悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集124 帰りにも

2007-04-04 04:44:44 | 和泉式部集
2007-0404-yis124
帰りにも寄ると言ったら寄りますわ
ただでは「やましな」なのですものね   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○長い詞書は、和歌の理解の助けになる。「石山に参り侍りける道に、山科といふところにてやすみ侍りけるに、家あるじの、心あるさまに見え侍りければ、いま帰りさまにも、など言ひ侍りしを、よにさしも、と言ひ侍りければ」。石山寺への参詣の往路のこと。京の都を出て郊外の山科で休息(食事? 宿泊?)した。亭主の持成しが気に入ったので、「帰り道も宜しくね」と言ったら、「まさか、そんなことは(お世辞だけでしょう)」と返してきた。そこで一首。このあと一行は逢坂山を越え、琵琶湖畔の打出浜(うちいでのはま)から舟で、大津(どちらも滋賀県)の石山寺へ参詣する。依拠本頭注には、帰途もこの休処へ寄って、こう贈歌したとある。
  君ははや 忘れぬらめど 御垣根を
  よそにみすてて いかが過ぐべき
¶やましな=「(ただにては)止まじな」「山科(の里)」を懸ける。
□和124:かへるさを まちこころみよ かくながら
      よもただにては やましなのさと

□悠124:かえりにも よるといったら よりますわ
      ただでは「やましな」 なのですものね

短歌写真318 天象の

2007-04-04 04:42:00 | 短歌写真
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天象のことさまなるか卯月にぞ
彼岸桜の八重に咲きける   悠山人

○短歌写真、詠む。
○出来上がった短歌の第一解釈は、「四月に彼岸桜が八重に咲いた原因は、異常気象にある」となるか。 作者は、「八重彼岸」では平板だからと、「彼岸桜の八重咲き」の表現にしたのだが・・・。
□短写318 てんしゃうの ことさまなるか うづきにぞ
        ひがんざくらの やへにさきける
【写真】桜もたくさん見ているうちに、名が混乱してくる。たぶん、ところどころ間違っているのではないか。

俳句写真079 君子とは

2007-04-04 04:40:00 | 俳句写真
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君子とは
かくありしかと
蘭に寄る
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○君子蘭(くんしらん)。学名、英名など考えたこともなかったが、電網検索してみると、Clivia miniata、Clivia nobilis、Kaffir lily などが出て来た。何年も、何鉢も育てているが、商品とはまだまだ比べられない。デジカメの新製品を四月初日に入手して、内玄関に飾ってあるこの花を、さっそく撮影した。
□俳写079 くんしとは かくありしかと らんによる
【写真】出荷時設定(3072x2304、ほか一切デフォルト)のままで、レンズを近づけた(仕様は最短W端1cm)。PCでも無処理。600*450 へ、リサイズしただけ。