ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者就労支援に風穴=国の制度改正に期待高まる

2019年10月14日 14時55分29秒 | 障害者の自立

 重度障害者が就労する際に訪問介護サービスを利用できない問題をめぐっては、公費負担に風穴が開きつつある。さいたま市は今年度、全国の自治体で初めて、勤務中の訪問介護サービス費用を市が支援する制度を試行的に導入した。従来、雇用主の責任としてきた国も、福祉施策として支援することについて検討を始めており、関係者の間で、制度改正への期待が高まっている。  さいたま市は当初、国に規制緩和を要望したが、結論が先送りされたため、独自支援を決めた。今年度予算に298万円を計上し、在宅で勤務する重度障害者への訪問介護費用を全額負担する。  制度を利用して在宅勤務を始めた矢口教介さん(31)は「障害があって仕事ができないのではなく、仕事はあるのに制度がなくてできないのはおかしい。一生懸命働いて、国の制度改正が必要だということを示していきたい」と語る。  一方、先の通常国会で成立した改正障害者雇用促進法の付帯決議は「制度の谷間で働く機会を得られない障害者の置かれた現状を解消する」と明記している。厚生労働省は7月、就業する障害者に対する介助の公費負担問題に関する検討チームを立ち上げた。  「現行制度はディズニーランドに行くなら介護サービスを使えるが、会社に行くなら使えない。障害者が働くという概念がなく、考え方が古い」。障害者の地方議員らによる「障害者の自立と政治参加をすすめるネットワーク」代表で、さいたま市議の伝田ひろみさん(71)はこう主張。7月の参院選で重度障害者2人が初当選したことを受け「問題が可視化された。ぜひ国の制度を見直してほしい」と語る。

さいたま市の重度障害者の就労支援制度を活用して在宅勤務している現状について、有志の報告会で説明する矢口教介さん=9月21日、同市 

さいたま市の重度障害者の就労支援制度を活用して在宅勤務している現状について、有志の報告会で説明する矢口教介さん

\–– ADVERTISEMENT ––
 
 

  【時事ドットコム】       2019年10月13日07


介助独自ルール、熊本市のみ=問われる障害者対策-都道府県・政令市議会アンケート

2019年10月14日 13時56分43秒 | 障害者の自立

 全国の都道府県・政令市議会を対象に、時事通信がバリアフリーについてアンケートを実施したところ、障害を持つ議員への介助に関し独自ルールがあるのは、67議会中、熊本市のみであることが分かった。国会では、重度の障害を持つ参院議員が誕生し、「」の費用負担などの対応に追われている。地方議会でも、障害を抱える議員が議会活動を行うための体制が十分整備されていない実態が明らかになった。  アンケートは8月下旬から9月にかけて47都道府県と20政令市の議会事務局を対象に実施。全議会が回答した。  それによると、日常的な議員活動中の介助費用の負担について、独自にルールを制定している地方議会はなかった。ただ、熊本市議会では、車いす生活を送る議員が1999年に初当選したのを機に、バリアフリーの議論に着手。行政視察の際に移動をサポートする介助者の交通費や宿泊費などの旅費を公費で負担する独自ルールを委員会で申し合わせた。  独自ルールとまでは言えないとしつつも、障害を持つ議員が在籍する鹿児島県議会は取材に対し、熊本市と同様の運用を議長と副議長が了承していると回答。さいたま市議会は、政務活動費(政活費)の使途に関する運用指針で、会派や議員個人が視察を行う場合、介助同行者の交通費や宿泊費などを政活費から支出することを認めている。  一方、議会内でのハード整備は着々と進んでいた。車いすでも利用可能な多目的トイレの設置状況を尋ねたところ、青森、静岡、和歌山の3県と静岡市を除くすべての都道府県・政令市が設置済みと回答。広島県や神戸市などでは、人工肛門・ぼうこうを付けた人(オストメイト)向け設備もあった。  視覚障害者用点字ブロックは都道府県の6割、政令市の45%がそれぞれ整備し、手話通訳も都道府県の85%、政令市の75%が対応。ループ状のアンテナから音声を拾い、補聴器を通じて聞き取りやすくする「ヒアリングループ」などの聴覚補助設備は、茨城、東京、愛知、大阪、徳島、長崎など10都府県とさいたま、川崎、名古屋、堺、北九州の5市が導入していた。

熊本市議会本会議で、起立の代わりに挙手で採決に参加する市議の村上博さん(中央)。村上さんは車いすで生活している

時事ドットコム      2019年10月13日


他者から“見えにくい障害”…聴覚障害をVR体験すると日常が一変!

