やさしくしゃべるということ

2008年11月11日 17時31分35秒 | 自分の意見の陳述
優れたnative speaker の指導を聞いていると、やさしくしゃべりなさいといいます。中学生の英語だったらどういいますかと? このinstructionはすばしいと思います。ですが、ここで明らかになる事は、自分の英語の基礎が試されるということです。例えば一番端的な事は、冠詞の問題です。冠詞がつくのかつかないのか? 名詞を複数にしたほうがいいのかどうか? こうした問題は多くの日本人にとって不得意の分野だと思いますが、ここで逃げていたのでは、簡単な英語が使えないのです。一度冠詞と向き合い、チャレンジすべきです。冠詞は英語のエセンスとも言えます。冠詞が難しいのは、正解が一つではないからです。ですが、筆者の頭の中がどうなっているかが問題です。その思考法が妥当なら、妥当なのです。その思考法こそを身に付けるべきです。簡単な英語を話すとはそうした意味合いを持ちます。簡単な英語が話できるようになれば、その人の英語は本物なのでしょう。
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落語の国際性

2008年11月11日 16時42分27秒 | 自分の意見の陳述
名前を忘れましたが、桂三枝のお弟子さんで、米国を半年くらい、英語で落語をしてまわった方がいました。それをTV紹介していました。この方の英語はうまくて、おそらく落語家になる前に、英語を相当勉強された方と思います。英文学科あたりを卒業したのかもしれません。その英語による落語を聞いていて思った、落語の国際性を以下に記してみます。
①間の取り方は、日本語の落語と似ている。一つのセンテンスの中の間の取り方というよりも、いくつかのあるまとまったセンテンスの塊ごとのまのとり方は、日本語の落語と同じようである。またそうした間を取らないと、entertaimentにならない。
②しぐさは、まさに世界に通づる。英語を話す日本人が落語のしぐさを研究すれば、その者の表現力が向上することは間違いない。
③落語の笑わせ方には二つあるようである。言葉の語呂合わせで笑わせるやりかた。a homophone ですね。これは難しい。私の最近の語呂合わせで、「法隆寺で百済観音をみてきたけど、クダラナクはなかったぜ」という語呂合わせは、英語では表現できないと思います。笑わせるなら、論理で笑わせるやり方である。そのお弟子さんが採用していたのも、この方面の笑わせ方であった。

ヤナギヤコサンジさんは、落語でお客を笑わせるためには、お客を笑わせようとしたら駄目だと自分に言い聞かせているようである。その話自体がおかしいのがいいのだそうである。「めんどうくさがりやが長屋に大分に集まってきたのでここらで、無精者会でも作ろうかとなって、みんがよって、いろいろと思案してきたのだが、最後やっぱし、めんどうくせいやとなって、やめてしまった。」というような話は、英語でも落語に出来そうです。
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声の出し方

2008年11月11日 16時15分50秒 | 自分の意見の陳述
 今年の夏以降私が特化してきたのは、英語で話すときの声の出し方です。日本語でも落語家は自分で声の出し方を練習して、自分のスタイルを作るわけですが、そこまで真剣ではなくとも、それに似た感じのことでした。
 前にも申しましたが、調子の悪いときは、声のpitchを変えてみる。すこし高くするわけです。
その他気づくことは、エの音をアに近い音に修正すること。ceremonyのreの音ですね。
 それから無理に母音を入れないこと。historical のcal なぞは、母音が消えるほうが多いようで、辞書などでも、kl となって、母音がとぶことが標準らしいことを示している。学生時代の固定観念で、丁寧に音を出す必要がないことに気づく。
 時々は、大きな声でしゃべることです。あまり小さな声では、何かが身につかないような気がする。あれ程度以上の声を出して初めて気づくこともあるように思われる。
 それと、間の取りも意識したことです。間の取り方をまねたらいいと思う日本人のspeaker はそうはいなくて、逆に、あのまねをしてはならないと、思うことが多い。間の取り方のうまい人が英語をゆっくりしゃべると、それは格好のいい英語なのですが、間の取り方の悪い人がゆっくりしゃべると、めちゃめちゃに聞こえてくるといった差異があるのは、お分かりの事でしょう。この間の取り方について解説した本は皆無といってよく、自分で考えるしかない。good speakerを観察するしかありません。
 それから一定のしぐさbody action をとると声が出やすくなるということにも気づきます。そうしたクセは積極的に評価すべきでしょう。
 最終的に気づくことは、気持ちよく英語が口から出るようになる、すると、自分のしゃべる英語が記憶されやすくなる。そして、表現法における、基本パターンが自然に整理されてくる。
 英語をしゃべるというのは肉体運動でもあるわけで、自分がこれだと思うテキストをとにかく、何回もしゃべり、文字の内容を肉体化しなければいかません。
あとは、野球選手が毎日キャッチボールするように、自分の気に入った英語を繰り返す。日本人として日本語を使って英語をしゃべる機会が少ないのであるから、それくらいしないと、いけないのでしょう。
 そこで、もう一つ。日本人として英語をうまく使うためには、日本語能力を軽視してはいけない。どんなに逆立ちしても日本語での思考を超える英語の思考が出来るわけがない。むしろ、日本語思考と英語思考にbridge をかける発想になるべきである。私の頭のなかでは、類似性のほうが目につくわけです。語順がちがうだけではないかと。
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A,B and C

2008年11月11日 15時41分06秒 | 自分の意見の陳述
such as A,B and C, like A,B and C 等という表現はおなじみのものですが、話しているときなどには、時々、自分がどこまで進んでいるのかわからなくなるときがあります。そのときに、目印になるのが、and である。時に、orの場合もあることはご存知の通りである。逆に言えば、その事が意識されないような余裕のない喋りでは、まともな英語はしゃべれないということでしょう。こういう問題は、A,B,Cが短い名詞ならあまり問題とならないが、現実の英語は長くなる事もしばしばである。なるべく簡潔にしゃべるべきだとしても、ながくなることもある。あと、よくありそうなのは、one of・・・・という簡単な表現で、of 以下を複数にしないという誤り。要するに基本的な事ではあります。
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from today's Nikkei

2008年11月11日 11時14分01秒 | 新聞記事から
三菱レイヨンが買収 英化学大手 1500億円 日本企業、M&A攻勢
液晶部材用 樹脂原料 世界首位に

Domestic major chemical company Mitsubishi Rayon Co.,Ltd. has decided to take over a Britain's major chemical company named Lucite International for about 150 billion yen. Lucite International is the world's top maker for the materials of liquid crystal and acrylic resin used for automobile components.After the deal this time, Mitsubishi will become the world's top supplyer for liquid crystal and resin materials,having a big lead over the second runner.
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