ゴエモンのつぶやき

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障害者アート、仕事につなぐ 企業などに有償提供、作家に還元

2019年10月10日 16時11分30秒 | 障害者の自立

 大分県内の障害のあるアーティストを一般企業やデザイナーらに紹介し、作品を広く商業利用してもらう仕組みを大分市内の民間デザイン会社が構築している。障害者アートには見る人の心を打つ力のある作品が多い一方で、自らPRすることがなく、その才能は埋もれがち。魅力を広く発信し、仕事につなげようと取り組む。  市内のデザイン事務所「カスガデザインルーム」の古庄優子代表が立ち上げた事業「アートストレージ」。「芸術作品の保管場所」という意味で、2014年から主に知的障害のある作家の作品データを預かり、有償で提供している。

  現在、県内在住の10~60代の8人が所属。作家によっては新規の創作依頼の仲介なども行う。作品に興味を持っても、誰を通じて仕事を依頼すればいいか分からないといった問題を解消し、これまでに会報誌やチラシの挿絵、テレビ番組のロゴデザイン制作といった仕事につないだ。著作権利用料などとして作家に還元する。

  古庄さんは、県内の障害のある作家たちによる絵画展「元気のでるアート!」の広報のためのグラフィックデザインの仕事を受けた縁で、「アールブリュット」に感銘を受けた。アールブリュットとは、専門的な美術教育を受けていない作家が他者を意識せずに創作したアートのことで、「生の芸術」という意味のフランス語。古庄さんは「福祉や障害については専門外だが、アートへのリスペクトを大切に作家とつながっている」と話す。  ホームページでの紹介のほか所属作家の作品展も開き、魅力をPRしている。「印刷物だけでなく、テキスタイルや服飾、グッズなど活用方法はまだまだあると思う。それぞれの作品の特長を生かせるよう、各分野のデザイナーとも連携し価値を高めていきたい」としている。

 問い合わせは☎097-538-2356。                                                                    

  ※この記事は、10月10日大分合同新聞朝刊17ページに掲載されています。


くん炭で農福連携 中能登 障害者施設、もみ殻再利用

2019年10月10日 15時51分06秒 | 障害者の自立

商品化へ「循環できる農業を」

 農業と福祉の連携を図る「農福連携」に取り組む中能登町の障害者支援施設「つばさ」が、オリジナルのくん炭の販売へ乗り出す。以前はごみとして処分していたもみ殻を肥料に生まれ変わらせた。施設職員の今井宏晃さん(37)は「すべてを有効活用して、循環できる農業を目指したい」と期待を寄せる。

もみ殻から作ったくん炭を手に笑顔の今井宏晃さん(左)ら=中能登町良川で

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 くん炭は畑にまいたり、育苗ポットの底に敷いたりして使う。アルカリ性のため、酸性の土壌にまくことでpH(酸性、アルカリ性の度合いを示す数値)を中和させるほか、微生物を増殖。土の保水性や通気性も高め、作物の育ちを助ける役割がある。

 つばさには、稲刈りを終えた地元農家たちが、もみすりに訪れており、その過程で大量のもみ殻が生まれていた。今井さんは「もみ殻は土に返りにくく、処分に困っていた」と明かす。もみ殻を再利用できないか考えていたところ、知り合いに「くん炭にしてみたら」と提案された。

 昨年冬から試験的に作り始めた。機械で八時間ほど焼き天日干し。乾燥させたら、施設利用者が検品し、袋詰めしていく。製造は天候に左右されるため、大量生産は今の段階では難しいが、商品化のめどがついたという。

 発売時期は未定ながら、今井さんは「ある分のもみ殻でどんどん作っていく。無農薬なので安心して使えますよ」と話している。

 くん炭は十八リットルで八百円、六リットルで三百円(いずれも税込み)となる予定。製造でき次第、イベントや施設が開くマルシェなどで販売する。(問)つばさ0767(74)2055

10月10日         中日新聞


仕事内容や賃金など説明受ける 障害者就職面接会

2019年10月10日 15時37分02秒 | 障害者の自立

 就職先を探している障害者を対象とした障害者合同面接会が9日、米子コンベンションセンターで始まった。参加した障害者らは自身の能力や経験、配慮してほしいことなどを説明した上で、参加事業所から仕事内容や労働条件などについて詳しい話を聞いた。10日まで。

2019年10月10日      日本海新聞


道後アートに福祉の輪 障害者・高齢者作品展示へ

2019年10月10日 15時30分16秒 | 障害者の自立

  2019、20年度に展開する「道後アート」(実行委員会主催)で、松山市は8日、市内の福祉施設に通う障害者や高齢者らの作品を展示する「ひみつジャナイギャラリー」を14日から道後地区のホテルや旅館、商店など8カ所で始めると発表した。期間は21年2月末まで。

 市民や観光客らが障害の有無などにかかわらず一緒に楽しみ、交流人口の拡大を目指す「ひみつジャナイ基地プロジェクト」の一環。東京芸術大美術学部長の日比野克彦教授が監修・メインアーティストを務めている。

 同ギャラリーでは、28組から応募があった絵など全70作品ほどを山澤商店倉庫(道後湯之町)で展示するほか、デジタルデータ化し道後観光案内所(同)など2カ所でモニターを使って紹介する。さらに、他の店舗ではTシャツや看板などのコラボ作品が登場する。

 初日の14日には、「ひみつジャナイ基地」設計コンペの最終審査会(午後1時~5時半、観覧自由)が宝厳寺(道後湯月町)で開かれる。「基地」は寺へと続く上人坂エリアに設け、事業終了後も活用できる交流拠点を目指す。松山市出身のアーティスト、キムテボンさん(38)によるワークショップ(午前10時~正午)も上人坂の坂下広場であり、「ヒッチハイク(俳句)」屋台で市民や観光客から俳句を集める。

 8日に定例会見した野志克仁市長は、道後温泉本館の保存修理工事を開始した1月15日から9月末までの本館、別館飛鳥乃湯泉(あすかのゆ)、椿の湯の3館合計の1日平均入浴客数について、前年同期比で5%の減少にとどまっていると説明。「これからも一喜一憂することなく、地域の皆さんとやるべきことをしっかりやる」と述べた。

 道後アートの問い合わせは、市道後温泉事務所=電話089(921)6464。

2019年10月9日(水)(愛媛新聞)

 


高岡の選手 「成果発揮を」 全国障害者スポーツ大会激励会

2019年10月10日 14時55分58秒 | 障害者の自立

 全国障害者スポーツ大会(いきいき茨城ゆめ大会)に高岡市から出場する六選手の激励会が八日、同市役所であった。

 選手は、100メートル走とジャベリックスロー(やり投げ)の二種目に出場する高坂篤季(こうさかあつき)さん、音の鳴る球を使うサウンドテーブルテニスの徳市和美(とくいちかずみ)さん、フライングディスク立位の舟守一枝(ふねもりひとし)さん、車いすバスケットボールの寺内一真(てらうちかずま)さん、高田淳一(たかたじゅんいち)さん、円山真一(えんやましんいち)さん。

 高橋正樹市長が「みなさんの活躍が、見ている人の励みになります。実力を発揮し、良い成績を残されますように期待します」と選手らを激励した。

 舟守さんは「ディスクは少しの風でも影響される。台風が心配。練習の成果を発揮したい」、徳市さんは「アイマスクを着けてするので、練習しないと難しいです」などと話した。寺内さんは欠席した。

 大会は十二~十四日、茨城県の笠松運動公園陸上競技場などで実施される。

大会に向けてガッツポーズする選手(前列)

2019年10月9日         中日新聞