2007-0401-yis121
秋の夜は長いと言っても明けるのよ
なのに戸開けを待たずお帰り? 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書は、「門(かど)おそくあくるとて帰りける人のもとに」。今か今かと待っていても、なかなか門を開けてくれない、と言って、帰ってしまった男に遣わした一首。せっかちな方ですこと。秋の夜長は、いずれ明けるもの、門もいずれは開くものなのに…。
¶あけず=「(夜が)明けず」「(戸を)開けず」と掛ける。
□和121:ながしとて あけずやあらん あきのよは
まてかしまきの とばかりをだに
□悠121:あきのよは ながいといっても あけるのよ
なのにとあけを またずおかえり?
秋の夜は長いと言っても明けるのよ
なのに戸開けを待たずお帰り? 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○詞書は、「門(かど)おそくあくるとて帰りける人のもとに」。今か今かと待っていても、なかなか門を開けてくれない、と言って、帰ってしまった男に遣わした一首。せっかちな方ですこと。秋の夜長は、いずれ明けるもの、門もいずれは開くものなのに…。
¶あけず=「(夜が)明けず」「(戸を)開けず」と掛ける。
□和121:ながしとて あけずやあらん あきのよは
まてかしまきの とばかりをだに
□悠121:あきのよは ながいといっても あけるのよ
なのにとあけを またずおかえり?