2019年10月14日 13時39分00秒 | 障害者の自立

グループホームには様々な工夫が

2019年1月、新潟市江南区に新たに完成した1軒のグループホーム。 その生活の様子を覗いてみると。 NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; 皆さん、楽しそうに団欒をされていますが、会話は手話です

利用者同士で交わされる、手話による会話。 テレビ番組も字幕で楽しむ。 県内では初めてという、聴覚に障害がある人のためのグループホーム「かめこや」。 施設の中には様々な工夫が施されている。
ピンポン♪(玄関の呼び鈴)
NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; あ、呼び鈴が鳴らされると光るんですか?
音だけでは訪問者に気付かないことから、光で知らせるインターホンに。

NPO法人にいまーる 臼井千恵理事長; 元々は、押し引きする開閉するドアになっていたが、ろう者の場合はドアの向こうに誰かがいてもわからないんですね。足音も聞こえないので
扉は、足音が聞こえないことでぶつかってしまわないようスライド式にしたほか、向こうが透けてみえる「すりガラス」を使っている。

ここに入居するのは、例えば耳が聞こえない中、家族が亡くなって単身での生活に困るなど、それぞれに事情を抱えた人たち。
NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; ここでの生活は快適ですか?
木村良さん; 快適です
入居者の一人、木村良さん(42)。 ここで生活しながら、日中は「かめこや」を運営するNPO法人が以前から運営している就労支援施設で、自転車でのメール便の配達などに従事している。

木村良さん; メール便の配達の時に、お客さんにありがとうと言われたり、飲み物を頂いたりするときもあるので、それがうれしい
施設に集まる人の聞こえない度合いは様々。 その中で、木村さんの聴覚障害の程度は比較的軽いもの。 しかし、これまでには辛い経験をしてきた。
木村良さん; いじめられたこともあった。ショックでした
静かな所での1対1の会話はなんとか聞きとれるものの、複数人が話している場では聞き取りができないことから、「聞こえないふりをしているのではないか」と理解のない言葉を投げかけられ、傷ついた事があるという。 見た目には障害がわかりづらいことから、「見えない障害」とも言われる聴覚障害。 施設を運営するNPO法人の理事長で、自らも聴覚障害を抱える臼井千恵さんは、そうした現状が、聴覚障害者向け施設の整備が進まない理由でもあると話す。
NPO法人にいまーる 臼井千恵理事長; 聞こえないことで、どんな事で困っているのかという部分が一般社会の中ではピンとこないので、グループホームなどの施設が必要という認識がまだまだ広がっていない

VR体験で「見えてきた」こと

では、一体聞こえない世界とはどのようなものなのか。 先日、新潟市中央区で開かれた催しで用意されたのはバーチャルリアリティ、いわゆるVR。 ヘッドホンなどの機材を装着した参加者の目の前に広がるのは、日常の風景。 しかし…
NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; 道路をゆっくりと歩いています。 お!車が後ろから急に追い抜いて行きました。かなり近かったが、通り過ぎるまで気付かなかった

これは、聴覚障害がある人にとって日常の音がどのように聞こえているのかを再現しようと開発されたDeaf VR 。 急に至近距離を走り抜いて行った車だが、健聴者の場合、こう聞こえている。
ビーッ♪(車のクラクション)
NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; 車はクラクションを鳴らしていたんですね
聴覚障害者は、音の大きさ・高さによってほとんど聞こえなかったり、こもって聞こえたりする。 続いて、家族で囲む食卓の一幕では…
NST新潟総合テレビ 杉本一機キャスター; 何を話しているのかわからないですが、家族はみんな盛り上がっています。 ちょっと会話に入っていけない、さみしさ、孤独感みたいなものが …。

