悠山人の新古今

日本初→新古今集選、紫式部集全、和泉式部集全、各現代詠完了!
新領域→短歌写真&俳句写真!
日本初→源氏歌集全完了!

和泉式部集138 ふり返る

2007-04-18 05:55:00 | 和泉式部集

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ふり返る過去の涙の雨なのに
春景色かと見ているだけね   悠山人

○和泉式部集、詠む。
○珍しく詞書なし。前歌とは別の時、と校注は推測。この長雨は、過ぎし日日を振り返って、私が流す涙なのに、世間はただ時節柄としか、見ていないのね。
¶ふる=「(雨が)降る」「(時が)経る」。

□和138:つれづれと ふるはなみだの あめなるを
      はるのものとや ひとのみるらん

□悠138:ふりかえる かこのなみだの あめなのに
      はるげしきかと みているだけね


短歌写真327 少年の

2007-04-18 05:50:00 | 短歌写真
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少年の心に留めし歌人は
白き桜と咲きて散るらん   悠山人

○短歌写真、詠む。
○茶屋の横に、大きな白桜樹が、満開。来月二十九日は白桜忌。関連歌に、去年四月十二日の「短歌写真 親しきは」。
□短写327 せうねんの こころにとめし うたびとは
        しろきさくらと さきてちるらん
【写真】画像を大分切り取ったので、枝張り・咲き振りは、はっきりしない。

俳句写真085 名刹に

2007-04-18 05:45:00 | 俳句写真
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名刹に
欝金桜の
舞姿
   悠山人

○俳句写真、詠む。
○右近の橘、欝金の桜。ブログで用字の混乱を散見する。絢爛桜花のあとには、地味欝金を楽しむ。
□俳写085 めいさつに うこんざくらの まひすがた
【写真】花曇には映えないな、と思いながら。