悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集134 あきが来て

2007-04-14 00:10:00 | 和泉式部集

2007-0414-yis134
あきが来て嘆く涙がおぎの葉に
乗ってすっかり撓んでしまうの   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○詞書は、「もの言ひわたりける男の、八月ばかりに、袖の露けさ、など言ひて侍りける返り事に」。
¶言ひわた(渡)る=「1 言い続けて日を過ごす。 2 求婚し続ける。恋文などを送り続ける。」(古語辞典)
¶あき=「秋」「飽き」の定番掛詞。「をぎ」も、「荻」「置き」と掛ける。現代詠は、両者に合わせて、「撓む」も残す。

□和134:あきはみな おもふことなき をぎのはも
      すゑたわむまで つゆはおくめり

□悠134:あきがきて なげくなみだが おぎのはに
      のってすっかり たわんでしまうの


短歌写真325 かなしきと

2007-04-14 00:05:00 | 短歌写真
2007-0414-yts325
かなしきと思ひて詠ふかなしびに
つゆ見せざりしつゆはおもしも   悠山人

○短歌写真、詠む。
○古語「かなし」では、「愛し・悲(哀)し」が一体化していた。「かなしび」は、その名詞形。
□短写325 かなしきと おもひてうたふ かなしびに
        つゆみせざりし つゆはおもしも
【写真】紫蘭も、そろそろ目覚めの頃
。スーパーマクロの表現力には感嘆。去年の画像と比較すると、その威力が分かる。

image312 花芯

2007-04-14 00:00:00 | images
2007-0414-yim312
title : center of a tulip
yyyy/mm : 2007/04
memo : tulip。毎年神無月に20~40個植えている球根が、ことしは一つも出ない。初めての大失敗。深く植えすぎたのか。写真は堀り残しの球が開花したもの。スーパーマクロの試用も兼ねての撮影。