なんとなくの音は聞こえるものの、わからない会話内容にこみあげる疎外感。 実際には、家族でこんな会話がかわされていた。
娘)きょうドッジボールで勝ったんだよ 父)すごいね何人に当てた? 娘)3人に当てたんだ 父)やっぱりパパの子だ
今回この体験会に参加した多くは、周りに聴覚障害者がいる人たち。
参加した女性A; 周りの音が何もないというのは、すごく怖いことだと感じた
参加した女性B; 生活の中で一緒に楽しめないという気持ちを、初めて知りました
開発した企業の担当者は、聴覚障害への理解が進んでいるとは言えない中、まずは聴覚障害者がどんな世界で生活しているのかを、健聴者が知ることが第一歩だと話す。
シー・エヌ・エス 牧村正嗣さん; こういう世界に住んでいる人がいるんだというのを知ってほしい。知っているのと知らないのとでは大きく違うと思うので、とにかく知ってほしい

技術の進歩とあいまって、少しずつ高まりつつある障害の理解に向けた機運。 グループホームを運営する臼井さんも、障害者が生活しやすい社会のために求めることは特別なことではないと話す。 NPO法人にいまーる 臼井千恵理事長; 聞こえない人と会った時に、聞こえる人が『聞こえない?(ならば)逃げる』と言うのではなくて、『わかりました、通じない、じゃあどうしよう、筆談がいいかな、ボディランゲージで使った方がいいかな』とか色々想像力を働かせてもらえれば、私たちはすごく助かる。聞こえる人の歩み寄りと、聞こえない人の歩み寄りと、お互いに歩み寄ることが大事

NST新潟総合テレビ          2019年10月13日


沖縄から茨城へ選手団到着したのに「中止です」 台風影響で全国障害者スポーツ大会

2019年10月14日 13時27分37秒 | 障害者の自立

12日から茨城県で開催予定だった「第19回全国障害者スポーツ大会」は10日、台風19号の接近により中止が決まった。県選手団は同日茨城入りしていたが、到着後に連絡を受けた。肩を落とす選手たちからは「残念だが台風では仕方がない」との声が漏れた。

 沖縄選手団が先頭で入場する予定だった開会式で旗手に選ばれていた陸上50メートル走の新垣圭一朗さん(18)は「緊張していたので安堵(あんど)半分、残念半分」と苦笑いしつつ、「また来年出場できるように頑張りたい」と表情を引き締めていた。

 田中寛選手団長は「楽しみにしていた選手たちの心境を考えると心苦しい。厳しい決断だったと思うが、遠隔地から来る選手のためにもできれば早めに判断してほしかった」と話した。

 県選手団は11日以降、便が確保でき次第、沖縄に戻る。確保できなければ台風が過ぎるまで待つという。

2019年10月12日      沖縄タイムス


松山・大街道で「障がい者芸術文化祭」開催

2019年10月14日 13時15分14秒 | 障害者の自立

障害者アーティストと一緒に作品作りを楽しむイベントが、13日、松山市の大街道商店街で開かれた。
「障がい者芸術文化祭」は、障害者アーティストの作品発表の場を設けるとともに、障害について広く理解を深めてもらおうと愛媛県が初めて開いたもの。
会場には、愛媛在住の障害のあるアーティストらの作品が、約200点展示されているほか、作家と一緒に作品作りを楽しめるコーナーも用意された。
自閉症による発達障害のある芸術家・石村嘉成さんのぬり絵コーナーでは、石村さんの版画の原画に参加者が思い思いの色を塗って、石村さんとの合作を完成させた。
また会場では、障害者が作ったお菓子やパン、アクセサリーなどの バザーも開かれ買い物客らが足を止めていた。
県は今年12月に、県美術館で「障がい者アート展」を開く予定で、担当者は、障害者の社会参加の場を増やしていきたいと話している。

2019.10.13        日テレNEWS24