悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集121 秋の夜は

2007-04-01 04:05:00 | 和泉式部集
2007-0401-yis121
秋の夜は長いと言っても明けるのよ
なのに戸開けを待たずお帰り?   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○詞書は、「門(かど)おそくあくるとて帰りける人のもとに」。今か今かと待っていても、なかなか門を開けてくれない、と言って、帰ってしまった男に遣わした一首。せっかちな方ですこと。秋の夜長は、いずれ明けるもの、門もいずれは開くものなのに…。
¶あけず=「(夜が)明けず」「(戸を)開けず」と掛ける。

□和121:ながしとて あけずやあらん あきのよは
      まてかしまきの とばかりをだに
□悠121:あきのよは ながいといっても あけるのよ
      なのにとあけを またずおかえり?

俳句写真076 薄紅の

2007-04-01 04:00:00 | 俳句写真
2007-0401-yhs076
薄紅の
ヒュアキントスも
愛らしき
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○ヒュアキントス(Hyacinthus。通名はヒヤシンス)。風信子。
□俳写076 うすべにの ヒュアキントスも あいらしき
【写真】玄関周りには、紫と薄紅のヒュアキントスが咲く。後景に鈴蘭。