2007-0409-yis129
涙目で後姿を眺めたら
いつしか月を見上げていたわ 悠山人
○和泉式部集、詠む。
○「月のあかく侍りしに、まうで来たりし男の、立ちながら帰りしかば、朝(あした)に」、と詞書。夜、物詣でをする話がよく出るが、いずれも陰陽五行思想に基づいたもの。
¶い(出)でにしかた(方)=<涙の「出づ」と「男」の「出でにし方」をかける。>(新潮版)
□和129:なみださへ いでにしかたを ながめつつ
こころにもあらぬ つきをみしかな
□悠129:なみだめで うしろすがたを ながめたら
いつしかつきを みあげていたわ
2007-0409-yhs082
花つけて
枝ひろげたる
桃樹かな 悠山人
○俳句写真、詠む。
○桃樹よりも桃花と詠うのが一般的。
□俳写082 はなつけて えだひろげたる たうじゅかな
【写真】まだ若い桃園なので、徒枝がない。先日は、紅桜に見間違えて詠んでしまった。
花つけて
枝ひろげたる
桃樹かな 悠山人
○俳句写真、詠む。
○桃樹よりも桃花と詠うのが一般的。
□俳写082 はなつけて えだひろげたる たうじゅかな
【写真】まだ若い桃園なので、徒枝がない。先日は、紅桜に見間違えて詠んでしまった。