスジェンダーの物乞いの人にインドで出会ったという趣旨だったが、単語が差別的なものと知らなかった。

 <投稿が差別的とは思わなかったのか>

 深く考えた投稿ではなく、思慮のなさの結果。軽はずみだとしても自分が投稿したものなので、傷ついた方には本当に申し訳ない。今ツイートを見返すと、市民の立場だったら侮辱的だととらえるのは自然だと思う。

 <市議になろうと思った理由>

 青森市で生まれ育ち、その後東京に出たが、青森市の街がどんどん寂れていると感じていた。市議に若者の意見を反映できる人がいないと思ったので(出馬を)決意した。青森市を、住みたいと思われるような魅力ある街にしたい。

 <議員を務める意向の理由>

 批判や失望の声が上がったが、応援しているとの声もあった。周りの声援に応えて、高齢者、年金受給者、障害者、LGBT、性的被害者の方々に、議員活動を通して誠意を持って対応したい。(傷ついた方に)全然配慮がなかったところがあるので、知識を深め、市政へ反映できればいいと思っている。

 


障害者スポーツの理解へ義足体験

2018年11月08日 10時30分51秒 | 障害者の自立

 小学生に障害者スポーツへの理解を深めてもらおうと、富士河口湖町で競技用の義足を体験する授業が行われた。
 この授業は、2年後の東京パラリンピックでフランス・トライアスロンチームの事前合宿を受け入れる富士河口湖町が企画した。授業では、小学4年生の時に交通事故によって左足を失い、陸上短距離でパラリンピック出場を目指す山下千絵選手が講師を務めた。
 町内から参加した約100人の児童は、山下選手から日常用と競技用の義足の違いについて説明を受けた後、実際に義足を付けて歩いたり、ジャンプしたりして障害者スポーツの過酷さを体感してい た。町の担当者は「障害のある人と小さいころから触れ合い、心のバリアフリー化を図りたい」と話している。

2018.11.06       日テレNEWS24